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君がいるから  作者: 柚果
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第十六話 イタ電?

人が嫌がる事はしちゃだめよ


もしも、してしまったら素直に謝りましょうね。



この言葉を子供の頃に言われた人は多いはず。





…出来れば苦労しないっつーの!




あの後、解散して現在自宅の自分の部屋。




あはは、勘違いしてた。ごめんね!


…なんてテンションで謝るのも変だし



ごめんなさい本当に私が悪かったです!何でもします!


…ってのも違うし。




ごめん。ってただそれだけ言えばいいんだけど…


でもそれで私がアイツに言った言葉が消されるわけじゃない。




…自己嫌悪。




ってこんなの考えてたら永遠のループだ!!ドツボにはまる!!



「てやぁッッ!!」



通学カバンから勢いよく携帯を取り出す。もちろん検索行は

「カ行」だ。


とにかく普通に謝る!じゃなきゃ熟睡も出来ないっ!!




ピッ




勢いよく電話のボタンを押した。




無機質な呼び出し音が響く。



…。



一定のリズムで続く。




…出ない。あからさまに拒否られて

「ピッ」



ネガティブ思考に向う寸前、呼び出し音が消えアイツの声がした。





『はい』




ドキ。



『もしもし?』



ドキッ…とはしたけどこれは驚きの擬音ですからっ!!あしからず!




『…何?番号通知してるけど新手のイタ電?』


違うしっ!…って何から言えばいいんだっけ…えっと



『お〜い、杏チャン』


「杏チャン言うなぁ!!」




 

第一声で怒鳴ってしまった 




…反省。

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