16話 ドラゴンさんは暇になった。
「《ステータスオープン》」
私がそう唱えると私が設定したステータス画面が生まれる。この世界に掛かっている極大魔法、《クリエイト・ステータス》によって、意志がある存在はステータス画面を呼べるようになった。そんでもって、これは他人にも見えるようにした。そっちの方が面白いから。多分。
_____________________________________
名 リナ・カンザキ
種族 世界龍
体力 ???
魔力 ???
武力 ???
耐久 ???
敏捷 ???
特殊スキル 【辰】 ??? ??? etc.
_____________________________________
「まぁ、こんなもんでしょ。」
体力はみんな知ってるHP。無くなると死ぬよーっていうのは分かりやすくしたかったから作った。魔力はMP。これもゲームとかよくあるファンタジー要素という事で入れてみた。魔法とかを使うと消費する奴である。無くなると気絶する。武力が物理攻撃力(腕力とか力とかと関係)で、耐久が防御力(物理も魔法も)。敏捷は素早さ。分かりやすくていい。………魔法の攻撃力とかどうしようかな。そこらへんは裏ステータスみたいな処理をしておこうか。隠しパラメーター。心の踊る言葉だ。
『…………………………あれ、やる事無くなったんだけど………………。』
ステータス魔法を弄り終わって、ふと気付いてしまった。お外、地獄絵図。生き物? まだ生まれてすらない。空とか宇宙、綺麗だけどそれだけ。………………。………………あ、あれ? …………………………わ、私これから何してよう。
『……………………………………。』
たまたま龍形態だったから、空飛んで遊ぶことにした。
『………………………………………。』
もう今日は洞窟に戻って寝よっか。
さて、今日は何しようかな。外を見る。なんか最近? 天候とかが落ち着いてきたし、生物でも作りましょうか。鼻唄を適当に唄いながら洞窟を出てく。
『んー。んー?』
あれ、何か陸の形、変わってね? んー。思ってたよりも海からの浸食が激しいな。ちょっと大陸を広げよ。
『天地開闢。』
私の持つ神格の、【辰】の役割は世界龍でありその権限は《天地開闢》という。らしい。名前からもわかる通り(?)、ありとあらゆるものを創り、改変する能力だ。今日はこれで色々実験を行おうと思います。
よ~し、陸もできたし、実験開始!!
『生まれろ。』
私の宣言によって神格が解放され、大気を揺らす。凄まじいエネルギーが発生し、閃光が奔る。………………何も起こらない。失敗したか? おっとー? やったか? やっちまったか?
『あ、成功したわ。』
スライムが あらわれた!
『えい。』
スライムは たおれた!
『……あ、レベルシステム採用してなかった。』
後で直しておくか。時間だけはあるからなー。スライムの残骸をチェック。うん、使える。あー、今日はレベルの追加とスライム生産で行こ。
そうだ、スライムのステータス画面見とこ。
____________________________________
名 無し
種族 スライム
体力 3
魔力 1
武力 3
耐久 3
敏捷 3
特殊スキル 無し
_____________________________________
うん。なんか最初の子ソッコー潰してごめん。あまりの弱さに私も同情するよ……。
「面白かったら高評価お願いします!」




