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乙女山の伝承

作者: 百目

昔2人の男女は雪山を登った

当時その雪山は試練の山と言われ

その山頂には特別な薬草が

野原の様に生えていた

しかし道中には

はぐれホワイトワイバーンが生息していた

群れでは生きず

小賢しさもを持つ

その者は脅威だった

雪で足取りがおぼつかない中

空からはぐれモンスターの襲撃

それは例え大型モンスターでなくても致命的な奇襲だった


2人はそれでも雪山を登る

それはそれだけ高額した薬草が目的だったからだ

それは一つの目標であり

今後の資金には充分な額であり

挑戦の幕引きにも良く感じられたからかも知れない

道中休める所を転々と移動しながら2人は山頂を目指した


しかし奇襲はやって来た

女の方は致命傷

直ぐ様男はホワイトワイバーンを追い払う事は女を出来たが助けるには無理があった

女は最後に

「あなたの子供を産めなくてごめんね」

そう言って息を引き取った

男は夢中に遺体を背負って山頂に進んだ

幸い奇襲は続かなかった


そして山頂に

そこは不思議な空間だった

そこには一面薬草が風でなびき

まるでそこだけ晴れてるような空

それでいて

湿っけがより幻想的に思わせる

不思議な空間だった


その薬草はモンスターを避ける効果があるとも聞いた男はそこに墓を作った

とても静かな時間が流れた

休息も含め翌日には何語もなく

その依頼は終了した


男は暫し途方に暮れていた

だがある日から半人前の女の冒険者に

訓練する様になった

弟子として一から冒険者として鍛え上げた

そして試練の山を最終試練として共に登った

墓の前にはナイフが置かれていた

かつて愛した者がコレクションしていた名残として男はそこに地方特有のナイフを置いた

弟子はその姿そして

この墓が出来るまでの事を聞き

同じ決意をする様になる


こうして試練の山は

何時しか乙女山と呼ばる様になった


様々な女性達が師匠から弟子へ

冒険者から学者や鍛冶屋

本当に様々な者が年に一度登る様になった

墓もその時に様々なナイフが飾られ

そして自慢の戦利品も置かれる様になった

山頂に登った者はその戦利品を持って帰る事は許されてたが

一癖も二癖もある品ばかりで

その場で手にする者は何らかの運命的な引き寄せ方がある様になって行った



今ではホワイトワイバーンの対策も発見され試練の山としては容易にはなったが乙女山と呼ばれる様になった風習は続いているのだった


今では酒場の定番話の一つで

実際に登った者と登ってない者で

意見が別れる冒険者特有の話でもある様子だった

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