33話 生態観察 大きな大きな○○
「注意!!」
「R’sが執筆していて気分が悪くなったので細かい描写は避けています。」
「outな人はoutなヤツが出てくるよ!」
「よ~し! 今日から面白そうな生き物探すぞ~!!」
私がそんな宣言をするとフィリアは急にどうした、みたいな顔でこっちを見てくる。そういや私のことほとんど説明してないや。なので私は旅がしたくてブラブラ生き物を観察しながら旅をしていることを伝える。一応記憶として私が神様やってることは伝えてはあるけど…。…ラミ辺りが何とかしてくれそうだしいっかなー。
ちょっと気になってしまったがそれはまだ先のことなので今は置いておく。今はフィリアに騎乗して面白そうな生き物探しのことを優先しましょ。
……この時リナはフィリアに騎乗していくのだが、リナは馬の正しい乗り方など知らない。というか騎乗すらしたことが無いの為、信じられないほど適当に乗っている。リナは「馬の乗り方? 自転車と一緒でしょ? フィリア何とかしてくれたし。」と言い放ち、彼女の眷属は頭を抱える事になるのだが、それはまだ誰も知らないことである。
「うっわ、ここにも森が出来てる…。うーん、フィリアに乗って移動してもいいけどなー。」
進んでいたらまたまた森林地帯を発見。そりゃあそうか。誰も開発などしないのだから。チラッとフィリアを見るけどあの顔は「突き進めばいいんだろ?」って顔だわ。乗ってたら絶対木々をなぎ倒して進んでいくよこの子。
「えっと、なるべく気配消してくんない? 観察したいからさー。」
一回降りてちょっと訴えてみたらそっと顔を逸らし離れた所まで歩いて行った。…ああ、気配の消し方わからんかったのね……。……あとで教えておかなきゃな………。
という訳でやって来ました森の中の生態観察第二弾!! 相っ変わらず生き物少ないけどな!! ちっちゃいトカゲとか、虫とかはそこそこいるんだけど…。観察するほど興味が湧かないんだよねー。なんか大きい動物とか魔物とかいないかなー。いないかー。そもそも大きい生物が生まれるほど長い年数経っていないしねー。大物の大半は魔物だし……。
「ん? 何の音?」
少し遠い場所の茂みからガサッと音が聞こえる。お、これは大物来た…か…?
「………。…はい? ……。」
そこにいたモノを見て現実だと認めるのに3秒。そこからソレが飛び掛かるのに1秒。そして私は0.02秒で絶叫を上げて全力で逃げ出した。
その頃フィリアはモッシャモッシャと草を食んでいた。彼の主、リナが「馬は草食え!」と言うから食べてみることにしたが意外と美味しく主食として申し分なかった為、最近彼は草を食べることにしたのだ。こうやってのんびり過ごすのも悪くないなと思っていたその時―――
「いやあああああああああああぁぁぁぁぁあぁぁ!!!!!!!」
リナの大絶叫が打ちあがった。フィリアはビクッと驚いた。
―――あの主が悲鳴を上げた? ―――
何が起こったと森を見れば、全力疾走で駆けてくるリナ(フィリアの全力より速い)と巨大な蟲? だった。ソレは八足で蜘蛛にも似ているが微妙に異なるその悍ましい見た目を見て、彼にも怖気が走った。
―――これは…恐怖? ―――
それは生理的嫌悪である。フィリアには細かい感情の違いが判らないからそう判断したのだが。困惑しているフィリアの下に辿り着いたリナはまた叫ぶ。
「なんでダニが巨大化してんのさああああぁぁぁ!!!!!」
その感情のまま巨大ダニを結界で囲み―――
「失せろおおおぉぉぉ!!!《竜の咆哮》!!!!」
―――自分が封印していたはずの魔法で結界ごとそれを消失させた。一連の早業にフィリアは茫然とし、リナは呼吸を整え落ち着くことにした。
「………………………あうー。まじかー…………………………。」
ま、まさかあんなデカいダニがいるなんて………。別にダニ自体がそこまで苦手っていう訳ではないけどあそこまで忠実にダニが再現されているのにあの大きさはちょっとヤバい。ほんとヤバい。ダニを写真か何かで見たことがあればわかると思うけど、結構見た目こわいんだよねー。なのにぃ、今回見た奴はフィリアよりも大きかった。大型トラックくらいだったかな。…………うわぁ、やっぱり無理ぃ。
「………心を無にすれば観察できるか……?」
フィリアは「マジで!?」みたいな感じで勢いよく振り向く。正気だとは思えなかったからだ。
「…フィリア、いいかい? ここで諦めたらそこで終了なんだ。決してあきらめちゃダメなんだよ。」
…フィリアは震えながら言うリナを見て、やめておけばいいんじゃないか? と思ったがそっとしておくことにした。
「わ、私はあんな奴怖くない怖くない怖くない気持ち悪くない気持ち悪くない……私は強い私は強い私ならいける私ならいける私なら……………。」
………やっぱり止めようかなとフィリアは思った。
「面白かったら高評価お願いします!」
「リナはヤツの生態を調べられるのか!?」
「次回!!「オイ馬鹿やめろ!」…くっ、言わせてもらえないなんて…!!」
「次もこいつが出てくるのでよろしくですー。」




