正義の味方(二百文字お題小説)
お借りしたお題は「カスタマイズ」です。
私は正義の味方。
悪い奴は容赦しない。
「もう悪い事はしません」
そいつは口先だけの謝罪をした。
私にはわかるのだ。
「許さない」
私はそいつを粉微塵にした。
「やり過ぎじゃないのか?」
仲間に言われた。
「何? お前も悪の手先か!?」
私はそいつも粉微塵にした。
「正義の心をカスタマイズして悪を憎む気持ちを強くしたら、悪より酷い正義の味方が誕生した」
正義の味方製作委員会は私を廃棄処分にした。
こうして「正義」は守られた。
ちょっとした皮肉をスパイスにしてみました。