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44.ブリューナク

今日は、3月25日である。そう言えば、当分の間、自分達のステータスを見ていなっかたので、ここで確認しとこうと思う。


名前 神月 サイガ

レベル 99

HP 7700

MP 7600

スキル 鑑定 アイテムボックス 世界言語 木神術2 抜刀術7 テイム10 気配隠蔽9 火王魔法4 雷王魔法6 闇魔法4 魔力支配7 罠感知10 隠蔽10 気配察知10 魔法耐性9 縮地10 睡眠学習改5 体聖術3 再生魔法4 鍛冶8 料理4 雷操作3

称号

世界初ダンジョン入り

世界初ダンジョンモンスター討伐

世界初フロアボス討伐


種族 ヒュージスライム

名前 グラム

レベル 20

HP 8100

MP 7900

スキル 物理無効 魔法無効 世界言語 強酸弾7 水王魔法7 超分裂5 超巨大化5 スライムボックス4 硬化4 水操作3

称号

神月サイガの従魔


種族 ホワイトタイガー

名前 スノウ

レベル 58

HP 7900

MP 6500

スキル 世界言語 咬撃7 斬爪撃6 俊速6 風王魔法5 氷王魔法2 身体強化・剛4

称号   

神月サイガの従魔


種族 チャイルドベアー 

名前 ウル

レベル 30

HP 4400

MP 3800

スキル 世界言語 爪擊9 土王魔法3 咬撃2 身体強化7 運4 格闘術6

称号

神月サイガの従魔


随分レベルが上がったと思う。あと1で100である。久しぶりの大台であるので、ちょっと楽しみである。


さて、ステータスの確認も終わったことなので早速22階層に転移をして、今日の探索を開始しようと思う。さて、22階層はやはり前の階層と変わりはなく同じような景色である。俺達は、22階層を進んで行く。気配を関知を行うとモンスターを発見することが出来た。

敵は、ミノタウロスが2体同時に現れる。やはり、階層が深くなればモンスターも手強くなるのだろう。とりあえず、みんなで一斉に攻撃しミノタウロスを倒し、ドロップした魔石と肉を回収する。その後もミノタウロスは2体同時に現れる。俺達は、全員で攻撃したり、ミノタウロス1体対俺達の中の2人が同時に相手にしたり、1対1で戦うなど色々と変化をつけて、戦い方を工夫しながら探索をする。


昼になると、アイテムボックスからテントを取りだし昼食にする。今日は、ミノタウロスの肉のステーキである。ミノタウロスのステーキといっても今日の味付けは塩コショウではない。今日は、ステーキ醤油と言うものを使ってみようと思う。


ステーキを焼いているところに入れるととてもいい匂いが漂う。みんなで食べても好評であった。


昼食後は、少し休憩してから昼からの探索に向かう、相変わらず出てくるのはミノタウロスが2体である。とりあえず、肉が確保できるので居る奴は片っ端から見つけて倒していく。その方がレベルも上昇しやすい。そんなこんなで、探索をしていると、そろそろ夕方になる頃である。まだ、フロアボスまで辿り着いてはいないが、今日はここで引き上げるとする。


「今日は、ここまでにするぞ。」


「もう少し行きたいの!」


「そうだぞ!」


「行くのです!」


「分かった。じゃあ、あと1時間だけだぞ。」


「わかったの!」


「流石、主だぞ!」


「やったーなのです!」


こうして、探索は1時間延長するがフロアボスには辿り着けなかった。その代わり、行き止まりにぶち当たった時に、偶然宝箱を発見した。特にモンスターが守っているわけでもなく、自然に置いてあった。俺は宝箱を開けようとするが、開けようとした瞬間、開けてはいけないと思ってしまった。そう、罠が仕掛けられていたのである。なので、俺はグラムに頼み開けて貰うことにした。俺達は、宝箱から距離を取り、グラムには俺達が居る所から、体を触手の様に伸ばして開けて貰う。グラムが宝箱を開けた瞬間、宝箱から3本の矢が飛び出してくる。俺達は、曲がり角から宝箱の操作をやっていたので矢が当たることはなかった。他にも仕掛けがあると嫌なので少し様子を見るが、特に何も起こらなかったので、俺達は、開いた宝箱の中身の回収に向かう。宝箱の中身は1本の槍が入っていた。鑑定をすると、


名前 ブリューナク

スキル 貫く者 水魔法8


貫く者

攻撃した相手を貫く。


何か、あんまり期待していなかったが、またすごい武器が出たもんだと思う。とりあえずは、アイテムボックスの肥やしになっていてもらおうと思う。


ここで、ちょうど1時間経過した。


「よしっ、約束通り1時間経過したから今日はこれで引き上げるぞ。」


「仕方ないの。」


「約束だぞ。」


「分かったのです。」


こうして、全員が納得したので今日は帰ることとする。俺は、転移の指輪を使い家まで帰る。だが、1階層の入り口に転移した所に、猫と犬達が全員揃っていた。俺は、今日も探索をしているものだと思っていた。


「それで、お前達どうしたの?」


『ご主人、お願いがあるんニャ。』


「なんだ?」


『実は、次に進める許可が欲しいニャ。』


「強くなったのか?」


『もう、2階層じゃ物足りない位ニャ!』


「へ~!そんなに強くなったんだ。」


と、思って猫達を見ていると、何故か1匹の猫の尻尾が2本に見えるのは気のせいかな?とりあえず、俺は目を擦り改めて猫達を見ると明らかに尻尾が2本生えている。しかも1匹や2匹ではなく全部の猫が尻尾が2本あるのである。

古くから、年を重ねた猫が尻尾が2本となり猫又になると言う話がある。とりあえず、猫達の内の1匹を鑑定して見るとする。


種族 猫又

レベル 5

HP 1000

MP 1200

スキル 猫ボックス2 幻覚魔法2 雷魔法3 爪擊2 咬擊1 俊敏8 


猫ボックス

アイテムボックスの劣化版。レベル1では四畳半くらいだが、レベル上昇と共に収納量は増えていく。


幻覚魔法

相手に幻を見せることが出来る。


まぁ、これは1匹だけを鑑定した結果であるが、何匹か鑑定した結果では、魔法や武器を使う関係のスキル等々色々なスキルを持っていた。何か、俺の知らない間にどんどん強くなっていくなと思う。


「とりあえず、外に出るときは幻覚魔法を使って尻尾を隠すようにしろよ。じゃないと見つかったら世間が大騒ぎして、もしかしたらお前達を捕まえて変な実験とかされるかも知れないぞ!」


『それはこわいニャ!外に出るときは魔法を使うニャ。』


さて、次は犬達だけど、何か少し逞しくなっているように感じる。俺は、犬達にも話をする。


「お前達も逞しくなったな。」


『これもご主人のお陰ワン。』


「そんなことはないぞ。お前達が努力したからだぞ。」


『ありがとうワン!』


種族 魔犬

レベル 5

HP 1200

MP 1000

スキル イヌボックス2 水魔法2 影魔法2 爪擊2 咬擊1 俊敏8 


イヌボックス

アイテムボックスの劣化版。レベル1では四畳半くらいだが、レベル上昇と共に収納量は増えていく。


影魔法

影を操ることが出来る魔法。


犬達はみんなが影魔法を習得していた。何だかんだで犬達も強くなっている。これならもう俺が心配することはないかも知れないな。


「よしっ、じゃあ、明日、お前達の戦いぶりを見せて貰うからな。」


『『わかった(ニャ)(ワン)!』』


「じゃあ、今日は早く休むようにな。ああっ、そうそう、まだ夕方だから外に散歩に行ってもいいぞ。」


猫達は、自分達の家に戻っていくが犬達は散歩に出かけていき1時間後に帰宅し家に戻っていった。その後は、いつものパターンで夕食を食べて就寝する。


次の日の3月26日。今日は猫と犬達と探索に出かける。皆一斉に行くのは大所帯となるので、1階層を探索した時と同じように4班に分かれることにする。


さて、探索の結果は、スムーズに進むことが出来た。猫や犬達の動きはとても速く攻撃力も中々の物である、スキルを所持している奴も何匹か居るため上手く連携をとれていた。


「今日の探索でお前達が強いことは分かった。とりあえず6階層まで行ってもいいぞ。だけど、敵もずっと同じじゃないから注意するんだぞ。それと、今までは魔石は放置してたと思うけど、収納が出来るようになったから持って帰ってくれると嬉しいぞ。」


『『ご主人、ありがとう(ニャ)(ワン)。』』


『魔石は持って帰って来るニャ。スキルの書はどうしたらいいニャ?』


「好きに使ってもいいぞ。他にドロップしたものや宝箱から出た物で使えるものは使ってもらって構わないぞ。自分達が使えないものだとしても回収して欲しいぞ。」


『了解ニャ!じゃあ、続き行ってくるニャ!』


『行くワン!』


「ああっ、ちょっと待ってくれるか。」


『なんニャ?』


「お前達、休みの日ってあるのか?」


『特に決めてないニャ!だよニャ?』


『休みはないワン!』


「探索もいいけど休みは必要だぞ。俺はそんなにブラックな飼い主じゃないぞ。これからは、週に2日休むようにしろよ。」


『週ってなんニャ?』


「悪い。お前達に言っても分からないよな。5日探索したら2日休むってことだよ。」


『休んで何するニャ?』


「何でもいいぞ!寝て過ごしてもいいし遊びに出掛けてもいいし、好きに過ごしていいぞ。ただし、外に行くときは他のやつに迷惑を掛けないようにな。」


『分かったニャ!』


「そういうことで明日から2日は休みな。」


『明日ニャ?分かったニャ。』


『分かったワン。』


『じゃあ、探索の続きに行ってくるニャ!』


「おう、気を付けて行ってこいよ。怪我しないようにな。」


『『了解(ニャ)(ワン)。』』 


話が終わると猫と犬達はダンジョンに消えていった。まだ、日が高いのでダンジョンの探索にでも出掛けたのであろう。俺達も、思いの外早く終わったしので、今からダンジョンに行くつもりである。明日は、休日のため、今日は、頑張らねばなるまい。まぁ、その前にちょっと早い昼食を食べてからにする。


現在の時刻は午前11時30分である。もう既に、早い昼食は済ませたので、俺達はダンジョンの22階層に転移をする。道順は大体だが覚えているので、昨日、帰還した場所まで一直線に進む。なんとか、2時間と少しで昨日の場所まで辿り着くことが出来た。そこからは、探索を開始し、色々な道を探索していく。特に、真新しい発見はなく宝箱も出現してはいなかった。その代わりに、ミノタウロスが沢山いたので、俺達の経験値とお肉になって貰うとしよう。


そんなこんなで、2、3時間探索すると大きな扉の前に出る。言わずと知れたボスの部屋である。


「さて、今日の1日の最後にボス部屋に辿り着くことが出来たけどどうする?」


「そんなの決まりきっているの!」


「そうだぞ!」


「もちろん行くのです!」


「当たり前なの!明日からは休みだからこの階層をクリアしてキリがいいところで探索を終えるの!」


「同意見だぞ!」


「賛成なのです!」


「分かった。俺もグラムと同意見だし、ただ、確認したかっただけだよ。

じゃあ、行こうか!」


「「「わかった(の)(ぞ)(なのです)」」」


俺達は扉を開けて中に入る。いつもの如く俺達全員が中に入ると扉は自動的に閉まっていく。ボス部屋は前回と同様にとても広い。


「さて、何が出てくるのかな?」


「何でもいいの。歯応えのある奴がいいの。」


「俺は、何でもいいぞ!」


「ウルが全部やっつけてやるのです!」


などと話をしていると目の前にボスモンスターが現れる。


種族 ギガントミノタウロス

レベル 48

HP 8000

MP 6000

スキル 斧聖術2 怪力9 突進9 身体強化4


どうやらこの階層のボスはこいつ1体のみのようである。

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