第一章俺!誕生!!!(乳児無双)
相変わらず母上様は壊れたラジオみたいに俺を撫で回してる。
落ち着いてほしいが魔法で治そうにも妨害が入る。
妨害してるのは俺………
というかさっきから聞こえる子供の声が原因らしい。
うん、訳ワカメ。
とりま子供の声とコンタクトをとってみる。
もしも~しボク~、君はだ~れ?
『ママ~ママ~』
うん、母上様に撫で回されて喜んでる。
会話が成立しねぇ~
ガサ
ワッツ?何か音しなかった?
ガサガサ!
んん!?草むらから何か来る!?
そういえばここに動物がいないのはなぜ?普通なら絶好の水呑場じゃん。
『この湖は神界と繋がりやすいようにマナが集まる場所。長い年月放置されていたため、他の生物には有害となるほどにマナが溜まっていました』
なるへそって!俺たちは大丈夫なの!?
『………』
ー危険 早急 到来 必須ー
ガッテム!!!
今は!?母上様がおかしくなったのはそのせいでは!?
いやいや落ち着け富木拓夫!草むらがゆれ、動物の気配もある。
となれば、ここに充満するマナたる毒はその効果は無いと見て良い。
『マナは毒では無いのですが~』
さてはて、毒で死ぬことは無いとして。
その毒がなくなったこの湖に動物たちが来そうな理由ってなんだ?
『動物、というより魔物ですね。彼らは少なからずマナを補給する必要があります。自身の強化、成長、補給など』
有りすぎたんでしょ!ならもってきゃいいじゃん!
ってそれができない理由って………
きたねぇ花火みたいになるとか?
『………』
ー是ー
あっっっっぶねええええぇ!!!
バサッ!GAAAAA!
やっっっっべええええぇ!!!
熊がでた!無駄に腕の多いい熊がでた!!!
『ゴウカイベアーですね。ここのマナが狙いな様子』
いやいやいや熊の説明とかはいいから!どうするよ!?こちらとら赤ん坊と壊れたラジオだぞ!早急に母上様には正気に戻ってもらわなくちゃ!加護さん、もう一度魔法をお願い!
ー了承 対象エリトイーア 精神安定魔法『リフレッシュ』 使用ー
『ヤ、ママにもっとナデナデされたいもん』
ー妨害 不発ー
ちょっと!!?今そこに熊がでたの!すぐに母上様に正気に戻ってもらわないと食われるぞ!頭からパクって食われるぞ!母上様に会えなくなるぞ!!!
『むぅ~会えなくなるのヤ~』
だから邪魔しないで!お願いだから!!!
GUAAAAAAAA!!!!
ひぃ!!こっち来た!!!
『邪魔しないでよ!』
カッ!!ビーーーーーーム!!!
ズズゥン!!!
ええええええええええええ!!!???
なにこの子!?手を熊に向けたらビームを射ったよ!?
ビームで熊の頭を消し飛ばしたよ!?
バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!
お代わり入りましたーーーーーああああ!!!
『皆邪魔~!』
カッ!!ドドドドドドドド!!!
今度は光の雨を降らせた!!!???
出てきた奴かたっぱなしに急所要所を攻撃してる!!!
うっっわこの子ツヨスギ……
「うそ……カー君が攻撃魔法をうった?しかも光の魔法??」
このタイミング!?
まぁいいよ、正気に戻ったならもう大丈夫だ。
「え?でも…うんでもでもあー!う!あわわわわわ!」
うを~いまた錯乱した~!しっかりしてくださ~い!
『ママはボクがまもる~』
カッ!カッ!カカッ!!
うわ~お問答無用で出てくる動物達を倒しまくってる~
『たっのし~~!』
ドドドドドドドド!!!
このままじゃ生態系が滅茶苦茶になるな。
なぁ加護さんあんたに転移の魔法とか使えない?
『無理です~私の光源の範疇を越えてます~』
光だから出来ると思うけど。ここと街に光で門を作って、繋げるって感じで。
『無茶苦茶です!無謀です!荒唐無稽です~!!』
『こんな感じ~?』
『っぁ!!!???』
おお!!光の門の先に家が見える!グッジョブだ!!
加護さん!俺と母上様を抱えてダイブ!!
『もうどうにでもなれです!』
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その後、無事街に着いた俺たちは。街の人や飛んできた父上様に保護されて帰路についた。
エルフ 「あの時は楽しかった~」
ドワーフ「こやつの無茶苦茶っぷりはこんときからだったか」
拓夫 「仕方ないじゃん、俺攻撃手段持ってなかったんだもん」
ドワーフ「一番おかしいのはタークォンだと自覚せんか!」
二人 「………」
ドワーフ「なぜそこで黙る!?」




