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衝撃

「離れろ。そんで俺の質問に答えろ。お前もサル・マカーノなのか?」

俺はぐいっとノーマッドを押しやる。ノーマッドはわざとらしく肩をすくめた。

「嫌だなぁコウ。こーんな雑魚と同じにしないでよ。僕は武力で平和を目指す厭戦旅団、その一員さ」

「どっちにしろ俺たちの敵ってことだろ」

「まぁね。君はもっと驚くかと思っていたけど」

「ここにいる時点で確信犯みたいなもんだしな」

今だから思うけど、初対面の時もまぁまぁ胡散臭かったし。それなりに警戒はしていた。

「僕たちの目的はラハちゃんだよ。今手を引くなら、ぼくの助手にしてあげるけど、どうする?」

彼女よりもっと高待遇でね、とノーマッドは付け足す。

「もちろん、お断りだ」

今も昔も今日も明日も。俺の雇用主はラハって決まっているんだよ。

「そっか‥‥‥君がそう判断するならしょうがない。少し、眠ってもらおう」

急に意識が薄れていってるような。座ってるのに浮いてるような妙な感覚が、体の底から滲み出てきて。

カールは立ち上がる。最後に捨て台詞だと言わんばかりに。

「そいつらは用済みだ。始末しておけ」

と吐き捨て、応接室を後にした。

「まったく、助手がどうしても飲みたいっていうから付き合ったらこのザマだよ。まんまと罠にハマってるじゃん」

「んなこと言ってる場合か! このままだとヤバいぞ!」

「わーってるわ!!——はい! 頭下げて!!」

事前に打ち合わせておいた合図。刹那に発さられた大声に、油断しきっていたギャングも、ノーマッドも反応できない。

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