表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/57

モラハラ夫の日常⑥

「口でしてくれ」


 風呂からあがり、さっさと寝るのかと思われた夫が不意に話しかけてきた。頭をフル回転させて意味を汲みとる。


「あ、うん。いいよ」


 その場でしゃがんでズボンに手をかけた。


「バカ、そんな色気のない格好でイケるかよ、着替えろ。そーだなあ、ミニワンピ系、俺が買ってやったやつ」


 ああ、コイツ、やり損ねたから私で我慢しようと。しかも抱くのは面倒だから口でしろと。


 文句のつけどころがないクズっぷりは逆にありがたい。確固たる意思を保ち続ける事ができるから。


 部屋でしか着ることのないピタピタのミニワンピは両肩が丸出しで、本当にこれを着て外を歩く女がいるのかと疑いを持った。


「おー、良いじゃん、良いよ」


「うん」


 固いフローリングに膝をついて丁寧に奉仕するがまったくイク気配がない。酔っているから余計に。


 すると頭を両手で持たれ固定されると激しく腰を振ってきた。無駄にデカいあれが喉にあたり、えずくがお構いなしで振り続ける。やがて呼吸が荒くなってきた。


「あー、やばい! いくぞえりこ!」


「ガハッァ、ハァッハッ」


 その場に四つん這いになり咳き込む私に、なんの言葉もかけずに夫は寝室に消えた。


 よく今まで殺されなかったな、それとも私だけ? こんな扱いを受けているのは。


 ムラムラと湧いてくる殺意、いつからか金をぶん取るだけでは気が済まなくなっていた。


 それはもう当然の想いだよね。虚空に漂うもう一人の自分に問いかけた。


 床にぶちまけた精液をティッシュで拭き取りながら。静かに。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ