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君がいるから  作者: 柚果
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第二十四話 例の言語

身長の差が約20cmだとすると、足の長さの差は約10cm。



10cmの差が大股で走ることにより1歩につき15cmに開く。



そんな二人が全力疾走で数十m。




 

…ついていけるわけないでしょうがっ!!




 

冒頭から意味のわからない話ですみません。



状況を説明しますと、とりあえず走ってます。



さかのぼること1分前。




"過去"と対峙する私の思考を遮るドデカイ声。



「あっ。今何時!?」


「2時10分」


「やばい10分遅れてる。おい、ちょっと来い!」




は?




気付けばまた手首を掴まれていた。



そして理由もわからないまま走らされている今。



この時点で私はすっかり過去との対峙を忘れていた。 




…だからついていけるわけないってば!!





息を切らしながらもなんとか着いたのは正門前。



何なの!?とか、いきなり走るな!!とか



言ってやりたいけど悲しいかな息が切れてて上手く話せない。




「いた。恵麻!」




エマ…?




「恭介っ!遅いよっ!」




恭介?…って何あの美少女!?見るからにハーフ…あ。



「さっき言ったろ?これ俺の妹」




…この兄にしてこの妹あり。美形兄妹である。




まじまじと顔を見ていると美少女はあの言語を喋った。




「Who are you?(誰?)


Are you friend of the my brother?(兄の友達なの?)」




目が好意的ではない気がするのは…気のせいだろう。




しかもさっき日本語で喋ってましたよね。




 

…明らかに兄妹だ。

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