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18.本格的な探索開始

午前9時、ペタペタと頬を叩かれる。俺はようやく目覚める。それからはみんなで朝食を食べる。今日はシンプルにトーストにジャムを塗って食べる。朝食を食べ終えると10時半になっていた。


「朝食を食べ終えたしダンジョンに行こうか?」


『行くのー!』


『行くぞ!』


『行くのです!』


俺はダンジョンに行く準備をしてからダンジョンに行く。


『ご主人、そーいえば、これ返してなかったの。』


俺はグラムから転移の指輪を返してもらう。そして、7階層に転移を行う。この階層のボスの居場所はグラム達だけで潜っているときに発見しているのでその場所めがけて一直線に進む。


7階層のボスに辿り着く。この階層のボスモンスターは4メートル位あるカマキリであった。しかも、カマキリの両手は鋭い刃のようになっていた。


種族 キラーマンティス

レベル 15

HP 2000

MP 1500

スキル 切り裂く5 飛翔2 気配察知5 風魔法4


となっていた。


切り裂く

敵や物を切り裂くことが出来る。


飛翔

飛ぶことが出来る。


「とりあえず俺とグラム、スノウが3方向に別れてまず魔法を放つ。そのあとはそれぞれに任せる。くれぐれも同士討ちだけは避けろよ。」


『わかった(の)(ぞ)。』


「そして、ウルは俺と一緒に魔法を放ったあとは後ろで隠れてような。」


『くやしいけど、わかったのです!』


「じゃあ行くぞ!」


グラムとスノウがキラーマンティスの左右に散り俺は正面に出る。そこで、4人一斉に魔法を使う。魔法は全弾命中する。それを見たスノウがと俺はキラーマンティスに突っ込みスノウは爪で俺は木刀で斬りかかり木刀を振り下ろすが手応えがない。あれっと思っていると目の前にはキラーマンティスの姿が消えていた。左右を見回しても見つからない。すると、俺を大きな影が包み込む。上を見るとキラーマンティスが空を飛んでいるではないか。


「あー!そういえばスキルに飛翔ってあったな。でも、本当に飛ぶなんて反則だろ?」


と、1人愚痴る。こうなれば魔法で撃ち落とすしかない。なので魔法を撃ちまくりキラーマンティスを地面に落とす。ちょうど雷魔法を使ったお陰でキラーマンティスは痺れている。ので、ここがチャンスと思い一気に蹴りを着ける。


「グラム、スノウ、敵は今麻痺状態だからここで一気に仕留めるぞ!」


『わかった(の)(ぞ)』


グラムはアクアカッターを放ちスノウは身体強化を使い、風魔法と爪撃でキラーマンティスの体を切り裂いていき、俺は木刀に炎を纏わせ縮地で一気に距離を詰めキラーマンティスの首に斬りかかり切断する。キラーマンティスはその場に倒れ少しすると消えていった。

キラーマンティスが消えた後には魔石とカマキリの刃の部分がドロップしていた。一応回収をする。回収をしていると宝箱が出現したので中身の確認を行う。宝箱の中身は、ポーションが4本、ハイポーションが2本、スキルの書が2つ入っていた。1つは風魔法、もう1つ気配察知であった。どちらも直ぐには必要がないのでアイテムボックスに入れておくことにする。


ハイポーション

傷を癒すことが出来る。HPを50%回復することが出来る。


俺達は階段を下りて8階層に到達する。8階層も7階層と同じようなフィールドであった。少し遠くにホーンカウがいたが7階層よりもレベルが高い。でも、そんなことは特に気にせず肉を確保していく。やはり、モンスターのレベルが上がると肉も美味くなるのでみつけしだい倒していく。草原を探索するが下への階段は見つけられなかった。やはり、森の中に下への階段があるのだろうと思い森の中に足を踏み入れる。森の中を進んでいると目の前には洞窟が見えたのでそっちに向かう。そこは、洞窟と言ってもそんなに奥はなく宝箱が目の前に起これているだけだった。宝箱に近づくうとしたら猿型のモンスターが出てた。しかも、1匹ではなくて10匹位出てきて俺達を囲みグルグルと回り始めた。


種族 ファイトモンキー

レベル 15

HP 900

MP 500

スキル 引っ掻く5 怪力2 奇声2 


怪力

力が強くなる。


奇声

奇声を上げ敵を怯ませる。


相手はこちらの様子を伺っているようなのでここは先手必勝で4人背中合わせで魔法を放つ。ウルのところ以外は敵を倒すことが出来ていた。残りは2匹なのでグラムとスノウに任せようと思う。


「スノウ、グラム、止めを頼む。」


『いくの!』


『わかったぞ!』


グラムは酸弾でスノウは一気に相手との距離を縮め爪撃で倒していた。猿達は消えてなくなりアイテムがドロップしていた、まずは、魔石、毛皮であった。それらを回収し宝箱に近づく。宝箱を調べるが罠はないようなので開けてみる。宝箱の中身はポーションが3つと只の剣と丸い盾が入っていた。ポーションは普通のもので剣と盾は特殊効果などない只の鉄の剣と鉄の盾であった。それらをアイテムボックスにしまうと探索を始める。


名前 鉄の剣


名前 鉄の盾


森の奥に進むと下への階段を発見する。だが、モンスターはどこにも見当たらない。気配察知のスキルを使用するが居るような居ないような微妙な感覚である。そのため、注意しながら階段に近づくと近くにあった木がいきなり幹を捻り枝を鞭のようにして攻撃を仕掛けてきた。俺達は左右に別れてなんとか回避をする。


種族 トレント

レベル 20

HP 2100

MP 1600

スキル 擬態8 土魔法3 養分吸収5


擬態

周囲の物に似た色や形になれる。


養分吸収

地面から養分を吸収しHPを回復することが出来る。


とりあえずトレントは木であるから火魔法が弱点であることは用意に想像がつく。なので火魔法を放とうとした瞬間、地面から木の根が出現し俺達に攻撃を仕掛けてきた。俺の肩にはウルが居たので俺達は何とか避けることか出来たがグラムとスノウはトレントの根子に捕まってしまった。だが、グラムはスライムであるため捕まれも体を変形させて抜け出せていた。


「グラム、酸弾で根子を攻撃してスノウを助けてれ!」


『わかったの!』


スノウが捕まれている根子の根元を酸弾で攻撃し根子を溶かしていく。根が溶けて本体と分離するとしめつける力が無くなったのか簡単に巻き付いているねを振りほどいていた。


『助かったぞ!』


『気にしなくていいの!』


『許さないぞ!!』


グルルルっとスノウが起こっている。トレントは木だから俺の火魔法が弱点であると推測出来るがここはスノウに譲ることにする。


「スノウ、1人でやれるか?」


『大勝負だぞ!やってやるぞ!』


「じゃあ、任せたからな!」


『ありがとうだぞ!!』


俺は今居るところから1歩後ろに下がりスノウとトレントの戦いを見守ることにした。そこに、グラムが来て


『ご主人、スノウだけに任せて大丈夫なの?』


「多分、いけるだろ。もし、苦戦するようなら助太刀に入るさ!」


『わかったの。』


俺達が話している間、トレントとスノウはにらみ合いをしていた。


暫く膠着があったが先に動いたのはスノウであった。俊敏を活かしてトレントに迫る。だが、トレントも近づけさせまいと根を使いスノウを捕まえようとしているがスノウはそれを全て回避している。


『それはさっき見たからもう通用しないぞ!』


スノウがトレントに近づくと、トレントは幹を捩って無数の枝で倒れ込むように攻撃をしてきたがスノウは速さを活かして攻撃が地面に到達する前に通りすぎ自信の爪に風を纏わせてトレントに飛びかかり爪撃の連撃を繰り出す。

すると、トレントは急に動かなくなり消えていった。


「スノウ、よくやったな!」


『スノウ、よくやったの!』


『スゴかったのです!』


『どんなもんだぞ!』


スノウはふんスッとして威張っているようだったので、少し釘を指しておく。


「確かに、トレントは無事に倒せたけど最初に捕まったのはちょっといただけないぞ!!」


スノウは、しゅんとなり


『主、それを言うのは反則だぞ!!』


「でも、事実だろ?今度からは相手をなめないようにしていかないとな。」


『うー!わかったぞ。』


スノウも分かってくれたみたいで今後が楽しみである。


「まあ、それは俺にも言えることだしな。実際、油断していたのはスノウだけじゃなく俺もしていたから同罪なんだけどな!!」


『ご主人も油断したらダメなの!!』


グラムに怒られてしまってみんなで笑いあった。たが、今後の教訓としてどんな相手にも油断しないようにやっていこうと思う。

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