19話 暇つぶし2 住居建築 其の二
「今日は三つ投稿します!!」
ザーーーーーーーーーーッ!!
「あー!! 雨ウザい!! 《白亜の涙》意外と重い!! 使いにくい!! あーもう!! また曲がった!!」
豪雨の中の、私のお家作成は難航していた。そもそも私は建築についての知識や、仕事の内容なんて全く知らないし、家の建て方が分かる訳などない。んでもって材料として使ってる《白亜の涙》なんだけど、一回作業中断して造形をチェックしようと魔力の供給を止めてしまうだけで形が決定されちゃってもう変形しなくなり修正するには一度ぶっ壊さないといけなくなる。しかし、《白亜の涙》は無駄に硬く、私でも破壊するのは骨が折れる。しかも意外と重くて、創った後運ぼうとするのも骨が折れるのだ。あー。何でこんなもの使おうと思ったんだか………………。誰だよ!! 便利そうとか思った奴!! はい! 私です!! ………………。はぁ。これは一度計画を見直す必要があるな。
………………。あれ、もしかしてだけど先に結界か何かで形だけでも決めてしまえばいいのでは? 今までは《白亜の涙》だけで作ろうとしていたけれど、それこそ土魔法で壁は作れるし。そもそもあんなレアアイテムだけで作ろうなんてのが間違ってない? …………。え~っと……………………そうデスネ。…おおう…。何で気が付かないかな~。
よし、気を取り直して作業再開。先に形だけ決めてしまおう。必要なお家のサイズを考える。今の私は龍になると軽トラくらいの大きさである。それを踏まえて………あ、私これからさらにデカくなるかもしれないわ。Rに私の最終的な大きさがどれくらいになるのか、聞いておくの忘れちゃったもの。……………………。う~……。
「悩むぞこれは。どれくらいにすべきか…。」
私なりの悩んだ時の対処法1。考えを口に出す。声にしてみると意外と冷静に考察できる。(個人差あり。)ただうんうん唸るよりかはマシだ。私は。他の人はどうかは知らん。
「東〇ドーム100個分くらいなら…。いや、デカすぎる気も…。ならどれくらいが…。」
ちなみにこれ私の癖になってて、一人じゃないときでも長考するときには考えを声に出してしまう。高校の修学旅行で人狼ゲームやってた時、「あ、こいつは人狼じゃねーわ」とみんなに確信された。そうじゃないときは真っ先に殺られる。閑話休題。
結局私の部屋の大きさは縦50ⅿ、横50ⅿ、高さ60ⅿで妥協。これ以上大きくならんようにしよ。いや、流石にこれ以上は大きくならないよね…? あ、勿論、人形態の時は違う部屋にするよ? 流石にね? という事で人間サイズのお部屋を作成。将来的に大きくなるだろうから大人サイズの部屋にしておく。今は130㎝しかないけどね! まだまだ身長は伸びるもん!! 人型は小さくて、龍の時は大きすぎるってどういう事よ。
うん! これで自室もできたし(二部屋)、これからやってくるレネとラミのお部屋を含めた眷属たちの部屋も作っておこう! 確か11体だから、11部屋だね。さっすが私!!
さて、ここで問題がまた発生。
「やっべ、眷属たちの大きさなんて分かるわけね―じゃん。」
レネもラミもどれくらい大きくなっているか分からないし、後の9体なんか生まれてすらいない。そう!
「あれこれ部屋用意しとく意味なくね?」
つまりそういう事なのである!! そういう事にしておこう! 一々調整しないといけないのは面倒くさいのでパスだ。
衝撃の事実に気が付いてしまったので、お家の中は、縦横1㎞高さ60ⅿの空間を確保するだけに留めておいた。うん。今のは無かったことにしよう。それじゃあ、実際に作っていこうか。
ところで話は変わるけれど、結界ってマジ有能。壁とか床とか造るときミリ単位も曲がることが無い。《白亜の涙》、お前もこれを見習っておくれ…。次はお前さんの出番だから…。
《白亜の涙》を大量生産。結界で囲った所に、魔力を流してドッロドロに溶けた《白亜の涙》を投下。その際魔力の供給が途切れないように気を付ける。任意の厚さと高さになったら魔力の供給を止める。するとあっという間に固まってしまう。……なんつー不思議金属やねん。使えるから使うけどさ…………。壁はこれでおkだけど天井どうすっかな。…………。
「よし、何かいい材料創るか!」
という訳でこちらをどうぞ!
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名称 願いの翼鉄
ランク SSS
特徴 竜の翼膜の様に軽く、頑丈。込める魔力によって様々な耐性を持つことが出来る特殊合金。ミスリルに上位以上の《龍の涙》(魔力結晶の一種。竜種が体内で生成することがある。)を10対1で混ぜ込むと造れる。
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願いの翼鉄は黒色の艶々した金属だ。ぱっと見では普通の金属である。しかし、なんかまたヤバそうなのが出来ちゃった。気にしない。うん。私はもう気にしないぞ。
これで屋根作れるけど、てか作ったけど何故かトタン屋根みたいになった。どうにかして格好良くしたいな。でも私は知ってる。この家は私がおもいっきり体当たりしても壊れない。時速3000キロで体当たりしても壊れんかったわ。やっば。
こうして私は遂にお家を作り上げてやった。外から見ると、壁が白。屋根が黒。違和感。あ、この家は基本土足OKだけど、一部は土足厳禁の部屋になっとります。主に私の部屋とかな。まぁ、住みやすけりゃ私はおkよ~。
「2021/3/4日、改稿いたしました。」




