傍ら
「バカだよね」
って、自分でもわかってる
二人すれ違う渡り廊下
視線は重なり、すぐに逸らされた
そっぽを向く自分。
こんな時笑いかけることもできないなんて
生暖かい風が流れる今日この頃は
僕の心も悶々として
自分の気持ちが自分のものじゃないみたい
楽しくなくなったのはわからなくなったからで
わからなくなったのは努力不足
こんな些細なことに気づいたのも
あなたが笑顔で自嘲の愚痴を聞いてくれたから
いつも受け取ってばかりで、なにも返せないまんま
月日だけが過ぎて行って
似合わない僕らは、不釣り合いな僕らは
これじゃダメなんじゃないかって思うこともある
だけど、僕の思い描く未来には
なぜかいつも、愛しいあなたが傍にいる。