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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

出会い

作者: マーボー
掲載日:2011/04/17

これはマーボーが学校の課題に約半日を費やして書いた短編です。


皆様、どうか正直に評価をください。


容量は約、17KBです。






ふぅ…ではどうぞ!

ちなみにこの作品はBL?です。

苦手な方は【戻る】をどうぞ!!


やぁ。皆さんおはよう、こんにちわ、こんばんわ。


俺の名前は朝霧恭平あさぎり きょうへい


年は17歳。バリバリの高校二年生だ。


容姿は自分では普通のその辺にいる男と変わらないと思う。


が、過去に彼女がいた経験があるからそれほど悪いとは思っていない。


家族構成は母と父、妹は一人。これまたどこにでもありそうな家族構成。


ただ、両親の仕事が小説家という点を除いて。中々両親が小説家という家

族はないものだ。


その両親に感化されてか、俺も小説は読む方だ。


…いや、小さい頃から両親に読まされていた、に近い。


勘違いしてほしくないのは両親の事は好きだ。


小説だって無理やり読まされたわけではない。


両親がススメてきて、それを俺が吸収していった、という感じだ。




さて、そんな俺は今校舎の屋上にいる。


なぜ?



それは下駄箱に一通の手紙が入っていたのが始まりだ。


内容は「放課後に屋上で待っています。」この一文のみ。


まぁ内容からしてラブレターだろう。


だがこのラブレター、気になるのは差出人の名前が無いという事だ。


普通ならこんな手紙は無視、シカトするだろう。


だって、誰が送ってきたのかわからない手紙なんて気味が悪いほかの何物

でもない。


でも俺はこの手紙の指定場所にいる。


我ながらなんでこんな所にノコノコと来たのか…いまだに自分でも分らな


い。


ただ、この手紙からは人を引き寄せるオーラ?雰囲気があったのを感じた

からだろうか。


それを無視できなかった俺はここに居るわけで…って、もうその事はいい

か。


なんかくどくなってきた。


さて、明確な時間の指定は無かったものの今は放課後。


俺が来てかれこれ20分。


そろそろ相手が来てもおかしくはない時間だろう。


俺はもう一度手紙を見直す。


字体は…女の子みたいな丸文字だ。


それにしても、この文字はどこかで見たことがある。


―が、ソレは俺の頭の中にある記憶を探っても、文字を見たことがあると

いうだけで、それ以外は思い出せない状態だ。


だーーッ!!気になる!


モヤッとするッ!!


ん?


どこかで聞いた単語?


このぐらい気にするなよ。


むしろ、それぐらい気になるんだよ!




頭を掻いて、見直していた手紙をポケットに突っ込む。


……あれ?


変な事を考えていたから気がつかなかったのか、いつのまにか目の前には

見知らぬ………女の子…だよな?


女のk「ち、違いますッ!」――どうやら違うらしい。


あれ?なんかデジャヴ…って、え!?


じゃあ…




「君は…誰だよ?」




今のは少し言い方が酷かったかも。


つか、いまこの娘俺の考えを読んでなかったか?




「むぅ…!!」





目の前にいる自称男の娘はまた俺の考えを読んだのか、少し頬を膨らませ

た。


その様子は男の娘だと分っていても男の俺でさえもドキッとさせる表情

で、魅力的だと感じたのは…内緒だ。




「ボ、ボクの名前は天道劉てんどう りゅう。」




その男の娘…天道劉は緊張しているのか、どもりながらも俺に対して自己

紹介をする。




「そ、そうか。よろしく。俺の名前は…」




「朝霧…恭平さん…ですよね?」




俺もこの娘はに対して自己紹介しようとするが、遮られて先に名前を言わ

れた。


どうやら、天道は俺のことを知っているらしい。




「で、その天道は何で放課後の、しかもこんな所にいるんだ?」




授業が終わると同時にクラスの皆は部活に行くなり、家に帰るなりで、教

室から一斉に飛び出して行っていた。


まぁ天道と俺のクラスは違うからどうだかは知らんが…。




「ボ、ボクはその…手紙を…渡して…」




ああ。


この天道も誰かを待っているのか。


ただ俺と違うところはコイツは渡した側。


そして、この落ち着かない態度。


コイツもラブレターとかかな?


だとしたら場所が悪いな。


ここで同時にダブル告白が行われるかもしれないって事だろ?


まぁ告白で放課後の屋上を選ぶのは悪くは無いと思うけどさ…。




「あ、あの~?」




「ん?ああ悪い。」




天道が俺の顔を覗き込んでくる。


その顔つきは凛としているようで、どこか幼さを残した愛嬌のある…所

謂、童顔だ。


男には見えない、むしろ女の子だと言われればソッチのほうを信じるだろ

う。


それほど、可愛い部類の顔をしている。


性格も悪くはなさそうだ。


こんなヤツに告白された女子は即OKする事は間違いないだろう。




「そ、それでですね/////」




俺が天道を観察していながらも、天道は話し続けている。


しかもなんだか頬が赤い。


きっと夕焼けのせいだろうな。




「その…ボクが手紙を渡したのは……じ、実は…」




「え?」




「じ、実はぁ…////」




っと、なんか俺が色々と頭の中で考えている間にも話は進んでいたよう

で、気がつけば天道はそこから先に中々進もうとしていなかった。


そしてさっきまで晴れていた空は段々と曇ってきていた。


空気もなんだかおかしくなりつつある。




い、一体どうしたんだ?いや待てよ?


さっきからの天道の様子に少し今更ながら疑問が出てくる。




風も段々と強くなってきて、終いにはさっきまでの雰囲気とはガラッと変

わってしまっていた。


まるで、この後の天道のセリフを表すかのように……。




「お、おい。そ、そそそそ…それでで??」




これは動揺からなのか。


俺は舌が震えて回らなくなっていた。


俺は今日、下駄箱入っていた手紙に従ってこの屋上に来た。


しばらくすると、目の前には一人の男の娘。


男の娘といってもれっきとした男だ。


ソイツも手紙を渡したと言っている。


俺の相手は待っていても現れない。


待っていて現れたのは、今のところコイツ…天道だけだ。


そっから導き出される一つの可能性。


一つの真実。




頼む!


外れてくれ俺の勘!!


いくら外見が女の子みたいで可愛くて、今すぐに抱きしめてみたいと思っ

ても…


それだけはダメだッ!


次元が違う!!




…だから……ッ!!!




「そ、それでですね…て、手紙…読んでくれましたか?」




「……はへ…?」




俺の勘は見事に的中したようだ。


この時の俺の顔はきっと物凄く間抜けだっただろう。


つか、ごめんな読者のみんな。


皆は途中からこの展開に気がついていたかもだけどさ…俺、馬鹿だから。


それに、いざ自分がこの舞台に立ってみ?


人間、誰でも自分に不釣合いな出来事は否定したくなるんだよ。


無意識レベルでな。






「あ、あぅ…////」




俺に聞いてきた天道はそれだけ言うとまた顔を赤くさせ、黙り込んでしま

う。


うっ…不覚にもその様子に俺のほうも意識してしまう。




だがッ!




だが、まだコイツが告白してくる事は分らないだろうッ!


たしかに俺はさっきこの手紙を見てラブレターだとか言っていたけど、そ

の時の俺は一旦消去だ。


それにコイツは男だ。




「それで手紙の内容なんですけど…」




「そ、そうだな。つかさ、俺とお前って今日が初対面だろ?どうして、俺

なんかに手紙を?」




そう。


天道と俺は初対面。


クラスも違うし、別に委員会とかにも入っているわけでもない。


お互いに接点は無いはずだ。




「…え?」




だが、そんな俺の言葉を聞いた天道はその一言だけを洩らす。




「え?違うの?」




俺は天道の様子に戸惑いながらも必死で頭の中で「天道劉」を検索した。


が、


返ってくる検索結果は「天道劉に一致する情報は見つかりませんでし

た。」


そりゃそうだよな。


名前も知らなかったわけだし……




「……っ!!」




一通り検索した俺はそこでさっき手紙を見て思った疑問の事を思い出す。


そうだ!


さっき手紙を見てモヤッとした事!!


ポケットに突っ込んだ手紙を強引に取り出しながら手紙を開く。


そこに書いてある言葉はさっきと変わらず「放課後に屋上で待っていま

す。」


だが俺は文よりも文字に注目する。


丸文字で書いてある言葉。


その丸文字は女子の字と連想させる。


が、実際は男だった。








……あれ?




なんかこんな展開がここ最近であったような…?




さっきと一緒でものすんごいデジャヴを感じるんだが…。






もう一度手紙の文字を見直して、天道の顔を見る。


しばらく二つを交互に見直していく。


すると、段々。


段々とだが、頭の中の検索デスクに引っかかってきた単語が出てくる。




「た、たしか…図書室で…あった…?」




「~~~ッ!!!!」




俺の言葉にそりゃもうびっくりする位に反応する天道。


そうだ。


俺は確かに、天道に会っている。




あれは…そう。














コイツと会ったのは確か…最近といっても二、三ヶ月ぐらいだったかな?


放課後、俺が何か面白い小説が無いか図書室に残って探していた時の事

だ。


いつのもごとく、小説が並んでいる本棚に足を運び俺は品定めをしてい

た。


さすがは図書室。


毎月毎月、新しい本が入ってきている事だけあってその量は尋常じゃな

い。


まぁそれでも―――




「ん~なんか新しく入ってきた本も読んだ事があるものばっかだなぁ…」




両親が小説家だとこういう新しい小説は俺が買わなくても、親の仕事の資

料として家に山ほど届く。


親が無理やり経費で買っているみたいだが……まぁ俺には関係ないだろ

う。


そんな生活を送っている俺だから、本当に小説には困らない。


これは事実だ。


それでも俺が読めたいと思った小説が無かったりする事はもちろん多々あ

る。


だから俺は月初めは毎回、こうして図書室に通い、自分の趣味に合った小

説を探しているわけだ。


趣味といっても、実はオールジャンルだったりする。


だから自分が興味をもったタイトルといった方がイイのかもしれない。




「お?これは…」




本を確認していて一冊のタイトルが目に留まる。




「恋愛ファンタジーか…」




最近はあんまり読んでいなかったジャンルだ。


たまには読んでみるのもいいかもしれない。


そう思った俺はさっそくあらすじに目を通す。




「ふ~ん。本格的に読みたくなってきたかも。」




その本を手にした俺は上機嫌で図書室に配置されている椅子に向かう。




「~~~♪」




俺はその文に込められている意図や描写、想いを一つ一つ理解していくよ

うに読み進めていく。


読んでいくうちにその話に自分が入り込む。


俺はこの感覚が好きで小説を読んでいるのかもしれない。


まるで自分がこの小説の登場人物になりきれるこの感じが。




「はぁぁ。本って素晴らしいなぁ。」




三分の一を読み終えたところで本を一旦閉じる。


少し休憩。


本っていうのは一気に読むのもありだが、こうやって少し読んだらこの後

の展開を予想するともありだと思う。


そして俺はこうやって考えるのも好きだ。


…結局は本のすべてが好きだってことなんだけどさ。


……別にいいだろ?




休憩ということで本から携帯に目線を移す。


時間は…まだ大丈夫だな。


親は取材だとか言って今は家に居ない。


あの親の事だ。


きっと取材という名の新婚旅行なんだろう。


あの親は……。


という事で、今日は妹と二人。


そして今日の料理当番は俺。


だから時間も限られているが――


先ほども言ったように、まだ時間の余裕はある。


もう数十ページ読んだら帰るかな。


再び本を開こうと目線を本に戻そうとする……が、




「…ん?」




俺が本を読んでいて気がつかなかったのか、いつのまにやら俺の席の前に

はノートを広げて悩んでいる顔をしている生徒が居た。


前髪が長めで目がよく見えない。


見た目は女の子だな。




「あの…」




「んあ?」




おっと、この娘の事をじっと見すぎたか?


しかもいきなり声を掛けられたから、変な声で返事しちゃったじゃない

か。


…恥ずっ。




「その…勘違いしてるかもなので…」




その女子生徒はそう言うと、顔をこっちに向ける。


うん。


顔はやっぱりきれいだ。


きっとモテる事だろう。




「ボク…男ですから。」




「はへ…?」




なん…だと…?


な、何を言ってるんだ、この女の…じゃない。


この自称男の娘は?


だって、こんなにも体は小さくて、髪も長くて、肌だって白くてきれい

で……




「そ、そんなに見つめないでください…////」




そして頬を赤らめて……




…うそだろ……








「な、なので、ボクは男です。それと…先ほどから、ボクの事を見ていま

せんでしたか?」




その男の娘は俺に聞いてくる。


あー、たしかに。


俺はこの娘の事を見ていたが…




「悪いな。その、何をやってんだか気になって。」




なんだか物凄い悩んでいたみたいだしな。




「え、あぅ…そ、それは……」




その男の娘はおずおずといった感じで、そのノートを見せてきた。




「なんだ?」




俺はそれを受け取り、書いてある文章を読んでいく。








「………………」






俺がその文を読もうとすると、目の前の男の娘は俺のことをじぃっと見て

きた。




「…って、そんなに見られると読みづらいんだが…」




「あ、あぅあぅ…ごめんなさぃ。」




「何もそこまで謝らなくてもいいんだが…」




まぁ気にしてもしょうがない。


俺はそのノートに目を通していく。


どうやらこれは……




「恋愛モノの小説だな。」




「………(こくこく」




男の娘は無言でうなずく。


俺はその後も小説を一気に読み上げていった。


なんだか引き寄せられる文章だ。


そのおかげか、スラスラと読んでいけた。


もちろん、内容もイケる。














「ん。面白かったぞ。つかさ…」




一通り読み終わった俺は一つの疑問を投げかけた。




「お前…小説家だろ?」




「~~~っ!!」




俺の言葉にその娘は驚きを表す。


まぁ文章構成もしっかり出来ているし、なにより、こんだけの密度の文章

は毎日書いてないと創れない。


それに書きなれている感じもある。




「な、なんで…わかったんですか?」




「いや、だからな。」




俺はさっき心の中で思った事を話す。


俺が話している間、この娘は「はぁぁ」とか「ほぇぇ」と感心しながら話

を聞いてくれた。


なんだか話していて面白い相手だ。






「まぁそういう事だ。それで?」




男の娘は俺に疑問顔をする。




「何を悩んでいたんだ?」




「えっとですね…」






男の娘はしどろもどろに話し始める。


曰く、ネタに詰まっている事。


曰く、ほかの男友達に恋愛小説を書いているのが変だと言われること。


まぁどっちも小説家としてはよくあると言われる悩みだ。




でも…




「ネタ切れの方は何とも言えないが……」




俺はノートを置き、この娘の前髪を少しかき上げ、目を見る。




「俺は恋愛小説を書くのは別に変とは思わないぞ?」




「…え?」




その男の娘は俺の言葉に目を見開く。


その目も大きくくりっとしていて、まつげも長く、とても魅力的な…って

それはどうでもいい。




「いやな。俺は変じゃ何と思うぞって言う事をだな。」




俺は分っていないこの娘のためにもう一度説明をする。




「俺は基本。小説家という職業をやっている方々は皆、尊敬しているん

だ。この方々が生み出す文章は人の心を左右する事が出来る。悲しくさせ

たり、うれしくさせたり、笑わせたり、怒らせたり、感動させたり、…そ

れはとってもすごい事だと思う。」



そう。そういう文章を生み出すのは生ハンパな覚悟じゃ出来ない事だ。


それに、その小説という形にもっていくだけで、それがどれだけ大変な事

か。


俺はそれをよく知っている。


だから俺はそんな人たちを――




「俺はそんな人たちを尊敬している。」




髪を下ろし、頭を撫でてあげる。




「そりゃ、周りには反発するやつらもいるだろう。人間なんてそんなもの

だ。…でもな、お前はそれに対して怯えたり、嫌な思いをする必要はない

んだ。もっと胸張って、そのきれいで可愛い顔をちゃんと表に出して、

堂々としていればいいんだ。堂々と好きな文章を書いていればいいんだ

よ。」




俺が頭を撫でてあげていると、段々とその娘の体が小刻みに震えていくの

がわかった。




「だからもし、堂々としていても何か言ってきたりするヤツがいたら俺に

言って来い。その時は俺がお前を――守ってやんよ。」




「~~~っ/////」




最後に髪をくしゃくしゃに撫で上げて、携帯を見る。


時刻は……げっ!


結構やばいかも…。




「じゃあな。小説の続き、楽しみにしているよ。」




俺はもう一度頭を撫でて、カバンにさっきまで読んでいた本を入れ(この

後ちゃんと貸し出しカード提出しますよ)、家へと帰っていった。














「ほ、ほぇ~//////」




図書室に残された男の娘の顔は熟れたトマトより真っ赤だったと、後に図

書委員が語る。








まぁこれが、俺と天道との『出会い』の話だ。
























「…あーそうだったな。会ったよな。俺とお前。」




俺は天道から自分の顔にと指を指す。



「は、はいッ!」




俺が思い出したのがそんなにうれしかったのか、天道の顔は太陽なんか目

じゃないくらいに笑顔になった。


ダメだ。


さっきから意識しまくっちゃってるぞ…。




「あれからどうだ?」




俺は話題を変えるべく、話を持ち出す。


まぁ話題を変える必要はなかったんだがな。


この時の俺は頭が混乱していた。




「えぇっとですね。その朝霧…じゃなくて、恭平さんの言うとおりに堂々

としていたら、周りの皆は何も言わなくなりました。これも恭平さんのお

かげです。」




天道はそう言うと、またもや笑顔を見せる。


だから、その笑顔は反則だって…。


それに、名前を呼びなおした?




「恭平さんにはお世話になりっぱなしで……ネタのほうも、その…イイの

が見つかりました。本当はもっと早くお礼を申し上げようと思ったんです

けど…」




「そんな、俺は別に……」




ただ、当たり前のことを言っただけなんだが…。




「いえそんなッ!ボクがあの言葉でどれだけ救われたか。」




天道はそう言うと――




「あの時は、本当にありがとうございました。」




深々と頭を下げてきた。


意外と律儀なヤツだった。




「ん。まぁ気にすんなよ。」




俺はそんな天道に笑い返す。


なんだ。


このお礼を言うために呼び出されたのか。




少しホットしたような、なのに何故か少し残念なような………ハッ、俺は

また何を!?






「そ、それとです!」




まだ続きがあるみたいだ……って!?




「つ、続きがあるのかッ!?」




「は、はいぃ!む、むしろ、ここからが本番というか…////」




天道は一度照れたような顔をすると、一瞬で真剣な顔つきになる。




「え、えっと…単刀直入に言います。」






ごくり。





俺は生唾を飲む。


その瞬間、




「ボ、ボク、恭平さんの事がす、すすす好きですッッ!!!!/////」




天道の言葉が放課後の屋上に響いた。

























やっぱりキタかーーーーーッッ!!!!!!!!








ある程度予想していた事とはいえ、まさか本当に言われるとは…。




まぁ待て。俺にソッチの気はないぞ!?


なにせ、過去に彼女が居たわけだし、それになり男をやってきている訳

で。


だから、だから……



「………………」








…って、なんで断ることができないんだ!?


口の中が渇いているのか…言葉を忘れたのか、何にも言えない。




「…あ…っあ……う…え……?」




出せてこの言葉?とも言えない単語だ。




「きょ、恭平さん?」




天道が俺の顔を覗き込んでくる。




「~~~っ!!////」




その仕草に不覚にもまたドキッとした。


さっきからの俺はどうした!


おかしいぞ!?







「そ、その…迷惑でした…よね?」


「…あぅえ?」


またもや変な言葉が俺の口から出る。




「ぼ、ボク、誰かにあんな事言われて励まされたの初めてで…。それで

ひ、一目惚れ…だったんです/////」




天道はポツポツとだが口から言葉を搾り出していく。


両手はズボンの裾をきゅっと握り締めて言うその姿は、天道がどれだけ勇

気を出して言っているのかを物語っていた。




「恭平さんにお会いした後、ボクは何度もお礼を言おうと会いに行こうと

したんですけど…その…どうしても会うとなると、は、恥ずかし…くって

/////////」




一旦、目を瞑る天道。




「で、でもッ!」




目を開く。




「ボクは今日勇気を出して言います!ぼ、ボクは、恭平さんの事が……

しゅ、しゅきでしゅ!!!//////」




最後の最後で噛んだ天道。




「ひゃぅ!…ぅぅ、か、噛んじゃった…よぉ…/////」




今にも泣き出しそうな天道の顔。


そんな天道に俺は…
















やっべ…心……もってかれた…。




完璧に撃沈した。


しょうがないだろ…。


こんなに可愛いくて、俺に好意を持っていてくれて、それで今、世界で一

番可愛い告白を…お、俺なんかに…。






















「お、俺でよければ……その…」








「…え?」




涙目の天道。


コイツ…今の言葉を聞いてなかったのか?






「お、俺でよければ…その…よろしく」




「~~~ッッ!!!//////」




そこで一気に泣き崩れる天道。


俺はそんな天道を抱きしめ、頭を撫でてあげる。






――空が…きれいだ。




さっきまで曇っていた空はいつのまにかやら晴れ渡っていた。





























これはある小説が好きな青年と小説家である男の娘の『出会い』の物語。









~~~END~~~























=おまけ=



「で、ネタのほうはどんなんだ?」


「それはね~。ボクと恭平さんのお話だよ!」


その笑顔にまたもや俺の心は崩れ去ったのは…内緒だ。



マ「という訳でした。皆様、本当に正直な感想をください!お願いします。」


劉「/////////」


マ「今回はお疲れ様。まぁ課題で半日で仕上げたんでね。腐ってます。なので…目薬を忘れないようにしてください。」


劉「////////////」


マ「では、たくさんの【感想】をお持ちしています!!!」

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― 新着の感想 ―
[一言] カナタ「読ませて頂きました!」 夜神 「恭平ェ…お前ってヤツは…何て良いヤツなんだッ!劉君が惚れたのも頷ける」 カナタ「ああいう台詞って思っててもなかなか口に出来ないよね」 夜神 …
[一言] madao「・・・・・・・・。(全身から変な汗)」 縁「あ、トラウマ抱いて溺死してる。」 エル「しかし・・・こう言う劉さんも新鮮ですね。」 縁「けれどなんでだろう・・・。普通に男女の関…
[一言] 月詠「……………」 霊夢「えーっと…あ、血文字でダイイングmゲフンゲフン! ゆいごウフンゴホン!! メッセージが…」   [劉、かわいいよ劉。 これが男の娘の本領か…おのれマーボーちくせ…
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