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夕暮れ
二人の影が真っ直ぐに歩道に伸びている。俺たちは並んで歩いた。彼女は購入した服に着替えている。俺はラルフローレンだ。人にはまともな恋人同士のように映るだろう。
「お前、何なんだ?」
「何回聞くの?」
「じゃあ、お前は何しに来た?」
彼女は珍しくうつむいた。そして静かに言葉にした。
「守りにきた。助けに来たんだ」
健康的な料理。タバコや大麻、セックスがない日常。堕落から俺を守りに来たのか。生き返ってまで。いい迷惑だと言いたい。できれば。
「ありがとう」
なぜか嘘がつけなくなってきた。心からの言葉だ。