躁鬱ってなんだ?
今回は「躁・うつ状態とは如何に」を妄想したい。
私は最近、夜中まで目が冴えて眠れないことが多くなった。
反対に、それ以前は『自分は社会に必要ない存在なんだ』と、死の事
ばかり考えていた。
私は精神医学の授業を受講していたことがあるが、未だに「躁鬱」
という状態がどんなものなのか皆目見当がつかない。
ただ社会的基準のもと、「これはうつ、あれもうつ」と言われている
ようなものだ。頭がおかしくなってくる。
そうして辿り着いた宿り木が『うつは脳に直接くるもの』という
持論である。
うつ状態とは、所謂「脳の判断力が衰えた状態」で、一般人と比べると
明らかに判断基準に偏りがみられる。それが時に死へ誘ったり、無気力
状態を生み出すのだろう、と。あくまでこれは仮説に過ぎないが。
つまり、一時的なネガティブ思考とうつ状態の境目にあるのは
「脳が勝手に判断しているか否か」だと思う訳で。
きっと躁状態にも、同じようなメカニズムが当て嵌まるのではないだろうか。
いっそ自分を実験台にして、そういった試験でもしたいところだが
生憎私は自己中心的で自分かわいさに満ち満ちている。
死ぬのはご免被りたい。
そんなこんなで、自分の今の状態さえ冷静に把握できない今日この頃なのだった。
**了**
この小説を読んでいらっしゃるうつ病の方。
もしかしたら、あなたは「うつ」じゃないかもしれない。
そう思っていただけるように、一歩前へ進めるように。
でも、誰だって一人じゃ何もできないのは周知の事実なんですよね。
なんで日本は根性論思想なのかなぁ。今度はそれを妄想してみますか。