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初めてのお客さん

新シリーズ始まりです。

「この薬草入れて溶かせば……」

 アンティーク風の家の中で薬草とともに空間に浮き、試験管を振って、薬を作っている少女がいる。

 彼女の名はクルミ。

 外見は10歳程度。

 魔法屋を開いたばかりの魔女。

 金髪のボブヘアの上に魔女帽をかぶっていかにも魔女。

 下のほうに少女が駆け込んできた。

 彼女はチチル。

 鳥に変身できる情報屋。

 セミロングのはね毛がぴんぴんはねて、かわいらしい。

「クルミー、クルミ―。お客さんですよー初めてのお客さんに―待っててもらっていいんですかー」

「ちょっと待っててねー」

 時計を見るとちょうど10時。

 お茶の時間だったので、三つに増やして、お客さんを迎えた。

 初めてのお客さんは……子供だった。

 5歳くらいの少女。

 肩まである髪を頭の左で一部をまとめている。

「この子は森、友花という名前らしいですよ。花園幼稚園に通っている。家はすぐそこ。」

 なぜチチルが知っているのかは謎だが、クルミは悩みを聞き出すことにしか目が向いていない。

「ねぇ、魔法屋さんは、魔女さんなの?」

「そうだけど?お悩みは?」

 肯定すると、チチルが笑みを深め、その瞬間、クルミが青くなる。

 沈黙。

 数秒後、友花が思い切ったように叫んだ。

「お願い!うちのママ、治して!」

 さすがにチチルもクルミも驚いた。

 なぜ病気(?)だけで魔法屋に来るのか、そして病院に行ったのか謎だったからだ。

 しかし、魔法屋店長としてこれはやるべきことであるっと、クルミが察した。

「OK!友花のママは、絶対に助けるからね!」

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