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ドラゴンさんの暇つぶし  作者: R's
第2章    天の意思と人類誕生 
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 第14話  リナとカナタとハルカ

「途中で視点が変わるよ!」

 龍の姿になって世界と世界の間を飛翔する。私はこれから生まれ育った『バンク』を訪れ、最愛の弟に会いに行くのだ。その前に『バンク』の管理人さんに会って許可を貰ったり、Rのお願いをもう一つだけ聞いたりしたが。

『バンク』の管理人(神)は「冬」と言うらしい。Rと同じコードネームで本名ではないが。私も『リナ』と名乗っているけれど、これも本名じゃないしね。神の間ではそういうことがよくある。因みに冬さんはRがふざけ過ぎたら制裁を加える担当で、怒ると怖いらしい(猫丸情報)。見た目合法ロリの白髪銀眼クール系美少女なのにねー。

それとRのお願いは《寅》の神格の一部の貸し出しだ。R曰く「カナタ君は神格適応者じゃないから、少しずつ与えていかないと爆死するよ。」とのことだった。なにそれ怖い。身の丈に合った力よりも多くの力を望んだ場合、エネルギーに耐えきれず内側からエネルギーが出ていってしまうらしい。その勢いが激しすぎて爆発したかのようになるんだとか。ってそれ前世の私の最後やん………。やだ怖い。


という事で今持っている神格は本当に少しだけで、与えても「神獣(笑)」程度にしかならない。それでも識別できるから問題なし!!


『…ここか。えっと、人に化けて入って行けばいいんだっけ。』


 阿保な事考えていたら着いた。うん。流石の私でもちょっとドキドキするな。だって前世とは全然違う姿だし、生まれ変わって神になったよ!! この世界はこれから崩壊するから私と一緒に来て! なんて言って信じてもらえるか……。あれ、これは言い回しに気を付けないと只の変人なのでは…?





「…………ただいま。」


 何かもう色々不安だけれど、取り敢えず世界の中に入ってみた。と言っても直接私の実家の自分の部屋に転移したけど。


 部屋を見渡す。家は一戸建てで二階建て。私の部屋は二階でその隣の部屋が彼方(カナタ)の部屋だ。そこに気配はない。部屋に置いてあった時計は16時ちょい過ぎだし、まだ帰ってきていないのかな? あれ、彼方って今何歳? 私が生きていたときは小学6年生じゃなかったけ。……んー、えっと、時計を見ると何年か経ってるみたいだな。こういう時デジタル時計で良かったなと思う。どんな時だ。


「あれもしかして、彼方もう高校生!? 9年くらい経ってない!?」


 わー、時が経つのは早いなー。あれ、私って、私の世界で一万年くらい寝たりしてたような。…『バンク』って時間の進む速度が本当に遅いんだ……。

 つーか私の部屋綺麗だな。これ仏壇さえなけりゃ死んだ人の部屋ってわからなくない? 仏壇あってビビったけれど。自分の写真が仏壇にあったらビビるよ、普通。


 そんな中、誰かが家の鍵を開けた。知っている。この気配はあの子だ。と言うかうちは父さんも母さんも18時過ぎじゃないと仕事が終わらないんで帰って来ないし。これは行くしかないな。驚かそう。

 こっそり部屋を出て階段を下りる。転移魔法も使って彼方の背後を取って忍び寄る。あ、彼方は高校生みたい。ブレザー制服? いいなアレ。記録用の魔道具に取っておこう。よし、鞄を置いたな! 絶好のチャンス!


「おっかえり―!! 彼方!」


 私はそう言って彼方に飛び掛かった。

















 今日は短縮日程で早く帰れる日だ。僕はそれでも暫くは学校にいるけれど。家に戻っても誰もいないし、部活もやってないから何もやることはない。つまり、暇。超暇。その暇を持て余して、学校の図書室に籠って本を読み漁る僕はクラスで「本の虫」と呼ばれる。けれど顔は悪くないからモテる。「インテリイケメンに分類できるわ。」とは姉さんの友人の(ゆう)さんの言葉。でも「観賞用のイケメンだよねー。」と続いたが。正直お付き合いとかよく分からないからいいけど。まあ、あんまり図書室に籠っていると誰かに話しかけられるし、ある程度の時間で切り上げるけど。…コミュ障とかじゃないよ? ボッチでもないし。ただ、ちょっと面倒だなって思うことがある時がある、くらいだし。君子危うきに近寄らず。面倒事の気配がするといつの間にかフェードアウトするのが僕である。……お陰様で気配を感じたり、消したりするのは得意です。武術の達人レベルではないけれど。


「ただいまー。」


 いつものように玄関に入り、自分の部屋に向かう。家に帰ってくると習慣でただいまって言ってしまうけれど、両親は帰りが基本的に遅いので返事は無いんだよね。でも習慣だから止められない。姉さんもそうだったし。

 ……? あれ、何かいつもと空気が違うような…。違和感に首を傾げながら取り敢えず鞄を下ろしたその瞬間だった。


「おっかえり―!! 彼方!」


「うわっ!?」


 何処か聞いたことのあるような、しかし、聞き覚えのない可愛らしい? 少女の声がして、背中に誰かがぶつかってきた。しかも結構痛い!? いやどなた!?


「えっ、私より彼方の方が背が高くなっている……だと…?」


「えっ?! 誰!? ちょっと何で家にいるんですか!?」


 振り返ってみると吃驚するほどの美少女がいらっしゃった。背は確かに僕より低い。僕は170㎝はあるから、160前後かな? てかナニコレ銀髪!? えっ!? 地毛? うわ眼の色が金色じゃないか!? 


「って角生えてる!? よく見たら尻尾も!?」


「おおー、何か新鮮な反応だわ。」


「何でそんなに冷静なの?! せめて何か反応して!? どうしてそんなにドライなの!?」


「えっ、そこが気になるの?」


「待って? もしかしてこれは白昼夢? ちょっと何でこんな夢を見てるの? こんなキャラ知らないんだけど。」


「てい。」


「痛っ。」


 え、痛い? ってことは……現実?


「う~ん、ちょっと転生して戻ってきたのにこの仕打ちとは酷いじゃないかよー。お姉ちゃんは彼方のことが心配だったんだぞ~。…主に変なメス豚が付いてないかで。」


「!! その変な方向に心配するのはまさかハル姉!?」


「いや判断基準そこなの!?」


 ハル姉(仮)は思わずといった風に叫んで突っ込んだ。


「面白かったら高評価お願いします!」

「この作品は2021年内に終わらせよー!!」

「しかしながらリアルが忙しくなってきたため、更新頻度は下がるかもしれないという。」

「駄目じゃないですか!?」

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