召喚に応じませんでした
第1話 二度目の人生
今俺は死んだ。
なぜ死んだかったて?
何かを守った訳でも無い、教室に魔法陣みたいな文様が表れて輝き出したから怖くなって教室が3階だと言う事を忘れて飛び降りたら着地に失敗そしてここ死後の世界にいたわけだ。
なんでここが死後の世界ってわかったのかは目の前に看板があるからだ。
[死後の世界へようこそ]
そして今俺の目の前には、おじさんが立っている。
「いや~、君面白い死にかたしたね~」
「え、俺今赤の他人に面白がられてるよ、死んだのに!」
「すまん、すまん余りにも面白かったからさ~」
「本当の事だから別に構いませんけど、そんな事よりどちら様ですか?」
「おっと、これわ失礼した。私はこの死後の世界を管理している者だ」
「その管理者様が俺に何の用ですか?」
この爺さんが管理者ね~。
「君が勇者召喚完了の前に飛び降り自殺したからさ~これからの説明をと思ってね」
「え・・何俺勇者なのしかも召喚される前に飛び降り自殺した勇者なの?」
「そうだよ君は何を勘違いしたのか召喚を拒否して自殺したんだよ(笑)」
何俺召喚拒否した上に自殺した訳ですか、そんでもってクラスメイトは今頃異世界で勇者やってる訳ですか・・俺無駄死にした上に勇者へのキップならぬ死のキップをゲットしたんですね、悲しすぎるだろ俺!
「そんな君にもう一度チャンスをあげようと思って会いに来たわけだよ」
「もう一度勇者にしてくれんですか?」
「いくら私でもそれは出来ないよ」
「じゃあ、何なら出来るんですか?」
「私は、この世界では神みたいな存在だから大体の事は出来るよ」
「なら俺を魔王にしてくれますか?しかもクラスメイトと同じ世界の!」
「可能だがそれだとクラスメイトと戦う事になるよ」
「それはそれで面白いので構いません。元々僕をいじめてた奴らと見ていた奴らなので復讐も出来ますし」
「いいだろう、私も暇なので君の復讐劇を見させてもらうよ」
「ありがとうございます。それと俺をこのままの姿で転生できますか?」
「ああ可能だ。それに君は、勇者の加護言わばチート能力を持っていないのでそのままでは直ぐに殺されてしまうなので君にも能力を差付けよう」
「それは魔王的な能力ですか?」
「そんな物より強力だよ。殺した相手の物を奪う魔眼だよ
殺して奪う正に魔王にピッタリな能力だと思わないかね」
「ああ」
「では、この紙にサインをすれば転生完了だ!」
そうして紙にサインをした俺は魔王としての新たな人生がはじまったのだ。