36冊目
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「ジュード・グレンと同じ髪色の男だった気がするな」
「あー、そうかも」
ジュードが商業ギルドの帰りに考え事をして尾行された日、カルロスとバートが後を引き受けた時に見ていた。一人だけ銀髪がいた。宿にジュードの兄を騙って入ったのも、その男かもしれない。
「見た目で雇われた男かな。ジュード・グレンくん、触らないから『魔法の書』を見せてもらっても?」
レジナルドがジュードに聞いた。ジュードは頷いて、それから「ジュードでいい」と言った。
「開かなければ、手にしてくれて構わない。ハルが修理中だから気をつけてくれ」
「わかった。ありがとう、ジュードくん」
少し嬉しそうな眼鏡の奥の山吹色の瞳に、ジュードは、自分はどうもこの色の瞳に弱いなと思って、苦笑いした。
魔法鞄から出して、これからは『魔法の書』ではなく『猫の書』と言ってくれと手渡した。
「猫の書?‥‥‥なるほど、わかったよ」
ハルの瞳がパアッと輝いた。レジナルドがそれを見て、何とも擽ったいような思いでぎこちなく微笑んだ。
同じ色の祖父と孫がこの古書店に、しかもキッチンにいる。そんな日が来ることを、亡くなったハルの両親は見たかったに違いないと、ジュードは思った。
レジナルドが、猫の書の濃紺の表紙に触れる。傷みが激しい。中から修理を始めて、順に外側へ、最後の方に
に表紙、とするようだ。
「何故、中から修理をしようと?」
ハルに質問した。
「どれほど魔力を使うのかわかりませんでしたし、最初に『天』部分の修理魔法をしましたら、魔力がグンと減りましたので、一頁ずつの方が良さそうだと判断しました」
「‥‥‥危ないね。だが、良い判断だよ」
レジナルドが顔を顰めた。良い判断だと言われたので、間違っていなかったのだと、ハルはホッとした。
「なるほど。完全に修理するには、魔力が減り時間がかかりすぎるから、ずっとこんなにボロボロのままで残されていたのだろうね」
猫の書を持っていた者たちは、それを惜しんで、指輪を手に入れることだけ考えたのだろう。それで実際に入手出来たかは知らないが。
「猫の書を開くと、ジュードくんは先程の姿になって、閉じると戻るのだね?」
「ああ、そうだ」
ジュードは、商人からの依頼から、これまでのことを簡単に説明した。
カルロスたちがここに来た時はジュードが近くに隠れていたと知って、気配を消したジュードに全く気づいていなかったカルロスとバートは驚いた。だが。
「そんな男が、ギルドからの帰りに尾行されたんだ?」
「うぅ‥‥‥あの時は、その」
バートに言われて、ジュードは言葉に詰まった。まだ自分の中でハルへの気持ちがわからなかった時で、ルークに言われた事を考えてしまって油断していた。カルロスは苦笑した。
「つまり、あの連中はこの猫の書を探しに宿の部屋を探して、なかったものだから、ジュードが魔法鞄で持っているか、この古書店にあるかもしれないと思ったのか」
ジュードが尾行された時に近くに潜んでいた数人を引き受けてバートと撒いたが、結局は時間の問題で、ジュードがここにいることはすぐにわかってしまった。
「なるほどねぇ」と呟いたバートが、紅茶を飲み終わり、立ち上がって古書店の本棚を見て歩いた。
ハルは、商人の関係者が一昨日に他人を利用して猫の書があるかを調べさせていたことを話した。山鳩色の青年が鑑定眼を使ったことは言わなかった。
「あのペラペラ喋る商業ギルドの警備員はどうした?」
カルロスがジュードに聞いた。昨日、クビになったと聞いたばかりだと話したら「まあ当然だな」と頷いた。
最後に、次の新月に合わせてハルと【銀の女神の神殿】に行くと伝えた。
しばらく話を聞いていたレジナルドが、「ありがとう」と猫の書をジュードに返した。
レジナルドは、受け取ったジュードの天色の瞳を見た。穏やかな瞳だ。
ジュード・グレンが古書店にいる理由も、二人が恋人になったことは衝撃を受けたが、理解できた。
似合いの二人だと話をしてみてわかったし、よく知りもせずに反対することで、再び悲しい結果になってしまうのが、怖かった。
「ハ‥‥‥ハル、ちゃん」
緊張して名を呼ぶレジナルドに、ハルは「はい」と返事をした。
「私は、今まで通り、またこの木の曜日に来ても構わないか?王立図書館での仕事は、後任が決まっていて近く退職するから、時間を持て余してしまうんだ」
「まあ!そうなのですか、勿論です」
まさか退職間近だとは思わなかったが、レジナルドの年齢は若く見えるが五十九歳なのだそうだ。ハルもジュードも目を丸くして驚いた。
時間がある時は、こうして一緒に昼食を食べないか?と、少しずつお互いの事を知っていくのも良いかと思い、ジュードが提案した。ハルも賛成だ。
「やった!」
窓テーブルに寄りかかっていたバートが先に喜んだので、レジナルドはタイミングを逃した。カルロスがやれやれと溜息を吐く。
バートは、先程レジナルドが読んでいた本がそのまま窓テーブルにあったので、ペラペラと捲っていた。
「ありがとう。では、そうさせてもらうよ」
「レジナルド様、髪の毛量が気になるんですかぁ?」
バートがいきなりレジナルドに聞いてきた。カルロスが我慢できずに立ち上がった。
「バート!いきなり何だ!いくらレジナルド様が怒らない人だからって‥‥‥」
「だって、【簡単・優しい育毛魔法】って本を読んでたからさ」
「え」
レジナルドが目を丸くして固まっている。カルロスとジュードは、レジナルドから目を逸らした。
ハルは、彼が手に取った本を知っていたが、集中できずに全く読んでいなかったように思えた。本棚からも、タイトルを見ずに何となく手に取ったのだろう。
「いや、バート。私は、毛量は、気にしていな‥‥‥いや、少し髪が細くなっているか?カルロス」
「‥‥‥」
なっているか?と聞かれても‥‥‥と、カルロスが困惑している。レジナルドは若々しいし、そのせいで多少の白髪が目立っているくらいだ。
「今の髪を保つ、魔法の上手な使い方も書かれていますよ」
「ください」
前のめりのレジナルドの代わりに、カルロスが会計カウンターで購入した。すぐに魔法鞄に入れる。
「美味しい昼食をありがとう。カルロスかバートが時々様子を見に来ることを許して欲しい。やはり、心配なんだよ」
まさか、自分を見守ってくれる人が身内にいたと思わなかったハルは、素直に感謝する。ジュードに会ってから、いろいろな人と繋がることができた。
「はい、ありがとうございます」
そして、押し付けるつもりだったあの『呪いの書』は、諦めた。
「やめたのだな。あの夢魔法の『呪いの書』を渡すのは」
三人が帰って、午後の古書店は静かだった。トラ様は会計テーブルに座って、ハルと一緒に猫の書を読む準備が出来ていた。
「退職されると聞きましたし、何より、渡したら『呪いの書』を開いてしまいそうな、危険な気がして」
娘のシャーロット、ロッティに会いたいと夢魔法の『呪いの書』に願ってしまったら。レジナルドもそうだが、カルロスも‥‥‥。
ハルが手放すように言ったのにユーゴが部屋に置いていたのは、巡り巡ってレジナルドの手に渡れば自分と同じように願ってしまうと思ったのだろうか。
そして、魔法鞄に入れておくと、自分が死んだらハルが手にしてしまう。
いや、もしかしたら、深く考えすぎかもしれない。迷っていて本棚に置いたまま、存在をうっかり忘れた可能性はないか?
ジュードがいくら考えても、異世界人ユーゴの行動は、謎だった。
「このまま魔法鞄に入れておいて、機会があれば手放そうと思います」
「そ、そうだな」
今は、それが一番安全かもしれない。
【銀色猫と氷姫】 の続きを読み始めることにした。
「何度も求婚しては断られた、ある大国の金色の髪と瞳の王子様が、お姫様の大切な銀色猫を捕まえて、この猫は、姫を惑わす悪魔の猫である!と言って、魔法で本の中に封印したところまででした」
「そうだったな」
大切な存在の銀色猫を封印されたお姫様は、絶望と怒りで魔力を暴走させてしましました。
お城は、氷のお城になりました。
豊かな水の国は、冷たい氷の大地となりました。
お姫様本人も、大国の金色の王子様とその家臣たちも、氷漬けになりました。
王様たちは助かりましたが、お城に住めない状態になり、お城を離れることになりました。
豊かな水の国の人々も、氷のない少し離れた土地に移りました。
お姫様は『氷姫』と呼ばれるようになりました。
どうにか王子様たちを助けようと、氷のお城に攻めてきた大国の兵士たちは、お城に侵入すると、氷漬けになっていまいました。
その恐ろしさに、やがて大国の王様は、息子を諦め、兵士たちの命の方を選びました。
水の国の王様たちと国民は、無事だった森の中に家を造り、暮らしていました。
大国の王様は数人の護衛騎士だけを連れて、水の国の人々が住む森へ、王様に会いに来ました。
どうして、王子たちが氷漬けになったのか、本当のことを知りたかったのです。
お姫様の大事な猫を封印してしまったことを知った大国の王様は、王子様が酷いことをしたからだと気がつきました。
自分の国に戻った大国の王様は、信頼する二番目の息子の王子様と家臣たちに国を任せ、氷のお城に行くことにしました。
もし、自分が戻らなくても、氷のお城と水の国を攻めてはならないと言いました。
大国の王様は、氷のお城の扉の前で膝をつきました。
姫よ、私が皆の代わりに氷になる。
だから、せめて臣下や兵士たちを許して欲しい。
我が子が、大切な猫を封印して、申し訳ないことをした。
大国の王様は、王子様たちがしたことを謝りました。
覚悟を決めて、お城の扉を開けて、中に入りました。
すると、氷漬けになった王子様たちの氷の魔法が解けました。
大国の王様は、氷漬けにはなりませんでした。
大国の王様は、生きていた王子様を抱きしめて、氷姫に感謝しました。
氷のお城には、氷姫と銀色猫が封印された本だけが残りました。
「大国の王は、人格者だな」
「本当ですね」
氷漬けになっていた王子様たちには、お姫様の心の叫びがずっと聞こえていました。
そして、氷の中で全てを見ていました。
助けに来た兵士たちが次々に氷漬けになり、自分たちの愚かな行為を悔やみ、悲しくて悲しくて仕方がありませんでした。
父親である王様が助けに来て、自分が代わりになると言った時、王子様たちも氷姫に心から謝りました。
そうして魔法が解けたのです。
「王子様たちが心を入れ替えたことで助かったのですね」
「良い話だ」
「修理した分のお話はここまでですね」
また明日から続きの修理魔法を始める。
トラ様は脱衣所へ行き、チーン!と呼び鈴が鳴ると、ハルがクスッと笑いながら猫の書を閉じた。
ジュードは、いつもはすぐに脱いでしまうローブを着たまま戻ってきた。どうしたのかと思っていると、やはり暑い気がすると言った。
このところ、人の出入りが増えたからか、前より魔力を入れる間隔が短くなったように思える。今夜、『光の柱』に魔力を入れることになった。
今日の夕食は別々に済ますことにした。ジュードは閉店後にギルドへ行き、ルークに報告に行くことにした。ハルは、ルークになら全てを話してもいいと言ったが、アーロもいるので躊躇われた。
両親のことを話すなら、ハルのいない所で話して良いものか。
「その場の話の流れで判断してください。私はジュード様だから信用しているのです」
微笑むハルが愛しい。信じてくれる気持ちが、とても温かい。
「戻ったら、光の粒を見ながら果実酒でもどうだ?」
「いいですね!楽しみにしています」
昼に多めに作っておいたベーグルサンドを小型食品収納庫から出して、ジュードは夕食用に魔法鞄に入れることにした。
「多めに持って行ってもいいか?」
「そうしてください。もしかしたらルーク様たちも食べるかもしれませんし」
ハルは、自分の分だけなら、簡単に何か作ればいいと思っていた。
「誰が来ても鍵は開けるな?雑貨店には出かける前に声をかけてから行くから」
「ふふ、わかりました」
子供の留守番のようで笑ってしまった。ジュードは笑っているハルの無防備な頭にキスをした。
「‥‥‥っ」
「良い子だ」
真っ赤になったハルを映す天色の瞳は、勝ち誇ったかのようだった。
カラン。白木の扉が開いたと思ったら、銀髪の美青年がひょこっと顔を出した。
「やあ、いらっしゃい、ジュードくん」
「すぐに出かける。ロンドさん、いま誰もいないか?」
「ああ」
ジュードは、スルッと中に入った。コーヒーの香りがする。
「コーヒーは?」
「残念だが‥‥‥今日は‥‥‥」
「今、ちょうど湯が沸いて、俺が飲むところだったんだ。すぐ入れられる」
「い、一杯だけ」
ロンドが吹き出した。誘惑に負けたジュードの表情が面白い。
カウンターに座るジュードは、古書店を出る直前のハルとの会話を思い出す。
『声をかけるだけだから、コーヒーは今日は諦める』
『それは‥‥‥無理だと思います』
『何故だ』
「何故だ‥‥‥」
「ん?何か言ったか?」
いや、何でもない。そう言って目の前に出てきたコーヒーに口角を上げた。
「これから俺だけでギルドに、【月長石】に行く。ハルには誰が来ても鍵を開けるなと言ってある。もし用があるなら今のうちだが」
「今日は大丈夫だ。ロゼッタは‥‥‥ちょっと休んでいる」
「まさか、今朝のアレが?」
今朝早くに、庭で四人揃って軽い運動から始めた。ハルは、筋力はないが腹筋運動も何とか二十回できた。
ロゼッタが酷かった。顔を真っ赤にして一回ずつ唸り声を上げていた。ジュードと、足を押さえていたロンドは、笑いを堪えるのが大変だった。
「二十回でもキツかったか?」
「続けるなら十回からがいい。そう言っていたよ」
「わかった。そのほうがいいな」
明日の朝も頑張るために休んでいるのだそうだ。よろしく伝えてくれと、コーヒーを飲み終わったジュードは礼を言って雑貨店を後にした。
雑貨店を出てしばらくは何もなかったが、大通りに出てから、尾行られ始めたと気がついた。
古書店はハルが外に出なければ大丈夫だ。ハルがそう言っている。無理に侵入したり、悪意がある者は入れないと。
窓は割られることはないのかと聞いたら、「割れます」と平然と答えた。物凄い音で割れます、と。雑貨店の夫婦が、寝てても飛び起きるほどらしい。
静音や消音効果の魔法道具を使うと、どうなる? と聞いたら、それは使ったことがないのでわかりません、と言った。
不安しかないが、「割られたとしても大丈夫です」とハルは言う。ハルの度胸は一体どこから?
「ああ、そうか。家を捨てて旅に出るロッティさんに似たのだな」
フッと笑うと、ハルを信じて、ジュードはワザと尾行させた。路地には入らない。堂々と人がたくさんの大通りで、冒険者ギルド【月長石】へ行く。ただ、のんびりとは歩かない。ギルドまでずっと速歩で進んだ。
着く頃には、尾行はかなり離れていたが、何とかついて来たようだった。まあまあ頑張ったほうか?と、にやりとしてギルドの大扉を開けた。
「くそったれ!」
「‥‥‥っ」
ジュード・グレンが、冒険者ギルドの大扉の中に消えた。出て来るまでしばらく路地で待つことにするが、速い足にやっとついて来た感じだった。二人は壁に凭れかかる。汗だくだ。
「結局っ、来たのは【月長石】じゃねぇかよっ!」
「‥‥‥人通りの多い道を、わざわざ選ぶ、目的が何かあるのかと思ったワ‥‥‥」
「だからっ、わざわざ来たんだろうがよっ!俺たちが来てっからっ!」
「‥‥‥ふっ」
黒い瞳がより闇に染まる。
「オイ、瞳の色が戻ってるぞっ」
「うるさいワね‥‥‥」
闇が、緋色に変わった。
「失礼致します。ジュード・グレン様をお連れしました」
「どうぞ」
代表室に入ると、三十代前半の土色の髪と瞳、黒縁眼鏡の男性に迎えられた。副代表のアーロ・アーレントだ。
「ジュード、定期連絡か?すぐ終わるから待ってろ」
相変わらずデスクは書類の山だ。声は聞こえるが、この部屋の主であるルークの姿が書類で見えない。
ジュードはソファーに座った。このギルドはこんなに忙しかったか?
アーロが「これしか用意できなくて、少し待ってくださいね」と、自分の魔法鞄からティーカップを出した。ストレートの紅茶入りで、忙しい時のために用意しているようだ。
「構わない。考えを纏めておく」
アーロの紅茶を飲みながら、さて帰りはどうするか?と考える。多分、今は近くの路地で待っているはずだ。
裏から行って肩を叩くのも面白いな。誰かをお探しか?と。
ハルが待っているから、そいつらを逆に尾行するのは今日は無理だ。今夜は『光の柱』を使うのだ。あの光の粒を見ながら、ハルと果実酒を飲むのだから。
尾行はたった二人だったな。俺がここにいるなら、今のうちに古書店へ‥‥‥、とも考えられるな。
「‥‥‥‥‥‥殺すか?」
「おーい、纏めた考えの結果がそれか?」
書類の間から、ようやく見えたルーク・ブレイクの濃紺の瞳が呆れている。
「ギルド周辺ではやめてくださいよ?掃除が面倒です」
アーロは、黒縁眼鏡を拭きながら、にこやかに立ち上がった。
「代表、休憩にしましょう。彼の呟きを聞いていたら、あなたの溜息でデスクの書類が飛びそうです」
「‥‥‥そうだな」
立ち上がったルークは、月白の長い髪をポニーテールにしていた。パッと見なら美女に見える。
「アーロ、エール飲ませろ」
「ダメです。阿呆ですか?仕事中に」
「チッ」
美しい男は、口が悪い。
「ベーグルサンドがあるが、夕食は予定があるか?」
「「ない」です」
ソファーでの夕食&報告会になった。
アーロは魔法鞄から皿を出してローテーブルに置くと、ジュードがベーグルサンドの袋をアーロに渡した。彼に任せたほうが、素早く上手く盛り付けてくれる。
皿にのせた先からルークは手に取って食べ始めた。行儀が悪いと、アーロが溜息を吐く。
「んん、ウマイ。この前貰ったベーグルも美味かったな、アーロ」
「代表はチーズばかり挟んでましたね。確かにチーズに合うベーグルでしたが」
「ジュードとハルちゃんが選んでくれたんだ。さて、聞こうか?」
ベーグルを豪快に頬張るルークに、どこからどこまで話すべきか。
読んでいただきありがとうございます。




