ハンドレッド編序章その5・結界内部
Side 魔法少女系動画配信者リオ
魔法少女系動画配信者リオ。
長い緑髪に褐色の肌、そこそこ大きな胸。
紫色のとんがり帽子にローブ。
肩や脇、大きな胸の谷間が露出した上半身の衣装に黒のコルセット。
赤いミニスカート。
黒のニーソックスにブーツ。
最近活躍している自称アメコミ系魔法少女とかよりかはデザインは大人しめだ。
ドローンを浮遊させ、実況動画では騒ぎを聞きつけたユーザーの同説数が凄い事になっている。
自動で人の顔には修正が入るが、現場の非現実的な異常な光景はネットの向こう側の人間に届いているとは思う。
「いや、ホントね。日本橋って騒ぎ起きすぎでしょ。今度は一体誰がどんな恨みを買ったやら」
〇配信!! 配信してないで戦いに集中して!?
〇てかマジで何が起きてるの日本橋!?
〇ハンドレッドの怪人が出たっぽい。
〇↑ああ知ってる、並行世界から来た悪のライドセイバー軍団だろ?
〇↑正確には半グレ組織だか、カラーギャングだかな組織だぞ。
〇また日本政府のエグイ陰謀かな?
〇最近の大事件、何かしらの形で日本政府関わってるからな。
などと配信コメント欄は何時も通りだった。
そんなリオは魔法をぶつけて戦っていた。
その傍でヤンキー系女子の藤波 リカが素手で殴り倒している。
何ともシュールな光景だ。
ジャンルが無法地帯過ぎる。
〇てっまさかの巨大化!?
〇デカいデカい!?
〇眼前にいきなり特撮物の化け物が現れる様なもんだ。
〇おや? 日本橋の景色がおかしく? 画像の乱れかな?
「この街の結界が作動させたみたいっぽいね」
〇結界?
〇マジカル単語?
〇何それ!?
〇この街そう言うのあるの!?
〇次から次へと何なんだ!?
〇宇宙人、特撮ヒーロー、怪人、魔法少女の次は結界?
〇日本橋はオカルト都市だった!?
「前の少女A事件の時も作動仕掛けたらしいんだけどね? まあよくある魔法少女物のご都合主義空間よ」
そう言って適当なビルの屋上へと飛んで降り立つリオ。
全体の様子を眺める。
巨大怪人とヒーロー、巨大ヒロインのぶつかり合い。
どうしても周辺の建造物を巻き込んでしまう。
これが現実世界であったならどれだけの被害と死者が出た事だろうか。
〇大丈夫これ?
〇ヒーローに魔法使いいるから大丈夫だろ。たぶん(白目)
〇と言うか巨大ヒロインが現れて巨大化した怪人達と戦ってるんですけど。
「魔法で探知した感じ、表の世界では生身でも大丈夫な人。この世界に来たのは巨大化した相手でも戦えるのが放り込まれたっぽいね」
〇相手巨大化したのに戦うつもりなの?
〇うわ~SNSのトレンドで覗きに来たけど、最近のCGって凄いんだな~(白目
〇これ、CGだよね?
〇日本の警察官って何時からこんな巨大化する化け物と戦うブラックすぎる職業になったんだ(白目
◯AIの動画加工もここまで進んだんだな(すっとぼけ
◯この子の過去の動画のAI診断ツールぶっ込んだけどフェイクじゃなかった時の絶望感よ(白目
などと動画のコメント欄が混沌に包まれた状況になっている。
結界内部では更に赤いヒロイックな剣を持つ巨大ロボ、桜井 あきらことファイターレッドが乗るファイターロボが追加された。
巨大怪人相手に剣で斬りかかる。
〇戦隊ロボ(仮称)キタ——!?
〇王子様系の爆乳美女が操縦する戦隊ロボキター!?
〇SNSのトレンド制覇してた人キター!?
〇サイバーパンクくノ一の人はいないの?
〇いないんじゃないの?→サイバーパンクくノ一。
〇あのギャル〇魔忍ぽい奴か。
〇そうそう、巨大化して戦いそうな感じの子。
などと勝手に盛り上がるコメント欄。
そんなコメント欄を放置してリオはメカニカル、SFチックな、魔法と言うより光線を出しそうな魔法少女っぽい杖を構えた。
「久しぶりの超必殺、ドラグストライク!!」
杖の先端からリオの体を覆うように前面から魔法陣が展開。
そこから飛び出したのは巨大なドラゴンの顔の形となった炎のエネルギー。
巨大化した怪人の一体に着弾。大爆発が起きてそのまま怪人が消滅した。
言ってる間に次々と戦いは決着。
赤いボディスーツのような銀の二本角で赤毛の爆乳ウルトラヒロインの光線技が炸裂して敵怪人は消滅。
赤い巨大ロボ、ファイターロボの必殺剣技の直撃で爆散。
ライドセイバーのガチの飛び蹴りが顔面に炸裂して派手に大爆発を引き起こして消滅。
〇リオもライドセイバーの子も凄すぎひん?
〇リオって強かったんだなぁ……
〇サブキャラなのに突然強キャラムーブするタイプの子ですかね?<リオ
〇ライドセイバーって宇宙犯罪組織の巨大ロボの顔面を蹴り砕いた事があるって聞いてたけど、本当だったとは……
〇フェイクだよね? ですよね?(震え声
「そうだぞ~私って意外と強いんだぞ~♪ もっと褒めて褒めて♪」
などと能天気にリオは褒めるように言う。
そうしてリオ達は元の世界へと戻っていった。




