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機械化少年の異世界史  作者: 噛ませ犬
第1章 序
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序:第三話 第1村人遭遇?

そろそろ方向性と登場人物の性格など決めないとまずいなぁ。


 ~ヤン・トモエ組~

 「まずは地形と動植物の生態をある程度把握しましょう。どのような鉱物資源があるのか個人的に興味がありますがそれは後回しにします。」

 ヤンが興奮気味に話していると、

 「猛獣とか出たらどうしましょうか?」

と不安げにトモエがつぶやいた。

 「僕は山に行く以外はインドアだから足腰以外あまり自信はありません。なので遭遇したら逃げましょう。」

 「そうですね。私も足の速さには自信があるので逃げましょう。」

 「一応注意はしておいたほうがいいですね。トモエさんの感覚強化はどの程度ですか?」

 「視覚、聴覚、嗅覚は基本値程度しか維持していません。通常生活にはその程度しか必要ありませんし。」

 「じゃあ私が遠方を視覚による探索をしますので、トモエさんは近辺の探索を主にしてください。」

 「分かりました。」


 「あ、これ食べられそう。」

 「では少し成分の分析をしてみましょうか。ナノマシンである程度毒素の分解はできますが,一度に多量に摂取すると危険ですので気を付けてくださいね。」

 「はーい。」


 〜リチャード・ヨシヒロ組〜

 「・・・リチャードさん。」

 「何だね。ヨシヒロ君。」

 「そっちはおそらく危険です。」

 「あちらになにかいるのか?」

とリチャードさんと視覚を共有する。

 「姿はイノシシ・・・だね。ただ・・・。」

 「大きさが小さいですよね,あと目が一つですし。大人のイノシシをそのまま小さくしたような・・・」

 「・・・捕獲してみるかね?」

 「・・・やめましょう。あれは捕獲できません。」

 「何故かね?もしかして君は菜食主義者?」

 「いえ,何でも食べられますよ。好き嫌いはありますが。ただおそらくあのイノシシ(小)は囮で,あのデコイを襲おうとする対称を補食する肉食動物の一部です。」

 「そうか。よかった。食料を探しにきて食料になる所だった。ありがとう。ところでなぜ気づけた?

  通常の視覚強化じゃ気づけないだろう?現に私も気づかなかった。」

 「私の視覚は赤外線も感知しますので,それで気づきました。」

 「ほう。それはすごい。君のナノマシンは感覚に特化しているのだね。」

 「感覚と情報処理ですかね。赤外線を探知して,そこから得られる情報をIISを介して処理し、対象の想像図を作り上げています。」

 「なるほど。」

とさして危険に遭遇するでもなく探索できていた。

そう危険には遭遇しなかった。危険には。

・・・面倒ごとに遭遇した。

第1村人(?)の発見である。

 「どうしましょう?話しかけてみますか?」

 「いや,様子を見よう。しかし,今更だがあの辺りに居住可能惑星があったかな?公式発表じゃ聞いたことないけど。」

 「そうですね。もし発見されれば,必ずニュースになります。地球も移民先を探していますからね。テラフォーミングは金がかかりますし,居住可能惑星があれば飛びつきますよ。」

 「じゃあ,あの人は誰だろうか?調査団にも見えないし。服装も現代には見られないデザインだ。どこかの民族衣装かな?」

 「あの人は純粋な人類ではないかもしれません。人類には見られない器官がありますし,IISとおぼしきものも検知されません。今ではIISの埋め込みは義務化されてますから,あの人が220歳を超えていて,遺伝子操作を受けている可能性もありますが。あまり現実的ではないですね。いま139歳が最高齢ですから。」

 「つまり?どうなる。」

 「地球とは異なる生命進化を遂げた地球外生命体の可能性があります。」

 「おいおい。ずいぶんSFな話だな。実は映画の撮影の壮大なセットって可能性は?CGを使わない映画って謳い文句でどっかの惑星を部分的に改造して映画のセットにする例もあるよ。」

 「さっき宇宙艇のレーダで調べたんですが,レーダの範囲までドームが探知できませんでした。半径3000km以上の映画のセットてことはないでしょう。」

 「そうだな。さすがに無理がある。」

 「あの人についていけばもしかしたら別の人に会えるかもしれません。」

 「ついていって怪物に会うのは勘弁してほしいがね。」


 〜第1村人(?)〜

 『は〜。どうして仕事押し付けられちゃったかなぁ。だいたい森の仕事は基本男がやるもんでしょうが。なんでか弱い私がこんな仕事しなくちゃならないのよ。だいたい・・・』


 〜リチャード・ヨシヒロ組〜

 「なんかしゃべってるな。」

 「俺は知らないですね,この言語。」

 「私も知らないよ。」

 「主要言語じゃないのかな?ちょっと言語解析してみますね。できれば会話してくれてたら言語解析もスムーズに進むんですが。独り言が多いのが助けと言えば助けですね。」

 「ああ,よろしく頼む。しかしかわいい娘で良かったな。」

 「たしかにかわいいですね。不機嫌そうですけど。」

 「そこがいいね。笑顔をみたくなる。手伝ってあげたいな。」

 「紳士ですね。」 

 「か弱い女性を助けるのは紳士の義務だ。」


 〜第1村人(?)〜

 『・・・なんで一人でやんなくちゃならないのよ。今忙しい時期なのはわかってるけどさ。だいたいあの領主,文句言ってやりたいわ。働いても働いても全然暮らしが楽にならないじゃないの。あんなに税金払ってんだから少しは還元しろってのっと。あの木でいいか。』


 〜リチャード・ヨシヒロ組〜

 「どうしたんでしょうね。木の前で止まりましたよ。」

 「きっと疲れたんだよ。なんの為に森に入ったか分からないけどあんな化け物のいる森に一人でいるなんて他の人はいないのか?薄情だな。」

 「そうですね。なんででしょう。見た所普通の女性にしか見えませんが。」

と話していると轟音をたてて木が倒れた。

 「・・・」

 「か弱い?素手で大木殴り倒しましたよ?」

 「そのギャップが良い。」

 「そうですか(わかったこの人ただの女好きだ。たぶん本人は博愛主義者とか思ってそうだけど)。しかしどうやって木を倒したんでしょう?筋力はそんなにないようですが。」

 「そうだね。なにか鬱憤でも溜まってたんじゃないかな?」

 「・・・(結構適当だなこの人)」


 〜第1村人(?)〜

 『はー,すっきりした。なんか失礼なことを思われてる気配がするけど気のせいね!さっさと村に運んで休憩しよう。』

すると素手でヒョイっと音がしそうなくらい軽々と大木を持ち上げてしまった。


 〜リチャード・ヨシヒロ組〜

 「すごい。あんな大木を軽々と。」

 「・・・あの木の比重が異常に小さかったってことはないかな?」

 「いや,むしろ地球の基準で言えば重いくらいの比重ですよ,これ。」

と落ちている枝を拾って俺は言った。

 「・・・なぜだろう。」

 「あの木の周りの微粒子が不自然な動きをしています。まるでそこだけ重力条件が異なるような。」

 「まさか重力制御装置はテラフォーミングするときに使われるくらいで人一人が使うような装置じゃないぞ。」

 「そうですね。しかしそう考えると説明がつくんですよ。あの娘のやったことに。」


と話していると集落に到着していた。





イレーヌさんがtheヒトリボッチになってしまっている。

ヤンとトモエは平和だ。

リチャードさんが変になってしまった。

ヨシヒロが全然突っ込まない。

うーん。

まだ第1村人の名前を決めてない。



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