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おぐっ・・・と悲鳴を上げた男は目を覚ます
「いってぇ」
男は縛り上げられている
よう、お目覚めか~と徳蔵は声を男にかける
「あんたの仕業か??」
男は徳蔵を睨みつける
「俺じゃない、あっち」
岬のほうを指差す
ギロリと睨みつけるが、岬はどこ吹く風だ
「なあ、解いてくれよ、これ」
男は懇願した
「駄目だ、取調べがすんじゃいない」
徳蔵は冷たく言い放つ
「お前と会うのはもう、3回目だな、盗賊君」
「鍛冶屋から何を盗み出したのか知らないが」
「僕は何も取ってないよ」
「その前は食い逃げ」
「関係ないだろ」
「そしてその前は鎧泥棒」
「うぐぐ・・・」




