第1章、帝王会議、コルトベラン
あらすじ、不確定物質回収から戻り、かなり遅れて帝王会議、に参加したナルズとリオン、他の帝王から怒られつつも総司令のダースより、新たな不確定物質回収を命じられるが・・・
(数時間後、帝王拠点、フルグランズ、第7層、トラズ会議室では)
「全く、招集したくせに、一体、どれだけ、待たせるつもりだ」
「落ち着け、怒りの帝王、ドング、ナルズとリオンは、不確定物質回収に行ってくれているんだ、遅れるくらい、仕方ないだろ」
「お前は、甘いなぁ、優しさの帝王、シャーリン」
「ドング、お前は、怒り過ぎだ」
ガチャ「すまない、遅れた」
「遅い、我を待たすとは、いい度胸だな」
「あらあら、二人とも、お帰りなさい」
「うぅ、シャーリン、我の調子を崩すなぁー」
「だって、帰って来たら、お帰りなさいでしょ?」
「怒っているのに、そこに優しさが入ると、調子が狂うんだよ、はぁー、なんか、狂ったから、もういい、それより、会議を始めようか、他の帝王が退屈そうだ」
「ん、やっと、終わったか、喧嘩も見どころがあると期待していたがなぁ」
「見所なんてあるかよ、喧嘩が、好きだね、堕天使帝王、スルグ」
「では、お待たせしました、これより、帝王会議、コルトベランを開催します、まずは、招集命令を受諾してくれた帝王様をご紹介します、まず、不敗歴0全て全勝の帝王、戦帝王ナルズ様、獣でその名の隣には出る者は居ない、獣帝王、リオン様、怒りを表にだせば、制御不能、怒りの帝王、ドング様、優しさに包まれれば、皆幸せ、優しさの帝王、シャーリン様、堕天の世界はこの地の裏側、そこの住まう天使、堕天使帝王、スルグ様、万年眠る者、どんな夢を見るのか、睡眠帝王、ナーシャ様、以上、六名」
「それで、議題は何だい、総司令帝王、ダース様」
「うむ、まずは、これを見てくれ」
「ん、各地点に赤い丸があるね」
「この赤い丸は、異変が起きていて、今も異変が起き続けている所だ」
「ふーん、異変の原因は分かっているのか?」
「あぁ、不確定物質ではあるのだが、今回は生物型なんだ」
「な、せ、生物型、もうそれって、不確定物質じゃなくて、不確定生物じゃん」
「あぁ、それでまずは、霧の生物、ミルグの捕獲だ」
「・・・・」