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プロローグ
不定期になると思いますのでご了承ください
その日僕らの世界は滅びた
黒い雲に包まれた空
崩れゆく建物
裂けていく地面
あちこちから上がる悲鳴
僕らは逃げていた。どこへ行けば助かるかも知らずに
「なんでっ、急に、こんなっ…!」
すでに息も絶え絶えだったが走っていた
「まだっ、死にたくなっ」
足下の亀裂に引っかかり倒れる
立ち上がろうとしたとき回りが暗くなった
上を見ると大きな瓦礫が降ってくるところだった
瓦礫に潰される刹那声が聞こえた
そちらへ顔を向けると1人の少女が立ってた
そして僕は瓦礫の下敷きになった