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戦いと平和が大好きな男の物語  作者: おおさんしょう魚の兄
2/2

実は、

これは、剣と魔法の物語。小さな国エンシュアに住んでいたクロードという剣士の物語。


クルギドとエンシュアの国境付近で戦いが始まった。


「はははははっ。さっさと敵の大将出てこいや!」


彼は戦いを好んでいる。敵陣に一人で突っ込んでいくなど、当たり前である。しかし、

平和が嫌いなのではない。むしろ、平和の方が戦いより好きなのである。


「だって、強い俺が大将をちゃちゃっと倒せば死人、少なくてすむやろ?」


これがクロードの持論なのだ。だから、クロード自身も人殺しをあまりしない。剣を弾きとばしたり、

足を軽く切ったりと戦闘不能にさせるだけだ。


「見~つけた。そこだっ。」


クロードは剣を投げた。魔力が剣を覆い、長剣が槍の長さまで伸び、真っ直ぐに大将のところへ向かっていく。


敵も流石に予想していなかったらしい。無防備だった。


「っ!将軍!」


一人襲い来る剣に反応し、かばった。しかし努力虚しくクロードの剣は、敵を真っ二つにし

大将へとたどり着いた。首から上が吹っ飛んだ。


そこでクロードは叫んだ。


「この場におる全員に告ぐ!お前らの大将の首はとった。おとなしく投降せえ!」


武器を捨て、投降する兵士達が続出する。しかし、抵抗を続ける者もいる。


「全く。クロードの甘さにはいつも困りますねぇ。こういうのは」


一人の味方剣士が抵抗している兵士の所に行った。そして一瞬の間に全員を斬ってしまった。


「ちゃんと力を示さないと。」


「ジャック!お前な、殺すことないやろ!もっと他に方法あったはずや!」


「ありませんよ。そんなの。ほったらかしにすれば、こっちの兵がやられてしまう。」


「まぁまぁ、二人とも。落ち着いてよ。もう終わったんだよ?」


「ちっ。」


幼馴染の女剣士のサラになだめられ、エンシュアへと帰っていった。

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