31話 暇つぶし 毛繕い?
_____________________________________
名 フィリア
種族 狂争馬
Lv.1362
体力 8600
魔力 6340
武力 7230
耐久 8470
敏捷 7630
特殊スキル 闘志共鳴 大破壊 大地の侵略 【午】
称号 絶対者 不屈の破壊者 止まらない者
_____________________________________
………うん。はい。えっと、馬くんことフィリアのステータスをもっかい見てみたら気になることが出来たんですが…。
何でステータス一桁ずつ上がってんのかな? 何でレベルが1000も上がってんのかな? おかしくないか? いいのかこれで。
原因は【午】の神格にある、はず。え~と、確か【午】の役割と権能は………『巨人』と『闘争』。…………おい、何やってんだ私。フィリアに超ぴったりじゃん。あー、『巨人』だから能力が上昇したのかね? 一応本体の履歴を遡って調べておくかー。
馬くん、フィリアとの戦いはあっさり私が勝利した。やっぱり空間転移は卑怯、ハッキリわかんだね。いや~汚いな流石私汚い!! その後勝手に名付けて眷属に変えてやった。さらに外道な私。だがこれこそ通常運転の私だ!!! 卑怯、汚いは敗者の戯言なのだよ!!
そういう訳でフィリアのけがを治療しつつステータスチェックしてたんだけど…。
「フィリアさ、取り敢えず身体洗っていい?」
滅茶苦茶気になってんですよね、実は。この子さ、人間で例えたら間違いなくお巡りさんが全力で駆けつけてくる状態なんだよ。だって血塗れの大量殺人鬼だよ? これはお巡りさんホイホイだよね~はっはっは~。………現実逃避してねぇで洗おう。絶対だ。正直ステの異常さよりも気になるんです。
幸いにも肯定の意思(恐らく)を示してくれたので水辺へと移動開始。その前にその辺にいたレネの眷属 (この子らマジでどこにでもいたりする。もはや大都市の防犯カメラレベル。)に水辺の場所を聞いてから移動したんだけどね! だってフィリア全く気にしてなかったらしく、水辺の場所すら知らなかったんだもん!! 水分必要ないの!?
「喉が渇いたらどうしてたの?」
そう聞いたらその辺にいた魔物をじっと見つめていた。……そっか……。知りたくなかったよ!! その事実!!
あ、ちなみになんだけど、魔物が狂暴化していたのはフィリアの特殊スキル、《闘志共鳴》の所為だったらしい。これは本来、自身の闘志に応じて周囲を強化する補助型のスキルなんだけど、それを利用して周囲の闘争本能を最大にまで引き上げて狂暴化を引き起こしていたらしい。レネの眷属を通してレネが伝えてくれた。尚、フィリアも初耳だった。いや把握していると思っていたんだが……。
そこそこ歩いて湖に到着。そっから洗濯開始!!
「ちょっと息止めてて!!」
水魔法で包み込み洗濯機みたいにぐるぐる水だけ回転させる。…チッ、全然落ちないか。仕方ない。生活を楽にするのための魔法、『清浄』を使おう!!
「どうだっ!!」
こうかは いまひとつ のようだ …。
………ええええええ……。どんだけ汚れてんのー。
「………よし、全力で殺ってやるよ……」(汚れを)
フィリアがオロオロしてるがすまん、それを気にする暇はないんだ!! この汚れを落とさねば!! 掃除道具と環境に優しい洗剤と『清浄』を大量に用意!! 覚悟ぉ~~~~!!!!
その光景を確認していたレネは、のちにラミに対して「あれはフィリアが可哀そうになってくる状況だった」と語ったと言う……………。
「やっっっっっと綺麗になった~~~~~!!!!!」
シャア!! 終わった~~~~!!! 私はやり遂げたぞ~~~!!!! 達成感に包まれる私の前には立派な体躯の白馬がいた。…ただし何故か目が死んでいるが。何故にそんな目で私を見るんだ。解せぬ。
「にしてのイケメンな馬だな~。」
前世でも馬は見たことがあるが、その馬たちよりもフィリアはとっても筋肉質な印象を受ける。これが「ゴリマッチョ」という奴だろうか。顔立ちも勇ましくキリっとしてる。軍馬ってこんな感じだったのかなぁ。うん。……なんだろう、こう、何か私の表現能力って残念過ぎないかな? まぁ格好いい馬って感じしか感想無いし、いいんだけどね。
……ブラッシング結構楽しかったからちょくちょくやってみよう。流石に毎回こんなに死んだ目にはならない…はず…。……うん、ちょっとはしゃいでたのは認めるから機嫌を直してくんないかな? いや本当にごめんって。
「面白かったら高評価お願いします!




