26話 暇つぶし 生態観察に行こう!
「上様、報告があるのですが…。」
「あ、そういやRもなんか言ってたね。忘れてた。」
レネとラミ用の部屋と家具を創った後、ラミから報告を聞くことになった。ごめん。めっちゃ忘れてました。レネの部屋は滅茶苦茶広くしないとだし、ラミは実験器具が色々必要だったからね…。忙しくてね…。
「ところで何についての報告?」
正直戦々恐々としています。だって心当たりがないんだもの!
「以前上様がR様の世界から住人を確保していましたよね? その件ですが、上様の内包する隔離世界に送っておられたので、それに対するサポートを行いました。」
「えっ。…マジ? 何で?」
「はい。理由ですが、上様の隔離世界は少し独特でして、その世界での注意点を知らないと呆気なく死亡する恐れがあること、現時点では彼らの戦闘能力が低いため能力向上をはかる必要があったこと、彼らの中に神格適応者がいる可能性があったこと、これらの三点があります。」
「待って待って待って。色々聞きたいけど神格適応者? それって例のヤツ?」
「R様が爆笑しながらおっしゃっていたので確実かと。」
うわお。まじすか。神格適応者。それはかなり貴重な存在である。特定の力に呼応するという特徴があり、それに当てはまる神格を得た時、それを完全に使いこなすことができる。これは素質や才能の類であり、ぶっちゃけ只のチートである。
「報告ご苦労さん。良い判断だったよ。」
「はっ。」
優秀な人材を手に入れていたらしい。僥倖ですな。それ以外は…まぁ気にしなくていいや。あんまり関係無いだろうし。……さて、これでお仕事は終わったかな?
「私これから散歩に行ってくるわ。何かあったら連絡ちょうだい? 後は自由に過ごしてて。」
「承知しました。」
「細かいことはラミに任せた。」
「…え、それは、ちょっ」
「じゃあね!!」
私は全力でその場を離脱した。
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名 リナ・アストラル
種族 龍人 / 始祖人
Lv.9999999999999
体力 999999999
魔力 999999999
武力 999999999
耐久 999999999
敏捷 999999999
特殊スキル 不死 不老 無限 久遠 不変
称号 龍神の巫女 始まりの者 終わりなき者 絶対者 龍の代弁者
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「こんなもんかな。」
自分の姿を見る。超軽装。イメージはドレスアーマーだったんだけど…。白基調で金のライン入りのおかげで派手である。めっちゃ。…くるくる回って不調が無いか確認。よし問題ない。銀髪金眼の龍人の美少女(12歳くらい)だけど、ステータスはぶっ壊れ。最強美少女は浪漫である。武器は片手剣。王道から征こう!!
「大丈夫ですかね…?」
あ、ラミには結局追いつかれました。
「本体が残ってるから大丈夫。レネはもう仕事始めてるし…ラミがここに残っててね。」
「はぁ…。…了解しました。」
「溜息つかない!! ていうか私はちょくちょくこんな感じで出かけるから!!」
「分かってます。これから慣れますよ。」
「ならオッケー!! 行ってくるね!!」
「お気を付けて。」
私の持つ力は強大で影響力が凄いから分身体でお出かけします。どんな生物がいるかは知っているけれど、実施に見たいじゃん!! 《世界龍の瞳》の場合、本で知ってるみたいな感じなんだよ!! 実際に観察したい! 分身体なら問題なし!! 今はホムンクルスに憑依してるみたいな感じなんだけどね!!
しかし、この時本体は淡々とした管理しか出来なくなるため、問題があった時にすぐ対処できる部下が欲しかったんだよね~。まあ実際は意識が二つになるから、本体がちゃんと対処できるんだけど。無我っていうかなんというか。面白くない…じゃない、ちょっとややこしいから嫌だったんだ。その点ラミは元々仕事が家から出なくても出来る類のヤツだし都合がいい。いい部下を持ったよ……。ご褒美に実験材料をお土産にしよう。
「今回は何に会えるかな~。」
「面白かったら高評価お願いします!」
「ちょっとずつポイントが増えてるのが嬉しい…!!」




