詩 宝石のような何か
掲載日:2026/09/03
「赤ん坊が生まれた。とても嬉しい」
「ここ何十年かめっきり生まれてこなかったからな」
「今日は皆で盛大にお祝いをしよう」
宝石のようにキラキラ輝いているけれど
価値をはかれるものじゃない
多くの人が目を奪われているものだけれど
価値があるとは断定できない
頼りない変動 移り変わって 何にでもなる
誰かが素敵だと言って 誰かが下らないと嗤う
そんな存在 そんな在り方
善人でも 悪人でも等しく持ち合わせている
一日生きているだけで 発する光
まぶしくなったり そうでなかったり
激しく変わるものもあれば
ゆっくり変わるものもある
人はそれを命という
宝石のような輝きという
キラキラまたたいているという
やまぬ光は変わりつづける
「君達はどんな大人になって、どんな生き方をするのだろう」
「そして何を成し遂げて、どんな死を迎えるのだろうか」
「分からないけれど、今日の日のこの輝きは、何者よりもまぶしくて尊いな」
「ストーリー」
ようやく生まれてきてくれた、私のかわいい赤ちゃん。
私の元にきてくれてありがとう。
私達の元にきてくれてありがとう。




