14話 こうしてドラゴンさんは旅立った
「2021/3/2改稿いたしました!!」
「………おーい。大丈夫かーい。」
Rは私の目の前でブンブン手を振っているが、正直あんまり気にならない。それよりも今何と?
「……………………は?」
「ダメだこりゃ。」
「……え、まじで。」
「戻ってきましたね。」
え、………ゑ? 私もう出動OK? マジで? 唐突じゃね?
「主様、いつの間に世界を創っていらっしゃったのですかにゃ…?」
「あー、骸人にいい場所取ってもらってたのさ。後は僕が言ってちょいちょいッとやっておしまい。」
猫丸ちゃんが何かRと話しているけれど、私の思考は自分の世界のことに行っていてよく理解できない。やっと私も一人前の神様になれる………?
「ですが、世界の管理を行うには眷属がいた方が楽なのですよ。ですからもう少しこちらにいた方がよいかもしれません。」
Mさんはこう言ってるけれど、眷属の教育に私いなくてもOKじゃない? だって私が教える事無いし。てか少しくらいハードでも最初は一人でやりたくない? 協力プレイはソロが限界or飽きたらっていうのが私のポリシーです!
「なるほど~。それでもいいちゃっいいよ。ま、それは君次第だとも言うけれど。」
「じゃあ今すぐ行きたいです。」
「決断早っ。」
「この子たちはどうするつもりにゃ?」
猫丸ちゃんが私の眷属たち、レネとラミを指差しながら言う。ちなみにこの二体は仲良く寄り沿いながら寝ていた。と、尊い………!!
さて、どうするも何もこればっかりはお願いするしかないよね。
「Mさん!」
「はい。なんでしょうか。」
「お願いします! この子ら立派に育てて、私のところに送ってください!!」
「任せてください!!」
「あ~、まぁそうなるよね~。」 「知ってたのにゃ。」
「うふふふふっ。頑張りましょうね? 可愛い仔たち。」
呆れるRと猫丸。しかし、Mさんはそんなことは気にしないとばかりに聖母のごとき微笑みを浮かべてらっしゃる。よしっ! これでMさんを味方にできたはずだ!!
「これで私は自分の世界を持てるわけだね!! どんな世界よ?」
「行ってからのお楽しみ~。あ、後、好きなように創り替えていいからね~。自分好みにしなよ~。モチベーションは大切だから―。」
「おーけーおーけー、勿論だよ!」
さてさて、どんな世界かな~。いまから楽しみだよ!! どんな風にしようかな~。
「なんか話変わりまくってる気がするけど。後は気になることはない?」
Rがそう言うと待っていたかのように、Mが挙手する。
「そういえば、リナも時々こちらに来ても構いませんからね? 天界の座標と軸を教えておきますので、そこに跳んでいただければ……。」
「了解でっす。」
う~ん、後は聞きたいことはないかなぁ。しっかし長かったなぁ。カミサマ稼業も大変だね。主に始めるまでが。どのくらい時間掛かったか厳密には知らないけどね!!
「さ~て、『ひらけ~こま』!」
「待ってナニソレ。」
「リナの世界のゲート創る呪文。」
「チェンジで。」
「あれ、意外と受けないな~。」
誰がそんな適当な呪文で喜ぶか!? 自力でゲート創って転移してやるよ!! ……案外簡単に座標がどこか分かった。
「あ、座標分かったから自力で行くわ。ちょうど私の力も完璧に戻ってきたし。」
「え、やだ。ぼくがおくr」
「さっさと行ってらっしゃい。リナ。このアホは止めておきますから。」
「モガッ!」
「情緒の分からない主様は足止めしておくにゃ~。」
「お、おう。あ、アザーっす?」
神速と言って差し支えのない動きと連係プレーで、Mさんと猫丸ちゃんがRの動きを止める。これはなんか迅速に行動しないとヤバそう。このくらいRとの付き合いでわかってきたぞ。という事でサクッと移動しちゃおう!
「んじゃ、行ってきまーっす!!」
私はそう言って空間移動を行った。
一瞬で目的地に到着する。やはり全力を出して正解だったね。速い速い。あ、さっき気付いたんだけれど、この前Rにつけさせられた腕輪、実は私の力を吸ってこの世界、私の世界に送っていたっぽい。だからRは私にGoサイン出したんだと思う。んで、その魔力の残滓を追跡して私は自分の世界に到着した。最初だし、龍の姿で。私は西洋の龍のフォルムだけどね! やっぱりインパクト重視で行くべきだよね!! 誰にアピールしようとしているのか私も知らないけれど!! さて、この目で私の世界をしかと確認しましょう!!
「ぐがぁ?」
……私の世界に到着して、世界を見渡した。そしたらなんか変な声が出た。いやさ、しょうがないと思うの。誰だってさ「ここがきみのすむところだよ」って湖とか紹介されたら困ると思う。そう、だってこの世界――――
『海しかないんですけど!!!!????』
どういうことだよ!? あの馬鹿駄神!!
「やっとここまできた…。」「イエーイ!」「ここから本編みたいなもんです。」「今までのは設定資料集的な感じだものね。」




