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平成の火消し屋  作者: あるた
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平成の火消し屋1-4

「何朝から暑くなってんのばっかみたい。早くしないとてるの朝ごはんまで食べちゃうぞ。」


やめてくれぇ。卵にトーストがないと1日暮らせない。

とくだらない1日のスタートを切り姉は店の準備と妹は食料の買出しに出かけた。

朝飯の後の散歩は輝の日課だ。だかここで昨日の夜出会った竹崎真里と出くわした。


「おっはよー少年!にゅーすはみたかねー!さて君はこの事件どう思う?」


以前事件の手助けをしてからずっとこんな感じである。


「いや、得にはどうってことはないんですけど、犯人は犯行を否認してるんでしたっけ?」


そう聞きなおすと真里は重い顔になった


「そうなんだよぉ。なかなか認めてくれなくてねぇ。Tuitterがおかしくなったとかアカウントが凍結したとかって言うんだよぉ。」


客はやはり知らず、しかもアカウントはしっかり凍結されていたようだ。

やはり黒幕は確実に居ると輝は確信した。

ふーん。それじゃあ。とその場を後にしようとしたが真里に止められた。


「これだとおねーさんが君に情報を上げただけじゃないか。何かいいネタ持ってるんじゃないの?」


はぁっとため息をつき真里にヒントだけを上げた。

全くてるくんは意地悪だねとぼやきつつ手を振りながら彼女は去っていった。

今からどうしよう。IPからみもとを割り出そうとしてもお客のものだしなぁ。

と一生懸命に頭を回したが何も思いつかなかった。


「お店で水飴買って帰ろ・・・。」


糖分を取るには甘すぎるがそれくらいでいい。大人になったら糖尿病になりそうなものだが。

輝はお店まで両手をポケットに入れながらゆっくりとお店の方に向かって歩いていった。

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