迷子の子犬 〜事件解決編〜
登場人物 横島一樹:探偵、香川紀子:草刈の妻、警部
草刈さんの事件を解決しなくては…。
少し焦っていた。
もう事件が一ヶ月経っているのだ。
新聞でも読むか。
ん!?
草刈さん殺しの犯人が、捕まったって書いてある。
そんなあ。せっかくこれから調べようと思ったのに。
ピンポ〜ン
横島
「はい。」
香川
「兄さんの事件解決したんでしょう?」
横島
「ええ。今開けます。」
香川
「すいませんが、警察署に来てくれません?」
横島
「何故俺が行くんですか?」
香川
「とにかく、来て。」
横島
「分かりました。行きます。」
正直、興味あった。
犯人がどんな奴か見たかった。
ながら警察署に着いた。
香川さんは、急いで署内に行った。
警部
「あなたは?」
香川
「草刈の妹です。」
警部
「お入りください。」
居た!あいつだ。
うわ!前に妻に浮気された男だ。
香川
「苦しむがいいわ!」
香川さんは、見たこともない顔で罵った。
香川さん、コワイ。
警部
「妹さん、落ち着いて。」
香川
「行きましょう、探偵さん。」
横島
「え!?ちょっと待ってくださ〜い。」
探偵って、大声で言わなくてもいいのに…。
仕方なく追い掛けた。
横島
「香川さん、速いですよ。」
香川
「情けないわ。」
香川さん、性格変わったの?
香川
「あなたの秘書に立候補します!」だって!?
香川
「頼りないですから、私のような東京大学卒のエリートがやってあげます。」
急に自慢!?
香川
「隣に住んでて正直、いい加減早く出世しないのかと、ずっと思っていたの。」
俺の話も聞いてくれ〜。
香川
「草刈の兄なんて、嘘。」
はぁ!?
香川
「適当に言っときゃ、警察は信用するの。」
え!?
香川
「だからお願い、雇って。」
断ったら何を言われるか分からない。雇うしかなかった。
香川
「助かった。」
結局、俺の話を聞いてくれなかった。
そういや、急にお兄さん何て言うから、前に夫だって言ったから不思議だと思った。
いや、納得いかない。
そう思った。
後から分かったのだが、何故草苅さんは、香川さんを親戚と勘違いしたのかは、草苅さんは、記憶喪失だったそうだ。
こんなわけで、香川さんを秘書にしたというか脅されというか、訳の分からないまま事務所を続けることになった。
迷子の子犬編 完
ていうか、子犬関係ないじゃん。
終。
読んでいただき、ありがとうございます。次回は、香川に危機が!?