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12.スノウの部屋選び

俺は、5階層を探索を始めると直ぐにモンスターの気配を感じた。そこには、ゴブリンメイジが2匹とゴブリンソードが1匹いた。グラムは俺の頭から飛び降りると水の刃でゴブリン達を倒していく。


「グラム、やること速いな。」


『任せろなの。』


『ぐぬぬ~。なんかくやしいぞ。』


「スノウ、何か言ったか?」


『なんでもないぞ。グラムが活躍してるからってくやしいなんて思ってないぞ。』


何かスノウの思っていることが全部口に出てるみたいだな。でも、今はまだ、弱いから仕方ないな。


「じゃあ、このまま行こうか。」


『『わかった(ぞ)の。』』


俺は、また5階層の探索を再開する。その後、十数回同じ様な戦闘を繰り返す。すると、肩に乗っていたスノウが光輝きだしたので肩から下ろす。

光が消えるとそこには、子犬程に大きくなったスノウがいた。


種族 スモールホワイトタイガー

レベル 1

HP 100

MP 80

スキル 噛みつき3 爪撃3 俊敏2

称号   

神月サイガの従魔


俊敏

素早く動けるようになる。


進化するのが早かった。まあ、いきなり5階層で戦闘をしていたのだから直ぐにレベルが上がった。因みに俺とグラムは


名前 神月 サイガ

レベル 29

HP 1800

MP 1750

スキル 鑑定 アイテムボックス 木刀術9 テイム6 気配遮断6 雷魔法5 魔力操作5 罠感知3 隠蔽4 気配察知4 魔法耐性3 縮地3 睡眠学習3

称号

世界初ダンジョン入り

世界初ダンジョンモンスター討伐

世界初フロアボス討伐


種族 ビックスライム

名前 グラム

レベル 4

HP 1400

MP 1370

スキル 物理耐性6 酸弾7 水魔法4 分裂5 魔法耐性4 巨大化5 

称号

神月サイガの従魔


普通に寝てるだけなのにずいぶんレベルが上がってるな。まあ、それよりもグラムの成長が異常な気がするのは俺だけなのかな?まあ、強くなってるから良いんだけどね。そんなことを思っていると5階層のボス部屋に着いた。だが、時間を見ると既に昼はとっくに過ぎておりお腹も減ってきたのでここで休憩をとろうと思う。なので、魔法のテントを出す。


『ご主人、そんなもの出してどうするんだぞ?』


「今から、休憩を兼ねて昼御飯を食べるんだよ。」


『そんな小さいのだときゅうくつだぞ。』


「そうか、スノウは知らなかったんだな。とりあえずなかに入ってみろよ。」


スノウは訳がわからないといったふうにテントのなかに入っていく。が、直ぐに引き返して来て


『ご主人、中が物凄く広いぞ。』


「これは、魔法のテントだから見た目以上に広いんだよ。」


『すごいぞ。』


「じゃあ、休憩をしようか。お前達は何か食べたいものあるか?」


『グラムは主と一緒のものが良い。』


『ミルクがほしいぞ。あとは、ご主人に任せるぞ。』


「わかったよ。」


俺は、コンビニで買ったサンドイッチを出してやり飲み物は牛乳にした。そして、昼食も終わり少し眠くなったので自分の部屋で寝ることにした。


「俺、眠いから部屋で寝てくるからお前達も自分の部屋で休んできて良いぞ。」


『わかったの。それで、ご主人、部屋に本を置いてほしいの。』


「わかったよ。」


俺とグラムはグラムの部屋に行きグラムがまだ読んだことの無い漫画本をアイテムボックスから出してやる。


「じゃあ、グラム、また後でな。」


『わかったの。』


俺はグラムの部屋から出ると部屋の前にはスノウがお座りをした状態でいた。


『おい、主。俺は部屋なんか無いぞ!』


「そうだったな。スノウはどの部屋が良い?」


『どこでも良いぞ。でも、やっぱり主のとなりがいいぞ。』


「じゃあ、俺の左隣はグラムの部屋だからスノウはこっちの右隣の部屋だな。」


『主、ありがとうだぞ。』


スノウの部屋の扉を開けてやるとスノウはベッドにダイブした。


「じゃあ、あとで来るからな。」


『了解だぞ。』


俺は自分の部屋に行き睡眠をとる。


2、3時間眠ると気分がスッキリした。俺はリビングに行くとスノウがゴロゴロしていた。


「何やってんだ?」


『暇だからゴロゴロしてたぞ。』


「それよりもよく部屋から出てこれたな?」


『???主のやり方見てたから簡単だったぞ!!』


「そうか。」


各部屋のドアはレバー型のドアになっていたのでスノウはどうやら飛びついて開けたようだ。

スノウがここにいたので次はグラムを呼びにいく。グラムは部屋で本を呼んでいた。


「グラム、そろそろ行くぞ。」


『わかったの。』


グラムは本を読むのをやめて部屋から出てくる。


『ご主人、もう行くの?』


「そうするつもりだがいいか?」


『大丈夫なの。』


「よし、じゃあ、行くぞ!」


『『おー!!』』


俺はテントを出ると目の前には5階層のボス部屋の扉がある。そのため、ボス部屋の扉を開けてボス部屋に入る。ボス部屋の中にはゴブリンソードとゴブリンアーチャー、ゴブリンメイジが各2匹ずついた。そして、ボブゴブリンソードとボブゴブリンメイジが各1匹ずついた。


種族 ボブゴブリンソード

レベル 15

HP 315

MP 160

スキル 剣術4


種族 ボブゴブリンメイジ

レベル 15

HP 240

MP 300

スキル 火魔法5


種族 ゴブリンアーチャー

レベル 7

HP 60

MP 45

スキル 弓術3


種族 ゴブリンソード

レベル 9

HP 65

MP 33

スキル 剣術3


種族 ゴブリンメイジ

レベル 9

HP 33

MP 65

スキル 火魔法3


鑑定では、こういう結果だった。


「とりあえずスノウは見学な!」


『くやしいけどわかったぞ。』


「攻撃が来たらきちんと回避はするんだぞ。」


『わかったぞ。』


「じゃあ、グラム、行くぞ!!」


『わかったの。』


俺はまずゴブリンアーチャーに向かっていく。縮地を使い一気に距離を詰め木刀を振るいゴブリンアーチャーを倒していく。グラムは、ゴブリンソードに向かいアクアカッターを使いゴブリンソードを倒していっていた。次に俺はゴブリンメイジに向かう。ゴブリンメイジはファイヤーボールを放ってきたのでそれをかわしゴブリンメイジを倒す。あとは、ボブゴブリンソードとボブゴブリンメイジのみである。


「グラム、ソードの方頼めるか?」


『わかったの。』


俺はボブゴブリンメイジに向かう。ボブゴブリンメイジは俺にファイヤーボールを放ってくる。ゴブリンメイジのファイヤーボールよりも速度も大きさも明らかに上であった。それを何とか回避しボブゴブリンメイジに接近することが出来た。接近すればこっちのもので魔法を使われる前に木刀で斬りまくりボブゴブリンメイジを倒す。グラムの方は水魔法でボブゴブリンソードを包み込み相手を溺れさせて倒していた。何かどんどんグラムの魔法の扱いが上手くなっていっているような気がするのは気のせいなのか?やはりこれも漫画の効果なのか?と思い更けてしまう。

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