15話 何事も基礎が大事だと思います
「今回は短めです。」
眼下に広がるのは白、所により黒っぽい雲海。頭上には燦々と煌めく恒星。もうこれを太陽と名付けましょう。うわあい!もうこの世界に、太陽、雲、海の名前が付きましたー!
『あー、おそらきれい。』
それ以外は無い。比喩ではない。……流石に大気とかはあるけれどね………。
現在私は空というより、宇宙についてチェックしていたところである。チェックは大事です。だってこれ以上問題があるとRに直談判する必要が出てくるから。てかさぁ。いや、なんかもう、なんて言えばいいのかなぁ。こう、違和感というかこうじゃないだろというか………。はぁー。所詮Rのお願いだって覚悟するべきだったなぁ。
『まさか生き物が住めるように星を改造するところからだなんて………思わねぇよ…。』
…………はい。現実逃避終了。調べた結果、宇宙には面倒事はあるけど問題なしかな。別にどうとでもなるし、今は恐らく下手に手を出さない方がいいかな。ああ~も~、取り敢えず………空気の調整と陸地の創造かぁ。……………。…………………………後でRはシバク。
バシューーッ!!!!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!
世界中で乱気流や竜巻が発生した後、轟音と共に陸地が形成されていく。…ハイ終了。空気は構成元素を弄るだけだし、大地はプレートの体積を一部だけ増やせばOKだし、割と早めに出来る。いやまぁ《無》から《有》を創ってるから凄い疲れるんだけど。
『次……行く前に休憩しよー。』
出来たばっかりの陸地に簡単な作りの洞窟を創造。そこで今日はお休みなさい。神様だって休みたいものは休みたいんだよ。
二日目。恐らく。私の体内時間は壊れているから当てにならないけど多分二日目。
「………う~ん……。」
今日は人間形態でお仕事開始。ちなみに本日の天気は強風を伴った雷雨で、海は荒れ狂い、海底火山が噴火し、それはそれは危険な状況にあります。ぶっちゃけ昨日もこんな感じだったので上空で現実逃避してしまった。陸地作ってからさらに荒れた気はする。……結界で静かな空間を作成してるから私の洞窟内は快適だけど。よし! ここを私の作業場とする!!
さて、今日はこの世界の法則やらなんやらを創ろうと思います!! 目指せ! ゲームっぽい世界!!
「ステータスを与える術式とー、成長とかー、称号とかー、むふふ。胸が躍るねぇ!」
ニヨニヨしながら私は世界を創り上げていく。ただ、馬鹿みたいにエネルギーが消費されていくので作業自体はなかなか進まない。でも、着実に作業は進んでいく。そして――
「でっきた―!!!!」
練りに練った術式を世界全体に掛けて、浸透させる。これで完成!! とうとう私の、私だけの世界が完成した! やり遂げたぞー!!! まだ基礎だけ、だけれどな!!
「2021/3/2改稿済みでっす。」




