白い女
夕立が降り出した放課後、友達と三人で下校した時の話。校門を出て左、数メートルに電信柱がある。
僕たちはその電信柱のほうに歩いていくと、雨なのに傘も持たずにうつむいてる女がいた。その白い服を着た女の横を投りすぎた後、「さっきおんないたよな」って確認したら、「いたっけ?」そのまま会話は明日のテストの話に流れていった。
家に帰り、さっきの女のことが来になったので、気分を変えるため、大音量でテレビを流した。すると、
インターホンが突然なった。大音量に流した音が隣まで響いてクレームを言いに来たのだと思った。
ドアを開ける前にのぞき穴から確認すると、そこには誰もいなかった。気のせいだと思い部屋に戻ろうとしたらまた、インターホンがなった。もう一度のぞき穴を見たら、さっきの白い女がいた。私は、声を出すのを我慢し、ゆっくりと部屋に戻った。間違いなくさっき見た女だった。今は、夕方の18:00時だ。
20:00時からは塾に行かないといけなかった。それまでの時間は誰も家には帰ってこない。そうこうしていくうちに時がたち、私は決心と祈りを込めて、玄関を開けた。。。。。そこには誰もいなかった。
安堵の思いになり、自転車に乗り塾へ向かった。塾の帰りにもう一度あの電信柱の前を通ってみたが、やはりなにもなかった。
ここで先に話のオチを話すと、どうやらこの学校では有名な話であったようだ。クラスの女子曰く、学校周辺に白い女が現れると。
マンションの5階までエレベーターで上がり玄関の前で気づいたこととがあった。私は、あまりにも焦りすぎて家を出るときに家の鍵を持ってくるのを忘れていた。エレベーターの扉は自動で閉まり、1階へと降りて行く。鍵を忘れた私は、家に人がいるのはわかっていたので、インターホンを鳴らした。無反応だった。おかしい、そんなはずはないと思い、何回も何回もインターホンを鳴らした。1階に降りたエレベーターは2階、3階と徐々に上へと上がってくる。それに比例して、私の恐怖心も上がってきた。インターホンだけではなく、ドアノブもガチャガチャした。すると、玄関の鍵が開いた。
その後、インターホンを鳴らしてもあけてくれなかった理由を聞くと、インターホンは、2ヵ月前から壊れていたようだ。