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恋歌  作者: カリーヌ
2/2

2000年

硬式のテニスのボールが弾けた。

まゆ6歳。

まだ硬式テニスはラケットが重い。球を打つ強い手首を持たない。

向こうではテニスをする男の子。

啓介16歳。

「まゆお兄ちゃんと結婚する。」

そうやっていつも

視線の先に啓介がいる。



まゆと啓介はお隣さん同士。

啓介は生まれた時からまゆの心の一部だった。

お陰で美しく育った。

何をするでも啓介がいた。綺麗になりたいと願った。

だから綺麗に育った。


啓介はかっこ良く育った。

いつもいつも自分を追いかけてくる女の子がいる事を

知らないうちに

知っていた。

守りたい存在がそこにできた。



時は流れ


啓介33歳

まゆ23歳


2人は結婚した。



遠い歴史を紐解けば、二人が血縁関係である事に気付く者もいないでは無かったが

それは長い時間と時代によって、さしたる問題では無くなっていた。


2人の結婚を誰しもが喜んだ。



まゆのウエディングドレスは眞白に

纏う少女の姿は水々しい泉の様に日の光を受けていた。



式場のどこかで朝露を浴びた小さな蕾が芽吹き、花開く。




その後、2人は共に高瀬と名乗った。




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