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ハンドレッド編その20・ハンドレッドの悪魔

 Side 藤崎 シノブ


 =ハンドレッドデビルの体=


 シノブはアイテムボックスから聖剣シャイニングブレードを取り出し、相手の体内に突き立てた。

 最大出力で浄化の魔法を注ぎ込む。

 亮太郎もあの時と同じく二振りの聖剣を突き立てて内部へ浄化の魔法を注ぎ込む。

 

『僕だって!!』


 闇乃 影司は——相手の構成されている細胞が自分と同じものならば——リアルタイムで弱体化していっている相手の細胞を弱らせるぐらいは出来ると考えていた。



 Side ノーブルウィッチ


 =夜・自衛隊駐屯地内=


 障壁を張り、相手の攻撃を防いで皆を救ったノーブルウィッチ。

 北川 舞を通じて作戦を聞き、承諾した。


「作戦は分かったわ。私も浄化の魔法を最大限ぶつけてみる」


 スター・アライアンスのヒーロー、ノーブルウィッチは作戦の内容を理解する。

 体内に浄化、光の魔法を注ぎ込んで可能な限り弱体化させ、この場で持ち得る限りの最大出力をぶつける。

 ノーブルウィッチは銀の杖を掲げて魔法を注ぎ込む。

 宇宙犯罪組織ジャマルの事件では後れを取ったが、今回はそのつもりはない。

 今迄温存していた最大限の魔力を相手へとぶつける。



 Side 天川 マリネ


 =夜・自衛隊駐屯地上空=


「分かった。最大限歌ってみる!!」


 マリネは歌を続行。

 これが最後の山場で、亮太郎の手助けになると聞いてマリネは即決した。

 力の限り歌う。



 Side アルティアスレオナ、火野 エイコ


 =夜・陸上自衛隊駐屯地上空=


 アルティアスレオナも決意を固める。

 空を飛び、両手を相手の体に密着させてフルパワーを注ぎ込む。

 

(私は信じたい!! この星の生命の可能性を!!)


(信じてくれてありがとうな、アルティアス……私もこの場に集った人達の思いを懸けてみたい!!)


 ハンドレッドデビルの成長が止まる。

 徐々にだが体全体にヒビが入っていき、崩壊が始まっていた。

 もがき苦しみ、物理的に排除しようとする。 



 Side リオ、キャロル・アイビリーブ


「成程、そう言う手なら私も!!」


「スターセイバーの力、見せてやるんだから!!」


 リオやキャロルの二人も浄化、光の魔法を最大限で送り込む。

 

〇あの化け物が苦しんでる!?


〇いけいけ!!


〇これで決めろ!!


〇スパチャだらけで真っ赤になってるんですけど!?


〇今どう言う状況か分からないけど、とんでもなくヤバい状況をどうにかしようって言う状況は伝わってる!!


〇頑張ってくれ!!


〇いけぇええええええええええええええええええ!!


〇俺達にもどうにか出来ないのかよ!?


〇もう見守るしかねえ!! 無事を祈ってろ!!


 ネット民も動画を通してその戦いを固唾を呑んで見守る。

 今迄に至る戦いの中でアンチコメなどはなかった。

 


 Side 羽崎 トウマ


 =陸上自衛隊駐屯地=


 突如として現れた巨大な化け物の攻撃で危うく死にかけた。

 だがライドセイバーや巨大ヒロイン、魔法使いが必死に相手を弱体化させているらしい。

 どんどん相手の体が崩れ去り、体の色も赤から灰色になっている。


『ここまで弱体化すれば大丈夫だ!! 此方が退避完了次第、総攻撃で破壊してくれ!!』


 その段階で総攻撃の指示が来た。

ライドセイバー二号、谷村 亮太郎の声だ。

彼の指示通り、退避までの短い時間の間に総攻撃準備を整える。


『退避、安全確認完了!!』


亮太郎のGOサイン。

自分達の機体のマシンでも周囲の安全、誤射への注意などは確認済み。

各々の判断で一斉攻撃が開始される。


 スターレンジャーロボやファイターロボ、宇宙刑事ペアのロボ、デビルベアー団やアークゾネスの巨大ロボも攻撃に加わる。

 トウマ含む1分の1スケールのガンネクス、マシンセイバー軍団も攻撃に参加。 

 巨大戦力は全員参加したと思う。

 

激しい銃火、閃光の嵐。

 200mを超える巨大の怪物が体が崩れ去っていく。

 


 Side シノブ


 =夜・陸上自衛隊駐屯地、廃墟=


 まるで大国の爆撃にでも遭ったかのような悲惨な惨状だ。

 これで犠牲者が僅かしか出てないのを考えれば奇跡である。

 200mを超えた怪物の巨体は粒子となって消えて行く。

 周囲はすっかり戦勝気分だ。


 だがハンドレッドデビルは生き残っていた。


『…………』


『驚いたな。まだやる気なのかよ』


 2m前後の赤い昆虫型のダークヒーロー然とした怪物に近い感じに変化。

 鑑定の結果、ハンドレッドデビル・完全体と言う表記がついている。

 闇乃 影司の特色を色濃く受け継いでいるだけでなく、百枚のデビルズカードの力を制御できるのだとか。 


『ガァ!!』


『チッ!?』


 空中に飛び上がり、周囲にミサイルや砲弾、レーザー、ビーム、プラズマなどを出鱈目に放出していく。

 ちょっと力を消耗した今の自分には少々キツイ。

 今度は超高速移動して襲い掛かって来る。

 負けじとシノブも超高速移動で対応してぶつかり合う。

 二度や三度や十度、二十度を超える衝突。


『消耗しているとはいえ、このパワーは!?』


 珍しいことに押し負けて地面を転がるシノブ。

 フューチャーテックで戦ったメタルビーストとは比べ物にならない戦闘力を感じる。

  

『!!』


 空中に飛び上がり、昆虫の翼膜を広げて胴体から熱線を放つ。


『まずい!?』


 大爆発が起きた。

 その爆発の勢いでキノコ雲が発生する。

 咄嗟に魔法のバリアを張って防ぐも吹き飛ばされてしまう。

 

『ハハハハ!! 凄いなコイツのパワーは!!』


 笑い声を上げて、今度は怪人を次々と産み出す。

 鑑定の結果、デビルズカードの怪人だ。

 元のカラーから赤味掛かっていて、多種多様の怪人を産み出していく。

 

 いや、その前に——


『お前!? まさか赤霧か!?』


『ああそうだ!! お前達の頑張りの御陰でこうしてこの体を制御する事が出来た!! 感謝するぜ!!』


(まずいな……コイツを逃したら大惨事になる)


 最後の最後でとんでもない化け物が現れたと心の中で愚痴るシノブ。

 一斉に怪人達が襲い掛かって来る。

 空中を飛翔し、飛び掛かる様な一斉攻撃。

 テレビや映画に出て来る再生怪人、上級戦闘員扱いとは違う、一体一体が強くなっている。

 再生能力まであるようだ。


『チッ!! 本当に厄介な!!』


 ここで怪人が二体纏めて切り裂かれ爆発。


『リリナ、レッカか!!』


 リリナは『お待たせしてすみません!!』、レッカは『待たせたな!!』と言って二人はレーザーブレードで果敢に怪人に斬りかかる。


『ヴィクトリースラッシュ!!』


 ここでファイターレッド、桜井 あきらがVの字に敵を剣を斬り裂く。


「私もいるよ!!」


 と、ここでスターセイバー、キャロル・アイビリーブが光の光弾を広範囲に撒き散らしながら周囲の怪人に攻撃をする。

 それでも生き延びた怪人を今度は——


「正真正銘これがラストバトルってね!!」


 今度はリオが雷の魔法で広範囲に焼き尽くす。


『短いようで長く感じる戦いだった。私も付き合おう』


 と、ここで等身大サイズのアルティアスレオナも戦いに参加。

 勢いよく炎を纏った飛び蹴りをかまして敵を吹き飛ばし、光線技でトドメを刺す。


『今度は僕が!!』


 上空を白と赤のオープンカーが飛ぶ。

 そこに乗っているのは闇乃 影司。

 ライドセイバー3号。

 車は自動操縦にしているのはハンドルを握らず空を飛んでいる。

 上空から広範囲に、巨大な落雷が降り注いだ。


『セイバーZ!?』


 続いて現れたのはライドセイバーZ。

 複数体に分裂し、空中に何十枚もカードを展開、それを潜り抜けながら敵にホーミングして必殺の蹴りを放ち敵を爆散させる。


『私もいるわよ』


『そう言うワケだ』


 ライドセイバーフェザー、黒川 さとみ。

 同じくライドセイバー、黄色い虎のようなライドセイバー。平成ライドセイバーシリーズ代3作目、偃月刀を武器に戦うライドセイバー白虎。

 小柄な黒髪ツインテールの少女綾瀬 リリが戦う。


「ミーもだヨ~」


 と、場違いにも程があるジェイミー・ゴードンも来てしまったようだ。


『私の歌が力となるなら——』


 そして空を飛びながら歌を歌うメカ少女、天川 マリネが歌を歌う。

 するとどうだろうか。

敵の動きが鈍く、苦しそうで見るからに弱体化していく。


『お待たせしたね。皆が頑張ってくれたから被害は最低限で済んだよ』


 亮太郎、ライドセイバー2号が現れる。

 此方も消耗しているがまだ戦えるようだ。


『ぞろぞろと湧いてきやがって!! 卑怯とは思わねえのか!?』


 愚痴を吐きながら背中から全方位にミサイルを発射する。

 狙いが雑なのか彼方此方で大爆発が起きた程度で済んだ。


『巨大化怪人百体の物量作戦で大量殺人しようとした人間の台詞とは思えないね』


 亮太郎は当然と言えば当然の返しをする。

 赤霧 キョウマだけではないが、彼はそれだけの事をやったのだ。

 この少年の論法は今更通用しない。


『皆に強化魔法を掛けよう』


『はい!!』


 亮太郎の指示通り、シノブは皆に強化魔法を掛ける。

 本職には及ばないがそれでもこの場に居合わせたヒーロー達には十分すぎる程の大幅なステータスの上昇が入る。

 経験済みのリリナや闇乃 影司は頼もしさを感じ、未経験のレッカやあきら、キャロルにリオ、さとみにリリ、ジェイミーにマリネなどは困惑する。

 だが困惑も一瞬、やるべき事は分かっている。

 マリネが歌を歌う事で大幅に弱体化——シノブと亮太郎の強化魔法が上乗せされ、その効力も強化されている。


『これなら!!』


『ああっ!! やれる!!』


 レーザーブレードの出力が増加し、次々と敵を切り捨てていくリリナとレッカ。

 

『これなら!! ファイターナックル!!』


 右腕の拳を真っ赤に燃やして腹部に一撃。

 怪人が爆散させるあきら。


『私も!! 必殺!! スタァアアアアアアアアアアアキィイイイイイイイイイイイイック!!』


 片脚に魔力を込めての光り輝く飛び蹴りを相手の胴体に炸裂。

 勢いよく炸裂させる。


『私も行くよ!! ライトニングストーム!!』


 リオは雷の嵐を巻き起こす。

 嵐に巻き込まれた敵は次々と爆散していく。


「Excellent!! 皆凄いデスネー!!」


 と、ジェイミー・ゴードンも二体纏めて片手で投げ飛ばし、空中で二体の後頭部を両手で掴んでそのままヘッドクラッシャーの要領で地面に叩きつけた。

 命名するならダブルヘッドクラッシャーだろうか。


『私も必殺技!!』


 さとみは手に持ったレイピアのカード装填部に必殺技カードを装填。

 跳躍し、大きな白い鳥型のオルタモンスターが背中に合体して空中に飛翔。

 加速がついた飛び蹴りを放つ。


『じゃあ私は変則技で!!』


 リリはカードを装填、必殺技カードではなく、斧に相手を氷漬けにするカードを装填。相手を氷漬けにしてそれを飛び蹴りで砕いた。


『これで決める』


 ライドセイバーZはカードを装填。

 赤いカブトムシ型の戦士、ライドセイバービートに変身。

 続いて時間加速状態になる。


『舐めんな!?』


 対するハンドレッドデビルも超加速状態に突入。

 超高速でぶつかり合う両者。

 勝ったのは——


『クッ!!』


『ハハッ!! いいぞ!! 徐々に力がまた上昇して行っている』


 超スピード同士の激突で勝利したのは赤霧 キョウマだった。


『僕の能力でパワーアップしていっているのか……』


 その事に気づいたのは闇乃 影司だった。

 同じ能力を持つ者として分かる事はあるのだろう。


『一気に決めよう』


シノブの言葉に『ああ』と返す亮太郎。


『何度来ても同じだ!!』


 今度はシノブと亮太郎、二人掛かりでの超スピードのぶつかり合う。

 硬い者同士がぶつかり合う音が響き渡る。

 度重なる超スピード同士の激突。

 居合わせた他の人間、駆けつけた人々も様子を見守る。

 リオの動画配信を見守るネット民もこの最終決戦をじっと目に焼き付けていた。


〇目で追えない程に早いんですけど!!


〇三人とも人力タイムライド中!?


〇パワーインフレがエグいバトル漫画かよ!?


〇この超スピードじゃ人数がいても全滅させられるだろ!?


〇速すぎぃ!?


〇ライドセイバーに懸けるしかねえ!?


 ネット(リオの配信)のコメントはエグイ速度で流れていく。

 皆戦いの行方に戦々恐々だ。

 勝者は——


『ハハハハハ!! その程度か!!』


 勝ち誇る赤霧 キョウマ。

 ライドセイバーの二人は構えるが少なからずダメージを受けている。

 その結果に誰もが軽く絶望を覚えた。


『なっ……あっ……』


 だが赤霧が様子がおかしくなっていた。

 

『なっ、何が起こっている!? 俺の体が……あっ、ぎっ、ぎぎっ!?』


『赤霧 キョウマ、お前は急激に強くなり過ぎたんだよ』


『なっ!?』


 シノブの説明に耳を疑う赤霧。

 

『徐々にパワーアップしていく能力は確かに強い。最強かもしれん。だけどこの短時間で急激に強くなって体が追い付いていないんだ』


『そ、そんな馬鹿な——』


 闇乃 影司も同様の弱点を抱えていた。

 だからシノブも、亮太郎も気づけた。


『それに君の再生能力と急激なパワーアップが追い付かず、逆に弱体化している』


 追い打ちを掛けるように亮太郎も説明する。

 急激な破壊と再生、パワーアップ。

 後先を考えない力押しの戦闘。

 再生の限界を超えて、エラーを起こしたのだ。  


 赤霧 キョウマは知る由もないが、二人は体内のエネルギーの流れを操作して自滅する様に仕向けたりもしている。

 魔法全能な異世界ユグドでは効果的な闘法で亮太郎とシノブは多用していた。


『終わりにしよう』


 シノブと亮太郎は空中を飛ぶ。

 二人とも金色に輝き、足が光り輝く。


『ま、待て!! 俺を殺すつもりか!?』


 咄嗟に命乞いをする赤霧 キョウマ。

 二人はセイバーキックの態勢に入る。

空高く跳躍。

クルクルと車輪の様に勢い良く前転を繰り返し、月面を背後に飛び蹴りの姿勢。

 そこからまるで閃光のような速度で赤霧目掛けて落下。

 弾道ミサイルでも着弾したかのように大爆発が起きる。



 Side 藤崎 シノブ


 =夜・陸上自衛隊駐屯地=


 やっと終わった。

 リオの配信に勝手に入り込んで勝利宣言しておいた。

 赤霧 キョウマは悪運が強いのかまだ生きていた。

 闇乃 影司の手でただの人間に戻され、残りの一生を普通の少年として牢屋で過ごす事になるのだろう。

 無罪放免にするには罪を重ねすぎている。

 

「やっと終わったわね」


「さとみか」


「もうクタクタ。頼れる男の人と一緒に夜を過ごしたいな」


 と、さとみは直球気味な物言いをする。


「それよか怖くなかったか? 大丈夫だったか?」 


「怖かった。何度も死ぬ思いした。もう会えないかと……思った……思ったんだから!!」


 と泣き続けるさとみ。

 亮太郎の方もリリやマリネに胸貸している状態だ。


「ハッピーエンドな状況に入るのは構わないけど、この後不順位性行為するとか考えてないでしょうね?」


「先生、いたんですか?」


 愛坂 メグミが駆け寄って来る。

 服装はボロボロ。

 まるで戦場からようやく安全地帯に戻って来たかのような身嗜みだ。


「ええ、何度か死ぬかと思ったわ。他のクラスメイトも全員無事よ。若気の至りだか何だか知らないけど——まあ死ぬ程怖い思いしたんだし、そこら辺は大目に見てあげましょうか」


 そこで「ただし」と付け加えてメグミはこう言った。


「教師として不純異性行為はダメですからね? そりゃその気になれば面倒は見てあげらるんでしょうけど、せめて彼女を安心させられるようにしなさい」


「はい、先生」


 苦笑してシノブは返した。

 よほど怖かったのか、さとみはシノブと離れようとしない。

 亮太郎の方も大変だ。


「で? どうすんだリリナ? 愛しのシノブは独占されてるけど?」


 長い赤毛のパンクファッションのヤンキー風爆乳美女、火渡 レッカが相棒の白いショートヘアのこれまた爆乳のカジュアル系ファッションに身を包むリリナに「シノブはこのままでいいのか?」と疑問を口にする。


「そう言うレッカだって亮太郎と何だかんだで気が合うって言ってたじゃない」


「いや、まあ。悪くはないかな? とは思うけどさ……」


 と、照れ臭くなるレッカ。


「そう言えば二人とも誰なのかしら?」


 人懐っこくキャロルが寄って来る。

 露出度高めの私服姿だ。

 後に続くように「僕も興味あります」と桜井 あきらもやって来る。

 たちまち女子会のような雰囲気になった。



 Side 北川 舞

 

 =夜・自衛隊駐屯地敷地内=

 

「駐屯地は壊滅したが、戦いの規模を考えればこの程度でよく済んだな」


 一人北川 舞は思う。

 キングライオスは流石にガーディアンズに身柄を確保させてもらったが、警察や自衛隊、公安の顔を立てる形で赤霧 キョウマの身柄は彼達に任せた。

 

 ネットは大炎上、大盛り上がり。

 まるで世界が終わったかのような大騒ぎだ。

 

 今はそれよりも自衛隊の駐屯地での事だ。

 まだ日本橋と自衛隊駐屯地はゲートで接続したまま。

 戦闘員の残骸などが彼方此方に残っている。

 戦いの規模が規模だ。

 遺体があったとしても一部でも見つかれば奇跡だ。

 とても極軽微に終わったとは思えない。

 それでもあの二人、藤崎 シノブや谷村 亮太郎は犠牲者が出た事に心を痛めるタイプだと思う。

 闇乃 影司もそうだ。


 味方の手助けを否定はしないが、犠牲が出るぐらいなら自分達でと考えてしまう典型的なお人好しだとも想像する。

 一方で自分達だけでの限界も分かっているだろうと予測するが。


(これを機会に交流の場を増やすか)


 ガーディアンズやスター・アライアンスをほっぽり出す真似は出来ない。

だがシノブと亮太郎との交流、親交を深めるのも大事ではある。

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