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機械化少年の異世界史  作者: 噛ませ犬
第1章 序
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初投稿です。

小説書くのがおもしろそうなので書いてみました。

宜しくおねがいします。

「あー、今日の天気はどうなっかなぁ」とぼんやり考えていると、『あなたの現在の所在地では本日の天気は日本標準時で9:00から14:30にかけて晴れ、16:30から雨が振り出すでしょう』と埋め込み式情報処理システム(Implanted Information-processing System 略して IIS)が自動的に自身の観測データと気象庁のデータバンクの情報を照らし合わせほぼ確実の当たる天気予報を教えてくれた。当たらない天気予報を馬鹿にしていた時代があったらしいが今ではほぼ正確に天気を推測できてしまう時代である。

 しかし、雨よけのドームが町全体にかかっているこの状態でいったい天気予報にどの程度意味があるのか疑問に思う。しかも雨が降ったら立体映像(音響つき)で雨の降っている様子を再現までするのだから何かおかしい。するとドームをかける際、季節感や天気の移り変わりを大切にしたいという派閥と雨にぬれるのはイヤだという派閥が話し合って「合理的に」どちらも取り入れた結果がこのようなおかしな光景を作り上げていると半自動的にIISが教えてくれた。このあたりがいくら情報処理技術が発達しても使うのが人である以上仕方のないことだとして考え、思考を畳んでしまおう。

 なぜこのような暇人なことを考えているかといえば、なにを隠そう。暇だからである。

 たいていの情報は興味を持った端から自動検索され一つの「解答」が得られる。その解答が本当か気になれば根拠まで丁寧な説明つきで得られてしまう世の中だ。このシステムを開発した人たちはおそらくこれで人類がさらに発展することを夢見たはずだ。しかし俺は停滞してしまうのではと考えている。俺は新しいものに興味を持ち、知りたいと願う。しかし興味の対象がすでに調べつくされていると感じると知識欲は急速に冷めてしまうらしい。そんなこんなで小さい頃は何でもかんでも知りたがっていたが、今となっては知りたいものの方向性を見失ってしまっていた。

 そんな中でも最近気になり始めたことがある。宇宙探査だ。太陽系の惑星が観光地化しているくらいに身近になり、そこで宇宙探査への熱意を失い、今だに太陽系から出ていない。そこで何でも分かってしまう世の中ならまだ探索されていない太陽系外に行ってしまえばいいじゃないかと考えたわけだ。我ながら短絡的である(IISはあくまで情報処理端末であり、行動選択の補助しかしないのでこのような合理性のない判断ができる)。

 そこで大して人気のない「太陽系の外に行ってみようツアー」申し込んだのがすべての始まりだったのである。


続く

短いですが冒頭はこんな感じで、

省エネに行こうとする少年が巻き込まれていく感じで進めていこうと思っています。

じゃ。


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