14話 いつかきっと
遅れましたすいません。完結です。
「こんにちわ」
クナイシィは花屋へ来ていた。
「いらっしゃいませ」
「あー、泣いてた兄ちゃんだ。今日はたくさん買えよ」
「こら」
「今日は花束でたくさん買いますよ。街へ行くことが許可されたから、堂々と持って帰れます」
笑顔で話すクナイシィ。
「そうみたいですね、急に人が多くなって驚きました」
花屋の窓から見える通りには、多くの人々が行きかっていた。
「それと、ですね」
クナイシィは、ひとしきり眼を瞑った後に息を吐きながら眼を開け、落ち着いた声でゆっくりと話しだした。
「そんな……本当にいいんですか?」
花屋の店主。
「ええ、いいですよ。考えた末の結論です。ただ本当に申し訳ないですけど、自分一人の分だけなんで……すいません」
申し訳なさそうに話すクナイシィ。続ける。
「俺は残りたいから残るんです、気にしないでください。でも一人しか代われないとなるとそちらも困りますかね?」
「そんな……そんなことはありません、上には妹夫婦がいますので」
「お兄ちゃんありがとう。ルシリグ良かったね、宇宙へ行けるわよ」
「お姉ちゃんは?」
泣きそうな顔の弟の肩に、手をかけて答える姉。
「姉ちゃんもすぐ行くから」
「次の抽選も受けますから。当選したら譲りますし、全員が上に上がれるまで、そんなに時間はかからないと思いますよ」
少し動揺しつつも答えるクナイシィ。
「本当にいいんですか? どうして私たちに」
「え、ああ、は、花が好きなんで」
「母ちゃんはやらないぞ!」
「いや、ちょ」
赤くなるクナイシィ。
「バカだなルシリグ、こないだ彼女いたじゃない」
「もう、向こう行ってなさい!」
「はーい」
姉弟は奥へ消えた。
「いや、他に譲るような知り合いはいなくて、本当に花が好きなんで」
慌てて答えるクナイシィ。
「この国をなんとか昔のように戻したくて残るんです。またみんなが帰って来られるように。だから使ってください」
クナイシィは頭を下げる店主に見送られ、店を出た。
大きな花束を2つ抱えながら人ごみの中を歩き、目的地にたどり着く。会う約束をしていたカランディの家だ。呼び鈴を押して待った。
応接間に通される。
「はい、こっちをあげるよ。もう一つは俺のだから」
花束を差し出すクナイシィ。
「ありがとう。綺麗な花だね」
微笑みながら花を受け取るカランディ。香りを嗅ぎながら続ける。
「いい匂いだ。花屋さん、本当にありがたいね。花は野菜工場で作ってるんだっけ」
「ああ、機械が管理してくれるのと、驚くほど長持ちするおかげで、なんとか成立してるって言ってたよ」
お茶を持ってきたカランディに話しかける。
「あれから進んでるの?」
「うん、一生懸命やってるよ。何もかも機械が自動で作ってくれるから人手はそんなにいらないけど、それでもその手配とか準備で大変さ。受け取った浄化技術は素晴らしいけど、やっぱり強制的に崩壊させるっていうのもいろいろ面倒で、崩壊させたら増えたりするんだよね。それをさらに選別して処理するとか気が遠くなってくる。施設の建設とかも大変で、どうしても時間がかかるよ」
「ガイサも手伝ってるの?」
「うん、とても助かってるよ。以前から戦地の汚染調査なんかで協力してもらってて、信頼できる人だと思ってたんだ。そして彼も残ることにしたと聞いたから、全てを話して協力してもらった。でもまさかクナイシィと知り合いとはね、本当に驚いたよ」
「ああ、やっぱりガイサも残るのか」
首を上下に振って納得しつつ、カランディに聞く。
「博士は?」
「博士は雲隠れしているよ。連絡はつくからいろいろ協力してもらってる。無人機の目的自体は変わってないから、それほど追手がかかることも無いと思うし、大丈夫じゃないかな」
それを聞いたクナイシィは、黒茶を一口飲んで喉を鳴らした後に話し出す。
「しかし、博士の考えもわからなくはないけど、どうにも気持ち悪いよ、やっぱり」
「え、何が? ああ、機械に支配されているみたいで気持ち悪いって話?」
「カランディは抵抗ないのか?」
「だって、無人機は兵器や攻撃に対して反応するだけなんだから、人間が兵器を持って近づかなければいいだけじゃない」
「でも、もし……」
そう小さくつぶやくクナイシィの言葉に、カランディが反応する。
「ああ、クナイシィは機械が雷に打たれて自我が芽生え、人類抹殺を始めるとか思ってるの?」
唇を尖らせて目を逸らすクナイシィに、カランディが続ける。
「そんな漫画みたいなことはあり得ないよ。無人機は入力された命令を繰り返すだけさ、ただの機械なんだから」
カランディはそう言うと、黒茶を一口飲んで更に続ける。
「気持ち悪いと思うっていうのは、人間が一番上であるべきだっていう傲慢なんじゃないの?」
茶碗に手を添えて前のめりで聞いていたクナイシィは、顔を上げて眼を瞑りながら椅子の背もたれに身をゆだねて息を吐いた。
「一応、無人機を作ったのは人間なんだから、人間が一番上なんだと思えばいいんじゃない」
「う~ん」
カランディのダメ押しに呻くクナイシィ。
「最終的にどうなるの? 無人機」
それを聞いたカランディの口元の緩みから、目を逸らして歯を噛む。
「さあ、わからないよ、先のことはわからない。でも防御波の仕組みは特殊で、どうにも干渉出来ないと言われているからね、簡単に攻略されることはないんじゃないかな」
「そうなんだ」
「技術力が大幅に上がればどうなるかわからないけど、この戦争で技術者も技術もかなり失われているし、そんなに簡単にはいかないと思うよ」
「そういえば研究されていたタルート用の光線銃も、施設ごと無くなったと聞いた時はがっかりしたっけ」
うなだれて話すクナイシィ。
「兵器の装甲を撃ち破るような威力のある、光線銃の小型化は不可能だよ。実用化された対人用だけでも出来過ぎなくらいだって聞いたよ」
「そうなのか」
「ま、とにかく前にも言ったけど、浄化に関しては君たちが早く帰って来られるように、精一杯努力するから。まかせてよ」
微笑むカランディ。
「ああ、そのことだけど、俺も宇宙へ行くのやめたんだ」
気楽に話す。
「ええ、どうして」
驚くカランディに、微笑みながら続けた。
「俺も協力したい。遠隔操縦のタルートの操縦とか、何でもするよ」
「……それはありがたいけれど、本当にいいの?」
しばしの沈黙の後、カランディが答えた。
「ああ、いいよ。国民識別帯や飛行船からの動体検知で、あちこちにある対人用光線兵器が対処してくれるとはいえ、本当に何かあった時に守り切れるのか、街の人たちが不安がるのはわかるし、残る軍人は多い方がいいと、前々から思っていたってこともあるんだ」
「そうか。クナイシィがそう決めて話しているのだから、もう覆らないだろうね。歓迎するよ、手伝って欲しい」
カランディはクナイシィに右手を差し出した。
「浄化専用の無人機を作るんだよね?」
「そうだよ。用途別に大小いろいろ種類が必要で大変なんだ。まあ、資源には困ってないから作れるだけ作って、それを全域で稼働させる予定さ」
驚いた顔のクナイシィを見て、カランディが続ける。
「浄化用の無人機が、博士の無人機攻撃されることはないから大丈夫。兵器じゃないから平気だよ」
そう言って微笑むカランディに、クナイシィは満面の笑みで答えた。
「だよねー」
その後も色々楽しく話す。
「じゃあ、そろそろ帰るよ。忙しいところをごめんな」
「いいよ、僕も話せて楽しかった。でもこの先、手伝ってもらいたいことが山ほどあるから、覚悟してよ」
カランディが目を細めて言う。
「わかってるよ」
「クナイシィ」
外の通路に出た、クナイシィの背中に声がかかる。
「あの花の首飾りの匂い、憶えてる?」
その問いに、眼を瞑りながら答える。
「ああ、憶えてるよ」
眼を開けて振り返った。
「だから俺はここに……」
「だから僕はここに……」
軽く吹き出す二人。固く握手して別れた。
次の日、食堂で朝食を取るクナイシィ。食堂には多くの兵士たちがいた。
「あー、見つけた。おはよう」
そう言って、リンファムが目の前の席に着く。
「おはよう。久しぶりだね、そっちは忙しいの?」
「それがねー、博士のこととか無人機について、いろいろ聞かれて大変だったわよ。無人機の細かなことまでは知らないのに」
「そうか、災難だったね」
「まあ、博士の声明通り、制御出来ない以外は困ったことにはなってない、そう理解して落ち着いてきたみたいよ。宇宙船の打ち上げ準備にも入っているって聞いたわ」
「そうなんだ。まあ、いつまでもここにいる必要ないしね」
「博士のせいなのか、上と通信が全く出来なくなっていると聞いたけど大丈夫なのかしら」
「それは大丈夫だと思うよ。打ち上げにはあまり関係ないし」
「そっか、良かった。早く宇宙へ行って美味しいお肉が食べたいわ。鶏肉が一番好きなんだけど、やっぱり他のお肉も食べたいのよねぇ」
「そうだね」
クナイシィは、視線を外して答えた。
「あれ、あなたでしょ」
リンファムが、花瓶の方へ首を振って言う。
「ああ、いいかなと思ってさ」
クナイシィの言葉に、リンファムの笑みがこぼれた。
ざわつく食堂の外の通路。
「なんだろ」
クナイシィが気づく。食堂から何人もが外へ出て行った。
「見に行ってくるよ」
「ダメよ、行儀悪いわね。食事中よ」
リンファムに制されて、立ったけれど座った。
「私が行ってくるわ」
「ちょ」
リンファムに続いて、通路へ出た。いくつもの窓に人が寄っていて外が見えない。食堂の通路を少し歩いて、誰もいない窓から顔を寄せて外を見た。
「事故?」
「いや、違うんじゃないかな。トルアーリとツァンクアスの国境付近みたいだね」
窓から見える瓦礫の向こう側。見通しは良くないが、はるか彼方の敵国側に空高く黒煙が立ち昇っているのが見える。その数は多く、大規模な戦闘を想像させた。
「投射機を壊したから、こんなことになったの?」
小声で訊くリンファム。
「そうかもしれないね。ツァンクアスの横暴さに不満が募っていただろうことは、想像に難くないし」
その後も煙は何度も昇り続け、あちこちで話題となった。
何日か経ったある日、駐機所へ全員が集められる。報告があるということだった。
庫内のタルートの前に集まっているクナイシィたち。
「何なんですかね。打ち上げの日程はもう発表されてるのに、わざわざ集めるなんて」
ミルグが聞いてくる。
「う~ん」
クナイシィは口を濁した。
「敵国のことだろ、そんなこともわかんねぇのかよ」
スリィードが答える。
「ええー、敵国が内乱してるらしいのは知ってますけど、うちは関係ないでしょ」
「関係ないって言うのもなぁ」
クナイシィが首を傾て答えていると、連隊長による報告が始まった。
静まり返る庫内に、連隊長の声がひとしきり響き続けた。
「……もう一度言う。これは命令では無い、各自の判断で参加を決めてもらいたい。以上、アクスリア……いや、アスシアの為に!」
「……アスシアの為に!」
遅れてばらつきながらも復唱が響いた。
連隊長が退室すると、一斉にどよめく。
「おいおい本気かよ、トルアーリとシルクークスからの協力要請を受けるだなんて」
スリィートが声をあげた。
「非公式な要請というし、こっちも上と連絡とれないから連隊長が決めたんでしょうけど、命令じゃないならだれも参加なんかしませんよね」
「しかも無人機からの攻撃を避けるために、タルートを停止して輸送車で運ぶだなんて、無茶過ぎるだろ」
「防御波無しで敵国へ入るってことですからね。遠距離からの攻撃が防げないんですよ、考えるのも恐ろしい」
ミルグとスリィードの言葉が止まらない。あちこちで似たような会話が飛び交っていた。
「ごちゃごちゃ言わず、自分で考え自分で決めろ。日時は追って伝えられるそうだ。参加する者は機体の整備と確認をしておけよ」
小隊長がそう言ってタルートの点検を始めるのを、クナイシィは何とはなしに見つめ続ける。
何日か過ぎた。
生暖かい風がそよぐ、薄暗いいつもの景色。
起動して立ち上がるクナイシィのタルート。瓦礫の少ない開けた場所に、たくさんのタルートが起動されて立っていた。瓦礫は無いが草木も無く、所々に爆発の穴はあるが、それでもアクスリアに比べれば、ずっときれいな死の大地であった。それがトルアーリ国内の地だ。
「防御波無しの越境は緊張感あったが、なんとかなったな」
「スリィードが参加するとは思わなかったよ。思ってた以上に大勢参加していて驚いた」
スリィードに答えるクナイシィ。
「あの連隊長の大佐に、昔ちょっと借りがあってな、最後だし返しとこうと思っただけの話さ。それにクナイシィだって気づいてるだろ?」
「ん、ああ、まあね」
「お、打ち上げられたみたいだぞ。本当なら俺も乗っていたのにな」
スリィードの言葉を受け、宇宙船の打ち上げを見上げるクナイシィのタルート。
リンファムが乗っているはずだ。クナイシィは残ることにしたことを遂に言い出せなかったことに、幾ばくか思置いていた。
警報に驚くクナイシィ。
画面に映るのは、こちらへ走ってくるタルート。
「え、何アレ、どゆこと?」
慌てるクナイシィ。操作にもたつくが、懸命に入力して搭乗者情報を表示させた。
しかし時すでに遅し、目前で跳躍するタルート。
クナイシィの絶叫。
避けることも出来ず蹴り飛ばされ、土煙を上げて18回転した後に、うつ伏せでクナイシィのタルートは停止した。
「ちょ……」
警報の鳴り響くタルートの中で、呻くクナイシィ。吐血。
「あんた、殺すわよ、本気で!」
リンファムの叫びが、クナイシィの頭蓋骨に響き渡る。
「あんな幼い姉弟を引き離して本当にいいと思ったの!? バカなのあんた!?」
「……いや、あのですね」
口から血を滴らせて答えるクナイシィ。
「なんで、わかったの……」
「あんたの様子がオカシイし、花屋さんの人の様子もオカシイから聞いたのよ、あの子たちにも!」
「そうか……」
「私が譲るのを頑なに断って、説得するのに大変だったのよ、全くもう!」
なんとなくその場が目に浮かび、クナイシィは眼を瞑りながら微笑んだ。
「あーーーー、あんたの為に残ったんじゃないんだからね! あの姉弟を離れ離れにさせるなんて許せないと思っただけなんだから! か、勘違いしないでよね!」
その絶叫を聞いて眼を閉じ、吐血しながら小さく答えた。
「……ありがとう」
クナイシィは死んだ。(確認中です)
「そこ、何やってる!」
小隊長の声が響く。
「な、なんでもありませーん! ちょっとした軽い事故です! もう大丈夫です」
リンファムはそう答えると、クナイシィのタルートの胴体に蹴りを入れる。
「ほら、早く立ちなさい」
クナイシィはその振動で息を吹き返し、黄泉の淵から生還を果たした。
朦朧としながら操作し、タルートを起こす。
「あれ、でも俺の便と違うんじゃ」
「友達に頼んで代わってもらったの、手続き面倒だったのよ。あの宇宙船に姉弟で仲良く乗ってるわ」
嬉しそうな柔らかな声。
「そうか。本当にありがとう、リンファム」
心の底から、感謝の気持ちを言葉に乗せた。
「とりあえず、あのお店の鶏肉料理、全種類をあなたのおごりで制覇するから」
「はい?」
「あと、花屋さんへは絶対に一人で行かないこと」
「はい?」
「返事は!?」
「……はい」
目をしばたたかせ、真っ青のクナイシィ。
「全く、こんなとこへ来ちゃったけど、私はタルートの操縦が苦手なのよ……」
急に不安げな声で言うリンファム。
「ああ、それは大丈夫だよ。戦闘に参加することは無いと思うよ」
「そうなの?」
「非公式な要請だったでしょ。自軍の士気を高めたかっただけで、こっちに借りを作るつもりはないのさ。あくまでも敵意はもう無いと示したかっただけ。連隊長が受けたのも、こっちも敵意は無いと示しただけのこと。公式にはどうなるかわからないけれど、正しい判断だと思うよ。それをわかった奴らも多いから、こんなに多く集まったのさ」
「えー、6本足で背中に8本の腕がうごめく、超巨大機動兵器が出てくるとか噂になってたわよ?」
「そんなの出てこないよ」
クナイシィは吹き出した。
「これからどうなるの?」
「なるようにしかならないし、なるようにするよ。暗くは無いんじゃないかな、ほら」
雲に阻まれて薄暗かった灰色の世界に、久しぶりに暖かな明るい日が差した。
クナイシィは、その光に笑顔を返す。
-おわりー
全話にアクセスしてくれた人は7人~10人くらいと認識してますが、本当にありがとうございました。そして本当に申し訳ありません。
自虐じゃなくて「これって人に見せる前のシロモノだよね」と認識しております。
ここまでを人に見せる前に書ききって、全部を100万回くらい読み直して色々直してから見せるべきですな。まあ、それでも読んでもらえないシロモノかもしれませんが。
まだ書き方も確立出来てなくて、句読点すらも書くたびに混乱しまくりで難しいです。
そもそも「人生2作品目」を連載形式で発表してはいけません。これは本当に反省しています。でも連載形式で追い込まなければ完結出来なかったかも。
たとえアクセス0でも完結させるつもりで始めました。
短い話だし、大雑把に決めてあったから書けると思ってたら大間違いで、自意識過剰かもしれませんが大惨事に感じて苦しかったです。痩せました! 57.3キロ! おめでとうございます!
これは前日譚で、本編はここから100年後くらいの宇宙居住地に、近未来の日本の高校生が召喚されて始まります。タイトルは副題無しで、それは近未来の日本の対戦ロボットゲームのタイトルなのでした。
もう一つの世界、精神生命体の世界の高位の者に召喚されたと判り、タルートの操縦が驚くほど上手いことから、帰還作戦に参加することになります。
しかし帰還すると無人機が異常な強さになっていて、大型無人機の大剣にタルートの胴体を突き抜かれて、操縦者の手足のみ残るなど阿鼻叫喚。タルートを停止しても攻撃されるという地獄絵図。連発される防御波弾。完全に自律化された赤目の黒色タルートの群れ。間閉じ粒子。そんな感じで大変なことになるのでした。
それは賞応募して1次落ちして、評価シートに応じて直してからなろうに発表するつもりなので、来年の秋か今頃くらいになると思います。憶えておかずに今すぐ忘れてください。
では、本当に読んでくれてありがとうございました。恐悦至極でございます。 Someday,Sometime




