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殿下がここに到着してから殿下の愚行は止まることを知らず。

ニーナさんに間違いなく確実に呆れられてる。

二日間もこんな状態を見せられては当然だとおもう。でも私は悪くありません!

教育係なら教育してほしい。

人の目のつくようなところでいちゃつくんじゃないと!

まずは殿下から!

一人の大人として どうかしてるんじゃないかとおもうの!

 

ねえさまは体調が落ち着かないらしくお姿をみないし、にいさまはお仕事がお忙しいらしく、殿下の愚行を止められるひとが誰も現れない。

二人がいないことをいいことに 使用人がいようとなんだろうとお構いなし。

婚約してるからってこんなに人前でいちゃこらしちゃっていいんですか!

結婚してても 良いわけがないと思うんだけども!!!

抵抗しても抵抗しても 結局いいように丸め込まれてしまう自分が悲しい。


ここは侯爵家のタウンハウスの使用人がいるわけでもない。 

例え 侯爵家のタウンハウスでどんだけ口が固い使用人でも さすがにまずいと思う。

ここは子爵領の現地の使用人がほとんど。そりゃあ、おにいさまの領地だし、殿下が本当にちょくちょく出入りしているのであれば、安全面もろもろ問題ないのだろうけれど…人の口に戸は立てられぬねていいますよね! 

そんななか庭や屋敷の中、人の目のあるところで、こんなにいちゃついちゃ、嫌でも人目にとまる。

ご近所の殿下の所在が噂されていろんなところに知られてしまうんじゃないかと思うのは私だけだろうか。

ついでに愚行もひろまる。

こんな愚行に走るやつが 国を将来治めていいのか!!って 間違いなくいわれているようなきがする。


まるで公開処刑


今現在も愚行は止まらない。

朝食をとったあと テラスの席でお茶をいただきながら、…私を離そうとしない

膝の上から下りたい…消えてしまいたい。


「クリスティ ため息が多いですね。そんなにベッドに戻りたいのなら 言えばいいのに」

…どうしてそういう発想になるのかな


もうどうかえしていいのやらわかりません。

いっそ、ガッツリ噛みついてやるべきなんだろうか

城にいるとき以上でなんだかおかしい。


ニナさんに視線を送って助けを求めても 首を横に振られあきらめろと言われる…

あきらめないで、教育してほしい…


「殿下 ひとの目の届くところにあまりお出ましにならないほうが警備とか いろいろな面でよろしいのでは…愚行がバレバレですよ」

「クリスティ 人の目の届かないところにいって何がしたいのかな」

「…」

いや、そうじゃないよ。あんたの愚行を隠したいんだよ!


押し問答を止めてくれたのは 有無を言わさず部屋に入ってきたにいさまだった

白い封筒をひらひらかざしながら目の前に立つ。

「殿下。招待状が」

「これは?」

「隣の領地のユーフランシス伯爵からです。

明日ユーフランシス伯爵邸にてお茶会に招待されました。

殿下にも。」

ほら、お隣のひとにばれたよ。来てることが。あっという間に。

それより にいさま、殿下の愚行をまずとめてください。見なかったふりとかしないでください。

「クリスティ、エレーナがあの状態ではエレーナはお受けできない。俺もあとから行くが、殿下といってきてほしい。ニーナにはついていてもらえるように頼むから。

簡単なお隣どうし親睦を深めるための会だそうなので、難しく考えることはないよ。」

「わかりました」

お…お茶会かあ…。め、メンドウダナ

「ニーナ、今回は教育係としてではなく 友人として一緒に行ってもらうよ」

「了解しました」

「さて、ニーナのエスコートを誰に任すかだが。スローンを呼び出しますか」

「いえ、フランツがそろそろ定期便でやってくるので、フランツがよろしいかと。」

殿下の表情が一気に曇る。

なんでだろう。

「…アランはどうかな、呼べば直ぐくると思うが」

スローンさんはわかるけど あと二人 フランツさんとアランさんが分からない…。

「殿下、同族嫌悪はやめてください」

「…同族ってなんですか。一緒にしないでください。あそこまで病んでませんよ」

同族嫌悪とか病んでるとか殿下に言わせちゃうフランツさんっていったいどんなひとですか…

「そういうことは ぜひ クリスティを膝から下ろしてからいってください」

そうです。おろしてください。離してください。いってやってください!

「やだね。せっかくの休暇なのに。お茶会とやらはいってきましょう。代りにほっておいてください」

意味が分かりません!

「だって、あそこ 娘がいただろう。明日の僕の苦労を考えてください」

ああ、押し売りされるんですね。

いっそ、ほんとに引き取ってほしいのに。

「クリスティ、考えがダダモレです。あとでお仕置きです」



「ニナさん!(*´˘`*)♡"」

「なんでいるの?‼(•'╻'• ۶)۶」

「え…(  Д ) ゜ ゜」

「…?(゜_゜;)」

「ヽ(`Д´#)ノ

明日の件きいたよ。ニナさんは喧嘩かっちゃだめだよ。いい?あんまり危険なことすると僕なにするかわからないよ(っ`Д´)っ・:∴」

「はあ?(゜_゜;)」

「だって ひとことぐさっとやっちゃいそうじゃない( `□´)」

「…。それより、あんた 殿下に何かしでかしたの?ヽ(´・ω・`*)」

「なんで?(o・ω・o)?」

「殿下とアルフレッドさま フランツのこと言ってたよ。

同族にするなとか 病んでるとか。フランツなんか病気なの?ヽ(´・ω・`*)」

「あ~…そういうことか。 病気じゃないよ。元気だよ。心配しなくて大丈夫 (o´罒`o)ニヒヒ♡」

「????(・・?)」


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