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ハンドレッド編その9・迎撃戦

 Side 藤崎 シノブ


 =夜・林が生い茂る道路=


 光源が少なく、敵の姿が把握し辛いが敵は三体。

 怪人で人型。

 恐竜型、ティラノサウルス、トリケラトプス、プテラノドンだ。

 異変を感じ取ったのか、護衛の車両の2両も停止。

 中から銃火器で武装した黒服の男達が現れる。

  

 その中に二人ほど目立つ背格好の爆乳美少女がいた。

 胸のサイズは120cm近くある黒川 サトミとかのレベル。


 王子様系男子と言うべきか、濃い青髪のショートヘアーで顔立ちが整っていて背もある。そう言う趣味なのか今どきの女の子っぽい垢ぬけた半袖のミニスカでブーツにも力を入れている可愛らしいファッションに身を包んでいた。


 一人は長い金髪の爆乳ギャル。

 露出度も多く、ヤンチャな若者が集う繁華街にいたらナンパされまくりそうな背格好をしている。

 明るく人当たりよさそうで余計にだ。

 

「来たか」


 そして現れる3体の怪人。

 ティラノサウルス、トリケラトプス、プテラノドン。

 中身は十代半ばの若者。

 ただケンカ慣れしているだけで戦闘スキルなど皆無。

 だが怪人に変身した三人の戦闘能力は侮れない。 


「変身!! ファイターレッド!!」


 青髪の王子様系男子は左腕に巻かれたブレスレットにコードを入力。

 そして赤いピッチリとした、戦隊レッドのような衣装に変身した。

 味方の護衛の方とかも驚いている様子だ。

 

 長い金髪の爆乳ギャルは「おー!! 本物の特撮ヒーローだったんだ!?」とはしゃいでる様子だった。

 

「んじゃあ私もいくよ!! ヘンシーン!!」


 そう言って彼女は金のヒーローグラスにゴールドとシルバーのプロテクター、白いハイレグきつめのレオタードのエロい変身ヒロインになった。

 胸の谷間とかキツメのハイレグとかで露出度とか色々とエグイことになっている。

 少女A事件で暴れたスターマスクとかといい勝負だ。

 と言うか見たことある。

 ジャマル事件とか少女A事件とかにもコッソリ関わっていて、動画で活動している配信者で自称アメコミヒーロー風魔法少女を名乗る女の子だった。


「アメコミヒーロー風魔法少女、スターセイバー参上だぞ!!」


 と言って決めポーズをとる。

 周囲の銃器を持った護衛も怪人もどう反応していいのか分からず、困惑気味だった。

 ただ戦隊レッド、ファイターレッドは動じずに白い銃、黄色い弾を発射する光線銃を発射。

 プテラノドン型相手に火花が起きる。

 

「私も行くよ!!」

 

 そう言ってスターセイバーも白い玩具みたいな外観の二丁拳銃を取り出して光線銃をトリケラトプス型に乱射する。

 どのあたりがアメコミヒーロー風で魔法少女なのだろうかとシノブは思いつつ。

 

「取り合えず自分も変身しときますか」


 場の空気に合わせてシノブもライドセイバーに変身した。

 別に返信しなくてもいいが、味方サイドへの絵面とか説明とかもある。

 何か変身したら強くなる系の人間ですと勘違いしてくれた方が色々と都合がいいからだ。


「えっ? 君が噂のライドセイバーだったの? すごーい!! ねぇねぇ、あとで撮影してよ!?」


『今戦闘中だからね? 後でね?』


 ある程度シノブはノリを合わせつつ、シノブは銃弾の嵐に構わず突っ込んできたティラノサウルス型の怪人を強引に投げ飛ばす。

 トリケラトプスの怪人は蹴りで吹き飛ばした。


「すっごく強いんだね。やっぱ改造人間なの? それとも私と同じ魔法少女的な? と言うか顔見知りだよね私たち?」


『ちょっと落ち着いて、色々と当たってる。今戦闘中』


 この金髪美女、とんでもなく人懐っこい。

 緑のバイザー越しに目を輝かせながら大きな胸とか押し当てる勢いで迫ってくる。

 この場に同じく爆乳美女の黒川 さとみがいなくて良かったと思う。


「そうだね。何か今この国大変っぽいし、さっさと片付けて話の続きをしよ?」


 そう言って迫りくるトリケラトプス怪人の顔面に黒く長いムチムチとした脚で蹴り飛ばす。

  

 レッドファイターも光線銃と手に持った白い剣を使い分けながらプテラノドンと応戦。

 プテラノドン怪人は口から炎の火炎弾を発射してくる。

 本物のプテラノドンにそんな攻撃方法はないが、特撮物の怪人と言う奴はそんなもんである。

 ゴリラが火を噴き、蛇がマシンガンを使い、カメはバズーカ背負って原子爆弾を内蔵していたりするのが特撮世界の怪人なのだ。

 中には設定ガバガバ過ぎて普通のバトルラノベならその巻のボスキャラクラスの能力を持っていたりもする。戦隊物の怪人とかに多い。

 

『お前達も異次元帝国と何か関りがあるのか!?』


『異次元帝国!? なんだそりゃ!?』

  

 などとレッドファイターはプテラノドン型怪人に接近戦を挑みつつ尋ねる。

 プテラノドンの怪人はそんなの知らない様子だった。

 異次元帝国。

 それが彼女が戦う敵の名前だろう。

 名前からしてとんでもない規模の組織ではないのかとシノブは思う。

 宇宙犯罪組織の次は異次元帝国。

 この世界にもはや逃げ場はないのかもしれない。

 異世界を避難所にしようと考える人達の気持ちも分かってしまう。

 まあ、今の日本政府主導の計画の場合は悪意が感じられるが。


「アンタも異世界リブラリアのゼツパライア帝国って知ってる?」


『知らねえよ!?』


 金髪ギャル、スターセイバーもトリケラトプスの怪人に異世界リブラリアなど、ゼツパライア帝国だの質問を投げかける。

 彼達は組織の中で下っ端の部類なのか、知らない様子だった。


「でも君達が使ってるデビルズカードは、この世界の技術も混ざってるけど、リブラリアの魔力由来のマジックアイテムの技術も混ざってるんだぞ!?」


『ちょっと待て、その話本当なのか?』


 意外なところから接点が出てきた。


「うん。色々と解析した。それにメイド喫茶のヘレンちゃんも解析に加わってから間違いないよ」


『ヘレンさんが……』


 ヘレン・P・レイヤー。

 大阪日本橋を統べる存在であり、謎多き魔法使い。

 その名前が出ると言う事はスターセイバーの言う事はデタラメでは無いのだろう。


(段々と大事になって来たな)

 

 半グレの暴走と言う言葉では済まされない。

 世界の行く末すら左右してしまいそうな事態になりつつある。

 そう言えば、日本政府の違法実験施設でもあったフューチャーテックの地下に異世界のゲートがあったが、今回の事件や異世界での自衛隊の反乱と何か関りでもあると考えるべきだろう。


『早いとこ全員倒して先に進むか』


 百体の巨大怪人による侵攻計画を止めなければならない。

 ハンドレッドのリーダーの思考回路はもはや常人のソレとは外れている。組織を売って自己保身に走ったか、あるいは自棄を起こしたか。

 次出会った時にぶん殴って聞き出せばいいかとシノブは拳を向ける。


『あっぐ!? ああ!?』


『一体!? ナニガ!?』


『ああっ!? アアアアアアアアアアアアアア!?』


 三体の怪人に異変が起きた。

 見る見るうちに巨大化、外観も変化。

 本物の巨大恐竜に近い姿になる。

 これでは怪人と言うより怪獣だ。

 サイズも本来の恐竜のサイズを超える全高約50m級の怪獣に変化した。

 それが3体もいる。

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