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君がいるから  作者: 柚果
8/63

第七話 親友は絶対的

「あの3人中学からの付き合いなんだって」




…。




「でも彰くんと恭介くんは幼稚園からみたい。私らと同じ」




あの日以来…そうあのファミレス事件の日以来。


なぜか沙希はアイツらの話題をたまに会話に盛り込んでくる。



もしかして…



「…沙希もしかして誰かと連絡取ってる?」




「うん、取ってるよ?」


「…彰くん?」


「正解っ!何?だめだった?」


「いや…全然だめじゃないんだけど」



むしろいい人だと思う。彰くんは。彰くんだけは。




「ちなみに今度ゴハン行くことになってるから」


「ふぅん。まぁガンバッテ」



沙希には悪いけど私には関係ない。というか関係したくない相手だ。





「5人で」





ぶっ!




何!?このコ今爆弾発言したよ!?サラッと!




「何で私まで!?二人で行きなよっ!」



関係ない私まで巻き添えにしないでくれ〜!!




「あ、恭介くんだけでいい?4人にする?」




「はぁぁ!?」



意味わかんないって!何でアイツ!?摩訶不思議!!




「だってナンパしたんでショ?」



ニヤリと笑う沙希。その顔不気味っ!



「…だぁかぁらぁ!あれは私じゃないって

「なぁんてね♪」ば…!?」




「嫌いだもんねナンパ。それに杏のタイプとは違うみたいだし」



さすが幼馴染みっ!わかってらっしゃる!!さっきの冗談は水に流そうっ!




と、思ったのも束の間…





「でも5人で行くのはやめないから」





がーん。





「何で!?どうして!?why!?」




「あのね…杏は私の親友よね?」


右人差し指で私の鼻先をツンと指す。




「…それが何よ?」




「親友の恋を応援してこそ親友ってもんでしょ?ね?ね〜?」






…どうやら切っても切っても…切る事は許されないらしい。



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