村田祐樹×北原和人
村田祐樹と北原和人話です。中学生と小学生の話です。田村裕樹が本を好きになるきかっけなのかも知れないお話(笑)
(6話目・図書室の恋~本への愛情~)
この世には、他校の女子に好かれる…モテる。小中高大の男しか居ない学校『美衣留学園』がある
僕は本が好きだ
中学の頃
体が非常に弱いせいで外には出ずに部屋に籠もって勉強ばかりしていた……
そのせいで、誰とも遊ぶことも無かった!
この学校では、『大学生』が求める『専門書』から『小学生』が喜びそうな『絵本』まで取り揃えてる
だが、僕は『中学生』が求めて喜びそうな本では無く
『専門書』を読む日々
だけど、騒がしい人が一人いて……
「うるさい!」
驚くことも無くその子供は笑顔で近づき言った
「何、詰まらないことしてるの?」
その子供に怒ってしまった
「詰まる、詰まらないの話じゃないだろ!」
首をかしげながら言った
「そかな?明日には楽しいことがいっぱいだよ!」
関わると可笑しくなるって思って
「明日には楽しいことがいっぱいで今日がどんな辛くても明日には楽しいことがいっぱいだ!」
ー何を馬鹿げたことー
外を見ると外は晴れていた。
クーラーの風に当たり冷えた体は温まる!
「今日、晴れてたのか……」
夏の日差しに当たり『立ちくらみ』が来て……倒れそうになる
『…丈夫?ねぇ?ね!大丈夫?』と声が聞こえたがだんだん声が薄れて起きたら誰もいなかった
部屋に戻りクーラーの涼しい風に当たるのが当たり前になってて図書室で本を読むことに『罪悪感』が生まれ親に心配される……
「どうしよ……」
と呟いた瞬間『バンッ』とドアが開いて
「北原さん?大丈夫?」
ー来てしまった。親に言われる。どうしよー
逃げたい
ドアの側にいた子供は
「ごめんなさい、ごめんなさい」
と言って泣いているように見えた
「……ごめんなさい、許してください」
先生に抱えながら言われた言葉が惨めで『大丈夫だよ』って言ってやりたかったが言えなかった
「勉強する……」
小学生の俺に強く思わせたのが北原和斗が笑える……
笑っていける世界を……
ー5年後ー
中学3年になり落ちつく場所がこの時はまだ知らない
『中西誠』の隣にいることが当たり前になっていた(笑)