盤外編 女子会。それは饗宴
「サブタイを消しました。」「なんか、こう、気に入らなかったので……」
バンバンバン!!
「ゆーちゃん!! 入るよ!」
「遅れるかと思ったー! 間に合ったよ~。」
「あ、二人ともお疲れ。どうぞこちら本日のお料理でございます。」
「うわあ!! 超美味しそうじゃーん! 料理スキル上がった!?」
「いや実は最近推しがコラボするレストランでバイトしたくてさ。いろいろ練習してるんだよね。」
「うわぉ。」
「ブレないねぇ……。あ、こちらちょっとした伝手で入手した大吟醸です。」
「わっ、すごい。私はちょっとお高めのワインを用意してたんだけど、これじゃ霞んじゃうかも?」
「え、私ビールとチューハイしか持って来てない。」
「流石社畜。」
「イメージ通りじゃん。」
「なんか悲しいんだけど……。…? 何あの水晶? なんかのコラボ?」
「うん? あ、ホントだ。ナニコレ?」
「それ彼方くんから借りてきた奴で、りなっちと話せるらしい。」
「えっ。」
「それって、例の?」
「うん。りなっちの眷属? さんが地球の神様と交渉して、私たちが使う許可貰ったんだって。」
「まじで?」
「大マジ。ということで接続しましょ。」
「えっ!? それどうやって使うの?」
「彼方くんの魔力を借りてきたので、それを繋ぎます。りなっちには連絡してあるし、もう繋いじゃっていいと思う。」
「有能。」
「有能。」
「ワタクシは有能ですので?」
「www」
「wwwやめてwww。」
「おハーブを生やさないで頂いてもよろしくて?」
「wwwよろしくてよwww」
ヴォン!
「わっ!? 何か出た!?」
「ホログラム? すっご。ハイテク…じゃなくてハイマジカル?」
「それではハイマジでよろしくて?」
「ぶほぉ!!」
ゲラゲラゲラ!!(笑い声)
『えっ、何この状況。こわっ。』
「ひょえ!」
「び、っくりしたぁ。」
「反応。美少女の声を感知!!」
『え、こわ。なんでわたしガン見されてんの???』
「おおー!! え、りなっち超絶美少女では???」
「ドラゴンじゃないんですけどー!!」
「ねぇちょっと尻尾の付け根ってどうなってるの? 資料にしたいんだけど。」
『わたしのおもってたはんのうちがう……。ショボーン(´・ω・`)』
「www かっwww顔よwwww」
「やべぇwww女子としていけない声出たww」
『ちなどんな?』
「おぐぅぼ!」
「『おぐぅぼwwwww』」
「尻尾って見せられないの?」
「マイペース過ぎない?」
「あっ! 優ちゃんアルコール入ってる!!」
「既に一杯やってましたw」
『待ってww久しぶりに会ったのにそうくるとは思わんかったwww私も誘えよー!!』
「「「さそっとるやん」」」
『wwwwww』
ゲラゲラゲラ!!
『よぉし!! 新生リナっちでぇす!! 皆元気―!? なんとなく分かった気がするけど現状報告しよーぜ!!』
「「「いえーい!!」」」
「まずはあたしね!? 露島真央、ぴちぴちの23歳でーす!! OLやってまーす! ブラァァァァァックです!! 休みが!! ねぇ!!」
「「『wwwww』」」
「最近の一言ぉ!! いい加減セクハラで訴えるぞあのクソ上司ぃ!!!!」
「あwれwとwるw」
「ヤバスwww」
『ふぅ!! さっすがまおうちゃん!!』
パチパチパチ……
「次はわたし。吾妻優、今日はみんなにミィ君の布教をしに来ました。お仕事は絵描き、よってお前たちよ、ミィ君を崇めるまでは寝かさん。」
「出たー!! 推し事の狂信者!!」
『まってわたし今異世界に居るんだが??』
「いい!? 推しは世界を超えるの……!!!! あ、りなっちの両親の出したゲームでは【グラインディア・レオル・グリジオン】君が最推しですよろしくお願いします。」
『あー、ライオンのあの子? え? 獅子獣人がゆーの推しにランクイン? 好みと違くない?』
「あの性格はもうね、推すよね。一見俺様系だし若獅子っていう設定でもショタ感ないしほぼほぼマッチョメーンみたいな筋肉好き用のキャラかと思いきや家族のことを考えつつも自分のやりたい事と王宮の諸事情を考えて性格を作って来たとかもうね? ヤバいのよもうちょっと押しただけじゃみれないような隠し専用スチルがね???あっもう駄目かわいいかよまるのよそしてお前デレるのも下手な癖に格好つけるのは得意で―――」
「あっ壊れた。」
「あーあ、どうするのよリナっち。壊れて止まらなくなったじゃない。」
『ポーズ機能無いの? それかスキップ。』
「スキップしまーす。」
「―――なんであんなに制作陣はギャップ作りがうまいんですかね神ですか神でしたわしかもルート分岐の判定がシビアで主人公と別れる時の表情がもうねなんであんなに複雑な心情を描けちゃうのマジで天才でわ??? つまり彼らの――――」
「はい。りなヨロ。」
『キラーパスゥ…。おっほん……。私リナ!! ある日突然爆死してちっちゃなドラゴンになっちゃった☆ さらには世界を創って統治することに!? 一体私、どうなっちゃうのー!?』
「チープ。4点。」
「わひゅ……びっっくりした……。優ちゃんいきなり戻らないで???」
「4点て。」
『酷評過ぎない??? 何点満点?』
「1千垓点満点」
「草」
「草」
『草生えぬ』
「結局リナの種族is何?」
『龍神種の世界龍。』
「インド神話?」
『その辺とは全く関係ないらしい。』
「へぇー。」
「それではワタクシですわね? 私は沖津かなめですわ!! 只今エンジニア系のお仕事をしていますの。機材系のトラブルはお任せあれ、ですわ?」
『wwwお嬢様言葉ですのwww』
「んっふふwかなめさんは実は意外な所に就職していらっしゃったのよww」
「確か超小規模な所でしたわね? 大手企業の合格判定を蹴っていらしたわ。」
「おほー! wwwあれは上司がお排泄物だと聞いていましたのよwww」
「お排泄上司はお流し遊ばせ!!!」(ズダアァァン!!! と机が叩かれる)
『wwwwww魂の絶叫wwww』
「おハーブですわ。」
「wwwwwwちょっとww真顔で言うのはww」
『ゆうちゃんwwやっばwww』
ゲラゲラゲラ
『いやーみんな元気そうで何よりですわー。』
「実は全員りなっちが爆散したときに荒れに荒れました。」
『唐突に素面に戻らないで???』
「じゃあ唐突に爆死(物理)しないで???」
「実は私、いまでも赤い物が食べられません。」
「実は2年前まで肉が食えませんでした。」
「実はここに居る全員ショックで3か月は引き籠もりました。」
『誠に申し訳ございませんでした。』
「許すとでも言うと思うたかあぁぁ??????」
「言いたいことが毎日増えていったのでいつか必ず全部言い切ってやるつもりです。」
「ちなみに最終的に莉奈がやられたままでいる訳なくね? ってことできっとどっかで生きてる説が浮上して精神が安定しました。」
『どこからツッコめばいいの???』
「私?」
『OK。ゆーちゃんは一回口を閉じようか。』
「んー。」
「まー、りなっちに愚痴言っても意味無いし大丈夫よー。」
「はいこちら【口ではまともぶっているけど、実はりなっちを爆殺した犯人を探し出して法的に確殺して社会的にも肉体的にも辱めて貶めるつもりだった】まおうちゃんです。」
『それはもう魔王じゃん。』
「よっ魔王。」
「そそそそそそそんな事無いしぃ!?」
「真央ちゃん凄いんだよ? 憲法と法令全部暗記したんだから。」
『もう人間じゃなくない?』
「一般人ですぅ!!」
「ちな、莉奈は誰に爆殺されたん?」
『なんかヤバい上位の神様。』
「法律対象外いぃぃぃ~~~~~!!!!!」
「完全に無意味でしたね(^^)」
「ほら、ブラック企業と戦えるから(震え声)」
『フォローいる?』
「くっ殺せ!!」
『あ、そうだ。そっちの世界あと半年で崩壊するから。』
「ふぁっ!?」
「脈絡なく滅びを宣告しないで????」
「えっえっどゆこと。」
『なんかそっちの神様が「もういらないから壊すかー。」って言ってた。あ! その前に彼方は回収できるんだ。それで彼方には20年後って言っておいたから、彼方には言わないでね?』
「純粋に何故?」
『彼方がはっちゃけそう。もう壊れるならいいか! で彼方が悪く思われそうなことをして欲しくない。』
「……いやぁ、それはないでしょ。少しは信じてあげるべきだし、彼方くん、二回目は流石に無理だと思うよ?」
「そうだね。取り敢えず本当のことを言うべきだよ。本当に壊れるならね。」
『……。そだね。………あー、ちょっと反省。』
「で、マジで壊れるの? 推しの供給が途絶えるかもしれないと?」
「「『気にするのそこなの????』」」
「当たり前。っているかマジか? 嘘ならどうにかして殴りに行くけど???」
『あー、うん。マジで壊れるよ。仮称Xdayってことにするけど、一か月くらい前に私のところに連絡が来るから。そのときにまた連絡するね。』
「マジすか。」
「半年の根拠は?」
『んー。そっちの神様が時間に厳しい人だからなぁ。さっきあと半年で壊しますって連絡が来たし、本当にあと半年何だと思うよ。』
「………………………………………………そう。」
「こっわ。えっちょっ、どうすんのこれ。」
「莉奈、きっと何とかしてくれるよな?」
『圧力ぅ。ま、私は知らんけどね?』
「「このやろう」」
『野郎じゃないですぅー。』
「イベント周回、レアものの確保、今の貯金……よし、行ける。」
「あっ。」
「あっ。」
「りな。その日までに全部使い切るからよろしくね?」
『ひぇっ。』
「墓穴ですわね。」
「ざまぁwですわw」
「うん。じゃあまずは布教開始だね。」
「『「あっ」』」
その日、この家の明かりは消えなかったという………。
「今週は早めに投稿」
「べ、別にシンオウ地方が楽しみだったからじゃないんだからね!?」




