第一章俺!誕生!!!(ボク、カー君!こんごともよろしく~)
我帰還せり!
いやぁ寿命が縮まるかと思ったよ、ちゃん!。
こちらとら赤ん坊だぞ!腕力も無けりゃ、逃げる為に二足歩行どころかハイハイもできない!
おまけに頼れる母上様は錯乱して、わけもわからず俺を撫で回す始末。
うん、負けイベントです本当にくそ食らえだコンチクショー
ほんっと助かったのは全てボクのおかげだよありがと~
『わ~いほめられた~』
もう大絶賛だよ、ボクがあんな即死級の魔法をポンポン射てるだなんて。
『え~とね~おね~ちゃんといっしょになったからうてた~』
んん?お姉ちゃん?ああ!あの人か。確か光源のって
『は~~い光源のおね~さんですよ~光の扱いでお株を奪われちゃった役立たずですよ~』
めっちゃ落ち込んでる!!
お姉さんがいなかったら俺たち助からなかったしめっちゃ感謝してますよ!
『おね~ちゃんボクとママを助けてくれてありがと~』
『うう~お役に立てたのならいいのです』
よかった、機嫌なおってくれた。
とりあえずお互い自己紹介といこう、やっと落ち着けるし。
『お~』
『はい』
まずは言い出しっぺの俺から。
……の前にお姉さんは俺のこと知ってるってことでおk?
『はい。というより、愛しき子タクオがこちらの世界に渡るときのパーティーに私もいましたよ』
マジで!?ってことはお姉さんも写生を?
『………はい』
『う??』
………
はいはいはい!切り替えて。
ボク、俺の名前は富木拓夫。
名前がタクオでフギが元家名だよ。
今はカーシン・ブキガスキー・ジュニアって名前だね。
『う~?ふたつもなまえがあるの~?』
両方とも大事な人からもらった名前だからね~
っで?ボクの名前があったら教えてほしいかな~
『カー君!』
へ?
『ママがボクにカー君ってよんでくれたからボクはカー君!』
え~っと?
………そうだね、よろしくねカー君。
『うん!よろしく~タクオにぃ~』
たっ!拓夫兄!?
『うん!』
えっとね、何で俺が兄さんなのかな?
『う~?ボクはみず~みでめがさめたの~』
湖で?
『うん!ふわふわつかまえたら。ポン!ってでた!』
あ~湖で漂っていたあの毛玉ぽい奴か。
『え!?まさかマナ溜まりを手に取ったのですか!?』
ええまぁ。ところでマナ溜まりって何ですか?
『何と言うこと!!お体に異常がありませんか?痛いとか意図したところが動かないとか!!!』
え?特に何もないっすが。
『う~ん、ボクがまほ~うつまえに、あたまとしんぞ~のまほ~ろがこわれそ~だったよ。まほ~つかったらおさまった~』
『魔法路が!?失礼します!』
え!?なになに??魔法路ってなに?
あひゃ!あひゃひゃひゃ!くすぐったいっすよ!
『くすぐった~い』
『………危険は無いようですね、むしろ常人より強固な魔法路が形成されてます。怪我の功名となりますが、普通なら頭や心臓が破裂してもおかしくない事態ですよ!しかも今の愛しき子は乳児です!!!今後は私が目を光らせるゆえ、どうか無茶なさいませんようにしてください!』
はっはい!ご心配かけてすみません!
『ふえ!ごめんなさ~い!』
どれ位ぶりだ~怒られたのは。
『グスン。ボク、はじめて~』
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え~とマナ溜まり?っての掴んだせいでカー君がうまれたんよね?
『うん!こう、むわ~っててからからだぜんぶにマナがはいってきたの』
うんうんそれからそれから?
『あたまにマナがぎゅぎゅ!ってなったら、タクオにぃがにゅるっとわかれて、ボクがポン!ってでたの~』
………どゆこと!?
『察するに「ぎゅぎゅ」はマナの過剰摂取による魔法路の暴走による神経痛だと思われます。愛しき子タクオはマナの扱いや魔法の行使といった耐性が無く。精神の負荷に耐えられず、愛しき子カーを生み出したと考えます』
生み出したって、しかも「にゅる」と「ポン」って俺はアメーバですか!?
まだ疑問がある。
鳶が鷹を生んだわけでも無し、俺から魔法センス抜群のカー君が出てきたとは到底思えんのだが。
『う~、ボクはさいしょっからタクオにぃといっしょにいたよ』
パードゥン?
『ボクたちは、パパとママのこどもとしていたんだけど、タクオにぃがはいってきて。そしてママからうまれたんだよ~』
ん?
んんん??
お姉さん解説頼む!
『はい、これも仮説ですが。転生する際、産まれる直前の愛しき子カーシンには、既に愛しき子カーの精神が存在していたと考えます。そしてマナ過剰摂取で別れようとした愛しき子タクオの無意識が愛しき子カーの精神と交わる事により、今の愛しき子カーのように変化したと考えます』
なっな~るほど。
細胞分裂中に核であるカー君といっしょになっていまに至ったみたいな?
ってガチでアメーバじゃね~か!?
あと魔法センス抜群の説明になって無い!
『それは、元の愛しき子カーの精神がエルフだからかと』
はい?え~、あ~。
エルフの母上様とドワーフの父上様の子供だから、元からエルフとしての精神がいたって訳か。
ん?ドワーフとしての精神はいないのか?
『いるよ~』
いるんかい!?
全然反応無いけど、ドワーフの精神はカー君みたいに俺とフュージョンしてないの?
『してるよ~』
ん?ならなんで反応がないの?
『いたいのいやだからおしつけた~』
………ゑ?
『はんのうがない、ただのしかばねのようだ~』
…………………おね~さ~~ん!助けてくださ~~~~い!!!
『わっ分かりました!!!』
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あのあと、めっちゃ魔法かけられた。
後はドワーフの精神の回復力次第。
『話は戻りますが。私は光源のマグノリア、愛しき子の守護者として降りてきた者です』
切り替えはやいっすね。
えっと、詳しく聞いていいですか?その守護者と儀式のこと。
『畏まりました。まずはどこまでご存知かお聞きしても?』
ぜ~んぜん。
『わかんな~い。ママがおね~さんをだいせいれいだ~っていってたくらいかな?』
あ~言ってた言ってた。
『んん!それは勘違いなのです。まずこの儀式は我らが子孫、エルフを人間や魔物に対抗するため降り立ち、守護するもの。決して精霊ではありません』
ん~と、二つ質問があります。
『何なりと』
一つ目は降り立った貴女は何者なのか。
『私はこの世界の聖職者だった英霊。今は例の件で使徒となった者です』
………ようするに神様候補か代理ってことか。
『はい』
全てのエルフに一人いるの?
『いいえ、才気あるエルフか英霊の一族の者につきます。その他のエルフは恩恵を賜るだけです』
恩恵?加護とは違うのですか?
『恩恵はその者の素質にあった技能と魔能を修得しやすいようにする。加護は実力ある神格者がその力をもって守護をする、または貸し与えるというものです。言い換えますと、恩恵は補助で加護が保護となります』
な~るへそ。
『ボク、ちんぷんかんぷ~ん』
大丈夫だ、無問題。俺もなんとなくだから。
『むぅお~まんた~い』
二つ目なんだけど、何で精霊だと勘違いされてるのか。あとこの世界に精霊はいるのか。
『んんん!これをお伝えするのはかなり恥ずかしいのですが。まずこの世界に精霊なるものは確認されてません。ですが我らエルフは我々のことを精霊と勘違いする理由がありますが。出来ればこれぐらいでご勘弁いただければと……』
え~とね、たぶん後で同じ事聞くと思う。今吐き出した方が楽だと思うよ。
『しょ~こはあがってるだぞ~ぜんぶはけ~』
『んっん!!たっ確かに、でっではエルフが我々を精霊と勘違いする理由なのですが………』
『こきょ~のおっかさんがないてるぞ~』
はいはい、カー君ちょっと黙ってねお姉さん頑張ってるんだから。
『えっエルフが使う魔法は主に精霊魔法というものでして、個々で適正のあった属性の精霊を出して攻撃するものでして………その精霊は、名を馳せたエルフが使っていたものを模したり、流行などで度々変えたりしてました』
精霊魔法に流行って何かちがくね?
まるで自由に精霊をカスタム出来るみたいに。
『まったくその通りです。ですが、名を馳せたエルフは祭り上げられ後世に残されていき、件の模倣された精霊が精霊魔法の本質を象徴やファッションのように変えていきました』
う~ん。その象徴がお姉さんと似てたりとか?
『~~っ!然り!!』
あ~うん。そりゃはずい上に勘違いするわけだ
『ちゅ~にびょうってやつなんだね』
やめてあげなさい。お姉さんのライフはレッドラインよカー君。あとすこし違う。
『しかも私に似せた精霊魔法の使い手も大成するし、精霊信仰とか作ってそこの御神体に祭られたり、それで私似や他の英霊の精霊魔法が増殖するし、「三代目聖女マグノリア!」って痛い詠唱という名の賛辞を送られる私の気持ちわかりますか!』
お、おう。
『それを誉れという英霊や使徒の方もいるし!呼ばれない方から愚痴をグダグダ聞かされるし………もうやだ』
おね~さ~~ん!かえってこ~~い!!
聞いた俺が悪かった!だから暗黒面に堕ちないで~~!!
『こ~ほ~こ~ほ~』
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『大変ご迷惑をお掛けしました……』
ああ、うん。
本当ごめんね。
お姉さんが何者なのかとか色々わかったから、今日はこの辺にしよう。
ぶっちゃけ疲れた。
『すぅ………すぅ………』
カー君も寝ちゃった。俺も寝落ちします。
『おやすみなさい、愛しき子』
ドワーフ「このドチビ!!!起きて早々の激痛はお前のせいか!!!」
カー君 「だって痛いの嫌だったんだもん」
ドワーフ「ならタークォンに押し付けてしまえばよかったろうが!」
カー君 「タクオ兄だったら確実に死んでたし他にやりようがなかったんだもん」
拓夫 「本当あざまっす」
ドワーフ「ぐぬぅ!!ワシが死ぬところだったわ!」
二人 「生きてんじゃん」
ドワーフ「酷すぎる!!!」




