8話 ドラゴンさん、困惑事件
「いろいろすすみます。」「伏線がな!!」「言っちゃダメでしょ。」
「2021/2/26に一部改稿しましたん!」
「こっちの方がいいんじゃない?」
「いえいえ、こちらのお洋服もお似合いですわ。」
「これとかどうでしょう!?」
「う~ん、これは悩ましいですね……。取り敢えず全て着せてみましょう。」
「「「はい!! 大奥様!!」」」
「まだ着てない服あったの!? 多すぎない!?」
「あ~やっぱりこうなったか~。」「当然の成り行きだにゃ。」「新たな被害者…ですか…。」
甲高い悲鳴を上げる私に助けの手を差し伸べる優しい人はいなかった。私、絶賛お子ちゃまサイズ着せ替え人形と化しています。なぜこうなったか説明しよう!!
人になる→私、自分の姿に驚く→その隙にMさん私を拉致する→何かどっかのお屋敷? に到着→メイドさん登場→着せ替えスタート
…………いやなんでこうなった!! 私が変化したとき全裸だったのが悪いのか!? それとも着せ替えを断れないのが悪いのか!? もう10回は断ってるけどな!! そしてMさん!? 貴女は何故にニッコニコで新しいメイドさんを呼んでいるの!? ちょ、メイドさん!? これ以上新しい服を追加しないでもらえます!?
「もういいです!? ていうかそんなに服いらないよ!?」
「ダメです!! こんなに可愛らしいのですからお洒落しないと!!」
「話が通じないーーー!!」
「だろうねぇー。」「知ってたにゃ。」
「あの、そういえばあの子は何処から持ってきたのですか?」
リナの魂からの絶叫をBGMに、ソファでからから笑ってるRに聞いているのは狐のお面をつけた妙齢の女性。金の狐耳に金の尾、金髪に十二単のような和服。さっきからリナの知らない人が多い。Rの後ろでため息をつく猫丸に近い雰囲気がある。ちなみに猫丸は現在人化して和服っぽいメイド服を着用している。ただし黒い猫耳と尻尾はそのまま、非常に整った顔立ちの少女と化している。
尚、この状況下でリナはR達の状況なんて確認できていない。リナの状況を横目で見ながらRは狐面の女性の問いに答える。
「ああ、狐花にもあとで教えてあげる。例の計画に使える子だよ?」
「…成程。承知しました。」
狐花と呼ばれた彼女はそれだけで理解し、Rの後ろに控える。勿論、このやり取りもリナには聞こえていない。
「………やっっっっと終わった………。」
何時間も着せ替え人形と化していて正直な所、私はもうグロッキーです。前世だってこんなに買い物に時間は掛けてなかったのにぃ。長すぎるよぉ。ていうかほんとに100着くらい試着してなかった? 何故にこんなに服があるのよ?
「一通り試せましたね。ではよかったものだけ持っていきますので、後片付けはお願いします。」
「「「畏まりました。大奥様。」」」
「…………いや、なっが。」「……主様の仕事の終わってるのにゃ。」「主様の仕事の速度はとんでもなく遅いのに……。」
「ではリナ。また今度新しいものを試しましょう。」
「まだ着るの!?」
思わぬ試練が立ちはだかった…。しかし、私にはあんな飛び切りの笑顔のMさんとメイドさん達を止められる自信は無い。いつか来る日に既に戦々恐々としています(ガクブル)。
「今更だけどここ何処?」
「今更過ぎるにゃ。」
「ここは私の自宅ですね。」
その後に行われたティータイム中に思った、今更過ぎる私の疑問。思わずツッコむ猫丸。さらっと答えるMさん。そういや大奥様って言われてたな。もしかしてMってMotherから来てんの?
「ここは私が人間として暮らすために用意したものです。私は元々人間でしたからこうやって元の世界に居場所をキ-プしているのです。」
「へー、そういう事もあるんですね。」
「…R、教えてないのですか?」
「必要ないからね。それにリナはそういうこと気にしないし。」
…その通りだけど。なんか腹立つな。釈然としない。後、お前はしっかり私に教えておくべきだと思う。主に常識。周囲の精神衛生的に。
「………では貴方が付くことが必要だと?」
「その通り。他は任せた。」
「……はぁ。理解しました。冬にもそう言っておきます。」
ん? 知らん人の名前だな。んー、なんかさっきから私だけ仲間はずれだな。私には教えたくないことかな? 話が分からないからつまらん。あと、猫丸ちゃんのお菓子美味しい。モグモグしながら疲れを癒す。結局私の服は脱ぎ着しやすい子供用のワンピース(?)になった。どっちかと言うとスモック。この際恥じらいは捨てた。後、ズボン。スカートは好みじゃないのだよ。白を基調としたワンピだけお洒落用として着てやることにした。まぁ、私幼児体系だからね!! あ、この後狐花さんと自己紹介しました。素顔は拝見NGだそうです。最後に、Rの部屋の戻ったら、私専用スペースにクローゼットと、鏡が増えていました。解せぬ。
しっかし、私の知らん事が急に増えてきたな。何が起こるのやら。
私の知らないところで物語が進んでいたことを、リナは知らない。
「面白かったらブクマとかお願いします。」




