第2話 やり過ぎた?
「さて、どうするかな
見えてはいるけど距離が結構あるし行っても間に合いませんでしたじゃ意味がないし」
そう言ってアキは少し考える。。
ぱっと見で1㎞は離れているし普通に行けば時間が掛かってしまう、実際に襲われているならば一刻を争う事態の筈だ。。
「強化すれば間に合うよな『身体強化:30%』」
アキが唱え身体強化の魔法を発動した瞬間に身体を赤い光が淡く覆っていく。
アキは魔法が発動したのを確認して脚に力を込めて地面を蹴り込んだ
その瞬間に地面が抉れ土が舞い上がりアキの姿が消えていた。
そして消えたアキは叫び声の主の前に立っていた。
「やぁ、初めまして」
アキはニッコリと笑い声の主の女性に声を掛けた。
声を掛けられた本人は先ほどまで叫んでいたのが嘘のように口を開き呆然とした顔をしていた
それも当然の反応である、実際に危機的状況で一瞬の内に目の前にフードローブを被った人が現れ笑いながら挨拶をされれば人間フリーズをかます。
アキはそんな女性をほって話し出す。
「君の叫び声が聞こえたから来てみたんだけど大丈夫??」
そう言われた女性はようやく頭の回転が追い付き話し出した。
「お願いします、助けてください!あの人達が行きなり襲ってきて」
女性に言われて見た先には男が四人馬に跨がり此方を睨んでいた。
「おいおい兄ちゃん格好つけるのはやめときな
今なら見逃してやるからさっさと消えな。」
アキを見た一番前の男が言い放った。
それを聞いたアキは慌てもせずえ女性に向かって尋ねた。
「んーあなた達が悪者で間違いは無さそうですねぇ、一応聞きますけどこういう場合は生け捕りしなければいけないんですかね??」
「いえ、街の外で襲いかかって来たなら返り討ちにしても問題ありません」
聞かれた女性はアキにそう答えた
「そうですか、なら加減しなくていいですね」
アキと女性が会話をしていると男達がしびれを切らして叫んできた。
「お前ら状況わかってんのか?!
んな一人助けに来たくらいでどうにかなるわきゃねえだろうが!!」
普通に考えれば男の言っている事はごく正論なのだがアキには関係がなかった。
男が言い終わった瞬間アキが唱え出した
『小さな火球 (プチフレイムボール) 並列発動×4』
唱え終わるとアキの前にはバスケットボールサイズの火球が4つ浮かんでいた。
それをみた男達は慌ててさけびだした
「お前、魔法使いか!!」
「やべぇ!!」
「魔法使いになんかかてるわきゃねえ俺は逃げるぞ!!」
一人の男が逃げようと背を向けた時、アキが言い放った。
「逃がすわけがないでしょう?」
そう言いながらアキが腕を振ると火球が一斉に男立ちに向かい飛んでいき直撃した。
男達は一瞬にして炎に包まれ苦しむ間もなく炭となり消えていた。
それを見てアキが一言
「あっ、やっぱ魔力込めすぎた」
静寂の中にアキの間の抜けた声が響いていた。
さて書いてみたは良いのですが会話やらムズすぎます( ´_ゝ`)
次話は初遭遇の女性とのお話にする予定です。