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ドラゴンさんの暇つぶし  作者: R's
第1章 世界の始祖となりましょう
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22話  どうしようもないことだもの

「「「「「「どうしてこうなった!!??」」」」」」

「すまない。状況が分からないのだが。」


 牛さん連れてお家まで転移魔法で跳んで、家に案内したら状況確認されました。何かな? 分からないことでもあったかな?


「そもそもこれは現実なのか? 俺はもう死んでいるのか? 意識だけ身体から離れているのか? ここが死後の世界なのか?」


「思いのほか混乱してて笑う。」


「……悪いが本気でそう思っているぞ。なぜ何もない所から物が出てくる?」


 あ、それが原因。私が目の前で家具を創ったからだったわ。だって今からDIYしてたらおもてなしできないもの。つか最初っからこうすればよかったわ。よく考えなくても思い付くじゃん。材料作れるなら完成品も作れんじゃんって。


「……あー、説明めんどいから適当に話すよ? まず、ここは私が創った世界。つまり私はこの世界の神様みたいなものってわけ。だから物くらいポンッて創れるの。おーけー?」


「…は?」


 唖然ってこんな感じだったなー(現実逃避)。唖然とする姿の見本みたい。


「んで、私からもなんだけどさ、あんたらこっちで暴れてくれたわけじゃん。何でそんなことしたのさ。むしろ私の方があんたらの事情知りたいわ。なんならそっちの世界で大暴れしてやろうか?」


 脅迫と事情聴取はセットで。当たり前ですよねー。ははは、マジでぶっ壊したろかー。おや、私の意図に気付いたのか険しいお顔ですよ? まぁご丁寧に包み隠さずズバッと言ってるわけですが。でもまぁ、渋々お話ししてくれました。


「我々は人族に対抗するために魔王様のもとに集った軍隊だ。」






 牛さんの(長い)お話を要約しよう。


人族「魔物と魔族は同類だー!」

魔族「そんなわけないだろぶっ飛ばすぞ!!」

→→→大戦勃発。からの魔族で括られた民族が団結。魔王軍誕生。

人族「魔王を殺せー!!大義は我らにあり―!!」勇者爆誕。

魔族「なめんなー!!皆殺しだー!!」

=大激突。

結果=魔王、勇者に敗北。魔族大ピンチ。→→潜伏して機を待つ。

人族「殲滅せよ!!」


 この辺りで牛さん、お仲間のために囮になったらしい。






………………………。……………………………………あー。見えたわ。これは…Rが好みそうなイベントだわ。………さてはあいつ、こっちに()()()()()()()()()()って思ってるな? いやいやいやそんな早くから送ってくんじゃねーよ!! うわぁ、ぜってー言えねぇ。そっちの神の手の上で転がされてたとかマジで言えない。


「理解してくれたか?」


 はい、それはもう。多分君たちよりかは正しくね。…。……。………はぁ、言うかぁ。言った方が話進めやすいしなぁ。


「あ、あー。私が理解したことをこれから言う。それで何を思っても最後まで聞いとけ。」


「……何だ。」


 R、お前マジ災厄。


「まず前提として。多分あんたたちの世界は私の知り合いが管理してる世界。知り合いって言っても、仲良しっていうより仕事仲間的な。ここからが問題。あんたの主、魔王は多分破滅する役割を与えられた。だから()()()()()()()()()()()()()()調()()。」


「……は?」


「恐らく、自分の管理世界から人類を送るからそれ参考にしてねってことでしょ。だからそのためにあんたらは動かされた。…うん。()()()()()()()君たちは戦うことになったんだと思う。」


 もしかしたらそのためだけに創られた世界かもね……絶対に言わないけど。Rならやりかねない。………その世界は多分どうなろうともこれから無くなるだろう。いや、だからこそ、無くなるからこそ、こっちに送ってきたのかもしれないけど。…そっちの方があってる気がする。


「そんな訳がない。我らは己の意思に従っただけだ。」


「でもさ、今の私とは普通に話してるじゃん。」


「それはお前が人ではないからだ。」


「いいや? 貴方は私を人族と認識したよ?」


 これは事実。初めはそう思っていたのだ。なのになぜ私に付いてきたのか?


「ていうか洗脳の痕跡もあったしね。」


「馬鹿な!!」


「私は嘘を付いてないよ? 必要もないし。」


「ぐっ…。だが…。」


 ………なんかごめんね?心の声まで聞こえんだわ。すっごい葛藤。うgwわちょっとマジRsiaく。

何か悲惨過ぎて私の言語能力まで狂いそうだわ。……はぁー。しょうがない。慈悲でもあげますか。


「ねぇ、色々聞きたいこともあるとは思うけれど。君達救ってあげようか? この悲しい現状から。」


「……。」


「そんな警戒しないでよ。この世界が君達の方舟になってあげるよ。」


「……方舟?」


 あ、そうか。それ知らないか。


「…あー、君達をこの世界で保護してあげようか? ってこと。まぁ最終的に人族はここにも生まれると思うけど、君らの頑張り次第では君たちの世界とは違った立場を得られると思うよ? だってこの世界にはそんな歴史は存在しないもの。」


 ていうか何もないです。R-。貰えるならがっぽり貰うから―。


「…自分たちで歴史を造れと?」


「そう。『もしも人族と手を取り合えたら』的な? 努力をこの世界でやってみなよ。」


「………………………。」


「でもまぁ、()()()()()()()()()。」


 問答無用。私は私の意思で動く。元々彼らの意見なんて私にはどうでもいい。Rもそう思ってるから私を試しているのだろう。神として判断できるか、転移者の正しい処理の方法が分かるか。

転移魔法発動。場所はさっき決めた(創った)大広間。


「!!? な、何を!?」


「ゲームしようよ。私と君で。内容は実践戦闘形式のバトル。武器無し、後は何でもあり。一時間につき一人、ランダムに君の記憶から選んでこっちに連れてきてあげる。」


 戦闘準備OK。牛さん、貴方も構えなよ?


「君が動かなくなるまでが制限時間。その後どうするかは来た本人が決めればいいよ。」


「一方的な…!!」


「あはは、そりゃそうじゃん? だって神様だもの。……じゃ、始めるよ?」


 私の暇つぶしになってよ? 戦いって結構愉しいんだからね?



……………………………………一応私は戦闘狂ではないんだけれどね!!


「これ一応リナが牛さんのフォローしてる局面なんですけど!?」「何でどうして!!」「いやマジでどうしてこうなってんの?!」



「次回!!どうしてこんなことになったのか!!説明編!!」

「…これは大丈夫なのか???」

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