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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

憤怒の代償

とある魔界という場所でとある悪魔が暮らしていた名はデヴァと言った


この世界には天界と魔界と人間界そして神界という4つの世界があった人間界を一番下として天界、魔界、神界の順に4つの世界が層状に構成されていた


魔界の中でもデヴァが暮らしていたのは鮮やかな自然に覆われた「ミリヨーク」という国だった

この国は広大な土地ゆえに都市化があまり進んでいなかった

だがとても平和な国であり犯罪件数は最も低く住みたい国にも上位に選ばれる程の国であった


デヴァはそんな国で暮らす優しい悪魔だっただが後に起こる悲劇がそんな彼を最悪の悪魔へと変貌させてしまう


デヴァには好きな悪魔がいた名を「ハル」と言ったハルはよく笑う悪魔であり友好的で誰にでも優しい悪魔だった


そんなハルに惚れたデヴァはアプローチを開始した不器用ではあったがその想いはしっかりと伝わっていた


アプローチから一年と少ししたある日デヴァは告白をした想いは伝わり二人は結ばれた嬉しかったとても胸が千切れるほどに


だがそんな日々は長く続かなかった付き合って4カ月それは起こった…後に大事件として名を刻む「終焉の災」と呼ばれる災害だった


突然の災害により大地は割れ海は破滅に変わる避けようのない終わりが魔界全てに襲いかかる


それにより全悪魔の内半分が死んだそれはまるで悪夢の中にいるようだったそしてハルもまたその災害に巻き込まれ息絶えた


それはデヴァにとって抱えられるものではなくもう心身共にボロボロだったもう死のうかと思い思い思い絶望から逃げようとした時だった


生き残りの皆が耳障りに叫んでいた

その理由は神界からの宣戦布告だった文には「我々は魔界を滅ぼす貴様ら悪魔は不幸を振り撒く最悪の生物だ」と書かれていた


だが悪魔たちは武器を持っていなかった大災害により国は滅び大地は割れ食料もなくもはや絶対絶命だった


その時立ち上がった悪魔その悪魔はこう言った「我々たちが攻められる前にこちらから攻め落とせばよい今こそ意地でも戦わなければならない」とそうして悪魔たちは神界に攻め入り神との戦いが始まった


この戦いは血の海を作り神界は地獄と化していた

全員が果敢に神に挑み散っていく

当然デヴァもそこにいたそんな彼の頭には一つ疑問が浮かんでいたそれはあの大災害は意図的に仕組まれたのではないかという疑問


あの宣戦布告が来るのは速すぎたそう考えたその疑問を持った一部の悪魔たちは結束して奴らから何か情報を得ようとした


だが誰もそのことを話さなかったそうしてしばらくすると悪魔たちは全員が窮地に立っていた敵の数があまりに多すぎたそれは無慈悲に悪魔たちを死に導く


そうしてデヴァももう死ぬと思っていた時一人の神が冥土の土産にとあの日の真実を話した


「悪魔を滅ぼすためにあの大災害を我らは行った、ほぼ全ての神の力を結集して全てを壊して悪魔を滅ぼし我々は魔界の土地を貰おうとした」と


怒りで全てが染まった全てが怒りに集約したくだらないそんな理由でハルを奪われたことへの怒りそれが眠っていた狂気を引きずり出した


気づけば辺り一面にいた敵全てが骸に変わっていたもうどうでもいいと思ったもう全部壊そうと思った


壊し尽くした全てを敵を何もかも

何故か疲れなかったとても苛立ち目にした敵全てを皆殺しにした


1000万程だろうかはたまたそれ以上か怒りのままに壊し尽くした結果神のほとんどを殺した俺は血に塗れながら全ての頂点に君臨する神「アルテイス」の下へと向かった


戦った何度でも何度でもそうしてアルテイスをあと一歩まで追い詰めたその時アルテイスの放つ愛の弓矢が俺を貫いたそれはどんな者も打った人間を愛してしまう力を持つ


それでも怒りを抑えることはできなかった何故なら本当に愛した人にはもう会えないから


怒りと憎しみと苛立ちと哀しみ全てを乗せてアルテイスを殴殺した


だがアルテイスは最後の力を使い俺を無限牢獄に封印した入ったら永遠に出られない終わることもない不滅の牢獄だった


もう何も考えたくなかったもう忘れよう

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