69/267
8
「いやぁ~親友よ!頼りになるねぇ~」
勇者はニコニコしているが、誰が親友だ、ばかちんが
僕はあの「覆面マント」(勝手にそう名づけた)を羽織、突然姿を現して邪魔してくる、義賊気取りみたいな連中から身を守りたいだけだ
あいつら、普段どこに隠れているのか知らないけど、いつもどこからとも無くふらりと現れて突然襲ってきやがる
僕と同じでカタギではないのだろうが、群れていないと何もできないようなやつらに目をつけられたのは、まあ僕がひとりでうまいことやっていることの証明でもあるだろう ふん
だが、金的を食らわされ、全てを白状させられた上に、「ふーん、ただの雑魚か」みたいな空気で開放させてくれやがった、あの「援交コンビ」いや「底辺カップル」、うーんこれもしっくりこない「ザツヨウガカリ」これでいいか
「ザツヨウガガリ」ごときに舐められたことは、僕の人生の汚点だ
これを機に、僕は人とつるむことにした ただの人ではない 勇者 だ!
「ザツヨウどもめ覚えてろよ・・・」
「お前、どうしたの?きもいよ・・・」




